科学で魔法を始めよう   作:ロイ

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召喚はカオス

N.C 04

フェオの月(4月)

 

トリステイン魔法学園では入学式が終わり、進級試験が始まる。カオス開始。

 

ジャイアントモールを召喚した生徒がいた。うん、普通。

 

バグベアーを召喚した生徒がいた。これ、浮かんでるの先住魔法じゃね?

 

スキュラを召喚した生徒がいた。これはもう亜人だろ。

 

マンティコアを召喚した生徒がいた。すごい。天才だ。

 

風竜を召喚した生徒が居た。実は風韻龍だった。知らないまま驚かれた。

 

爆発を撒き散らす生徒がいた。後回しにされた。周りの動物たちの鳴き声と爆音でイラつく。

 

キュルケが召喚をした。

 

出てきたのは首が三つあって竜の尾と蛇の髭を持った獅子が現れた。なんか口から火を吐いてて、周りを威嚇している。これケルベロスじゃね?

 

ハルケギニアではギリシャ神話など無いので冥府の番人とかじゃないが、これめっちゃ怖い。大きさは全長が約3m、呼吸と共に口から火の粉が飛び出し、低く、それでいてよく響く声で唸る。

 

周りは動けない。そしてこの中で主たるキュルケ以外で一番強い人間、監督役のギトーに目を付ける。

 

「総員、退避するのじゃ!」

オスマンが現れて、キュルケ以外の全員が逃げる。キュルケも我を取り戻し、オスマンの静止を振りきってケルベロスと契約する。

 

コントラクト・サーヴァントはつつがなく終了する。口が火傷したが後で治してもらった。

 

危機が去ったと見て皆が戻ってくる。もう散々だ。

 

成績順で下からなのでキュルケが最後だった筈だが、後回しにされたルイズがまだ残っている。

 

平 民 を 召 喚 し た 。

 

「もうやだ」とギトーは思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一応オスマンはこれでも学園で最も豊富な知識と経験を持つ人間である。召喚された平民、何故か契約できる。となれば「おかしい」くらいは考えるだろう。調べてみれば「ガンダールヴではないか!」と分かってしまうわけだ。だが、これは自分の心に閉まっておく。ルイズは未熟で、うっかり言ってしまうかも知れない。だから、本人にも知らせてはならない。

 

 

「両親くらいは知らせてもいいんじゃないか?」

ロイ、原作に対する感想。

 

 

SIDE キュルケ

 

なにこれ。すごいじゃない。

「今日から貴方はフレアよ」

雌だし、これ以上ぴったりな名前はないわ。

 

走るスピードも速いし、火炎弾も使えるし、毛はフサフサだし、これ重要。モフモフすると気持ちいい。

 

タバサも風竜を召喚したみたいだし。流石、私の恋人ね。

 

 

それに比べ、ルイズはなんで平民なんか召喚したのかしら。礼儀知らずだし、弱そうだし、顔も普通。ただ、変な服着てるわね。ロバ・アル・カリイエの人かしら?少し話を聞いてみようかしら。

 

SIDE OUT

 

まあ、物や人型幻獣を召喚する場合も有るので、平民の召喚も深く考えなければ問題はない。

 

 

 

 

それを衛星から見ていたロイは別の問題に気付いた。キュルケとタバサがイチャイチャしてる。これってあれだよね?いやいや、違う、アレじゃなくてあれ。そう、あれだよあれ。と混乱した。

 

その後、ロイは他の五人を呼んで、映像を見せる。認めたくない、物凄く認めたくないがそういう事なんだろう。

 

女性陣は泣いた。娘同然に育てた娘がこれでは泣くだろう。男には理解出来ない何かがあるようだ。

 

どこで間違えたんだろう?

二日に渡る会議で結論が出る。そう、周りの男が無能すぎたんだ!

まあ、二人がそれでいいって言うんなら反対はしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同盟に関する仕事を全てやり終えたマザリーニとラ・ヴァリエール公爵は一つの問題を解決しなければならない。エレオノールの件だ。ゲルマニアからの要望は無い。だが罰が軽ければゲルマニア側の心象を悪くしそうだし、厳しすぎるとラ・ヴァリエール公爵が受け入れられ無い。いっそゲルマニア側からの要請あったほうが良かった。

 

 

マザリーニの提案:しばらく牢に入れる。

ラ・ヴァリエール公爵の提案:領で軟禁。

 

 

結果、ラ・ヴァリエール公爵の強行的な態度に負けてマザリーニが譲歩した。やはり娘には甘い公爵である。だがマザリーニは気が気でない。これを口実に何時、ゲルマニアが要求を出してくるのか分からないからだ。実際にはこの程度の事を気にするロイでは無かったが、必要なときには使うつもりだ。

 

 

 

婚約したギナとカトレアだが、そのアプローチは尽く失敗している。ギナが話しかけると返事はくれるのだが、自ら話しかけようとはしない。普通に食事に誘っても、プレゼントを用意しても効果はない。自分の実力で惚れさせる息巻いたギナもここまでくるとやっと他人に頼る事を考えたようだ。そしてマリアから“シナリオ”を貰う。

 

 

 

ネフテスはロイ達の状況から、ゲルマニアからの侵略はないと判断する。現在発生している聖地奪還運動。アルビオンからトリステインまではどうでもいいが、その後、もしガリアが同調すればサハラに厄災が襲い掛かるだろう。それを避けるためにビターシャルを交渉役としてガリアに遣わす。もし出来るなら、不可侵条約も締結したいと考えてる。例え勝てるとしても、この戦争は何も利益を齎さない。

 

 

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