科学で魔法を始めよう 作:ロイ
原作二年前
N.C 02
アルビオンでレコンキスタが蜂起。ゆっくりと勢力を拡大しつつある。クロムウェルの代わりにどっかの名も知らない司教が盟主をしている。アルビオン王宮はまだこれをそれほど重視していない。
それなりの情報通のマザリーニはレコンキスタの違和感(交渉した貴族全てを下した)を危険と感じ、ガリア、若しくはゲルマニアと同盟を結ぼうと考えている。しかし、ここで凄くやばい事態が発覚する。婚姻には男と女が要る。女はアンリエッタしか無いので置いといて、国外で妥当な男が居ない。ガリア王は既婚、王子は居ない。ゲルマニアは女王で王族でなんとか割り込めそうなのはギナしかいない。ロイは女王の相手だと考えられてる。しかしギナは未だにクルデンホルフの提案を拒否していない。マザリーニの悩みは更に増える。
こんな時にマリアンヌはラグドリアン湖でパーティーを開きたいと言い出した。国家予算的に駄目だが騒ぎたい貴族が多すぎた。前王が亡くなって以来楽しい事が全くなかったのでしょうがなく開く事になる。
パーティーは護衛にラウンズが全員出動した。順当に考えてジョゼフの護衛はシェフィールドが妥当なのだが失態が大きのでナイトオブワンの前に顔を出せない。マジックアイテムでの戦闘+人間なのに使い魔の扉で呼び出される、これだけで神の頭脳に辿り着くのは難しくない。
パーティーは問題なく進んだ。ロイとエルフ達は人目につかずに水精霊へ挨拶までした。そこでアンドバリの指輪を取り返す任務を依頼されたがゲルマニアへ移住する事を条件に了承する。水精霊にとって、住む場所はさほど重要ではないらしい。
ジョゼフは御前試合を提案するが、マリアンヌが何も考えずに賛同した。それでゲルマニアとガリアがトリステインとアルビオンをボコる構図になってしまった。最終的にアルビオン護衛隊隊長とナイトオブトゥヴェルブが引き分けて終了となる。アルビオンは戦争で人材がそっちに行ってるとはいえトリステインは弱すぎる。ラ・ヴァリエール公爵夫人がすごい拳握ってたがさすがに出しゃばるのは我慢したらしい。
天空のストーカー王子が確認されたがどうでもいいので全員スルーした。いや、マザリーニだけは頭を抱えたが。
問題が発生したのはパーティーが終わり、全員国に帰り、一息ついた頃だった。ラ・ヴァリエール領から約2000人が突如ツェルプストー領へ攻め込んだ。なんら予兆が無かったので対応が遅れてしまい、ツェルプストー領では大きな被害が出た。この2000人は武器もバラバラで犠牲を厭わず、狂ったようにただ破壊するだけだった。明らかにジョゼフの仕業だ。
更に一部煽られた脳筋タイプのメイジ(ラ・ヴァリエール所属)が一緒に攻めて来る。公爵一行が帰還する直前に出発したので公爵は止められなかった。完璧なアホなのでこの平民達の行動を忠誠心の成せる技と勘違いしている。
ムカついたマリアとロイはロイヤルガード以外のラウンズ11人を派遣、更にデストロイも投入する。
2000人はラウンズが対応する。弾幕組(ロイ、エルフ二人)と撃ち漏らし掃討組(残りの7人)に分かれ、敵を攻撃する。敵はラ・ヴァリエール領の平民で、シェフィールドが井戸の水にアンドバリの指輪を使って幾つかの村人を丸ごと仕向けた人間達だ。メイジは強力なのが数人いるが基本的に弾幕を突破出来ない。勢いを失えばどうと言う事も無い。
そして報復としてステラがデストロイを使ってラ・ヴァリエール領を蹂躙する手はずになっている。さすがにラ・ヴァリエール邸までは攻撃しないが。
全高56.3mの巨像はいやでも目を惹く。遠くからでも見えるデストロイの巨体と爆発音は的に恐怖を、見方には頼もしさを与えた。公爵とカリン達は爆風で近づけず、ルイズとカトレアは遠くの空からそれを見てしまい、爆音を恐れて公爵邸で震えている。ちなみにエレオノールは王都に居ます。
爆音が余りにも大きすぎるのは住民に逃げる時間を与えた。しかし、作物、都市などは容赦なく破壊されていく。復興は考えるだけで頭が痛くなる金額が必要になるだろう。
マリアの全精神力を使って造られたとされたデストロイはあのガリア王さえも顔を引き攣らせた。大体ラ・ヴァリエール領の25%を焦土に変え終えた頃、マザリーニが文字通り飛んできて謝罪に来た。ゲルマニア側も引き際と見たか、停戦要請を受ける、当然賠償と謝罪を要請するのも忘れない。
元凶のジョゼフにはグラントロワに隕石群の爆撃をプレゼントしてやった。加速魔法で何とか生き残れたが、当面の仕事はプチトロワで行う事になる。余談だがそれでジョゼフとイザベラの仲がほんのちょっとだけ良くなった。
賠償金の90%をツェルプストー領の復興のために与え、キュルケも帰らせた。政治、経済、情報関連の知識はそれぞれマリア、マユ、メイリンが長年教えてきたのですでに国王になってもいいレベルである。帰れば即戦力になれる。一応言っておくが別にキュルケの帰還を制限していない、ニューイの月(6月)からニイドの月(8月)の夏期休暇も与えてる。勉強する場所が違うだけで、休みはハルケギニアの学園生と変わらない。
最後にロイは来年キュルケをトリステインに留学させろとツェルプストー伯に命令した。
デストロイについて
ゲルマニア貴族:女王万歳!
ロマリア、ガリア、トリステイン:実は中にメイジが大量に入ってるんだろう。恐るるに足らず!
隕石爆撃について
ジョゼフ:ロマリアの虚無攻撃じゃね?
他:天罰。
SIDE キュルケ
子供の頃から姉様達に教わってきたせいか、周りの人間がひどく低能に思えるわ。
子供の頃、王宮に送り込まれた時には自分は人質なんじゃないかって思ったけど、意外にも姉様達は優しくしてくれた。そして凄いとしか言いようがない知識を教えてくれたわ。お陰さまで今、領の復興にとても役に立てたし。
父も新しい考えを忌避なく受け入れられる人なので復興は速いでしょうね。
王族の皆と一緒にいて分かった事だけど、彼らは身内には甘く、敵にはとことん容赦ない。私はどうなんだろう?優しくしてくれるし、他の貴族達よりも優先してくれるけど王宮内のハウスには入れてくれない。それにあのハウスの謎も多い、近づくと魔法が使えなくなるし、知らない兵器の防衛網も厚い。あれはきっと深く考えてはいけない物よ。うん。
姉様達も凄いけどロイ様は別格だわ。いつも考えが姉様達の10枚くらい上を行っている。身体能力は駄目駄目だけどね。何時か必ず追いつ......けるといいな〜
SIDE OUT