科学で魔法を始めよう 作:ロイ
サイトの扱いは酷い。それは躾と書いて虐待と呼ぶ。まあ、後先考えずに調子に乗るサイトにも責任は有るわけだが。
隠す事もないけど流石にアレなのでキュルケとタバサの付き合いは大っぴらに言いっていない。だからキュルケが恩を売るために偶然通りかかったシエスタに賄いを与えるよう言い付けて、話を聞くために部屋に招いたのをルイズが勘違いするのは無理もない、か?。しかし勘違いしたサイトが調子に乗ってキュルケに一度ぶっ飛ばされたのは似た者主従かもしれない、妄想好きな意味で。
そして賄いのお礼にシエスタを手伝いギーシュの落とした香水を拾いギーシュの二股がバレて「決闘だ!」になって最初にボコられてギーシュが慢心して武器を与え逆に倒された。なんて事は起きなかった。
ならば、ガンダールヴの実力を確認する為には自分で起こすしか無い。
SIDE キュルケ
あ、ありのまま起こった事をはな(ry
つまり朝起きたら机の上に手紙があったわけよ。しかもロイ様からの命令でギーシュとあの使い魔を戦わせろって何それ?なんの実力確認よ?
取り敢えず前に相談しに来た女子生徒三人が全員ギーシュと付き合ったって喜んで報告してきたからネタは十分ね。三人集めてお茶を飲んで、ギーシュの隣でバラして、使い魔に見せる、でいいわね。
手紙の出現は深く考えない事にするわ。一応ゲルマニア王族の紋章もあるし。
「ルイズ、ちょっといいかしら?」
「あによ?って。キ、キュルキュルキュルケさんでしたか」
誰それ?
「この前は悪かったわね」
「いえいえいえいえ、あんな奴のお話しなら好きに聞いてください!ええ、幾らでも!」
「いえ、もういいわ。私こそ貴方の許可を取ってないなんて思わなくって」
「それです!あいつはその辺を全くわかってないのよ!」
「つまりあの使い魔君は貴方を主人だと思っていないのよ」
「そうよ!あんのバカは御主人様に対する敬意ってのが」
「まあまあ、落ち着いて。そこであたしににいいアイデアが有るんの」
「へ?なんですか?」
流石に疑うかしら?
「人は周りに影響されるって聞いた事ある?」
「ええと、あ、あります」
聞いた事ないわね。
「例えば、周りの人間全員が君の髪が白だと言う」
「私の髪は桃色がかかったブロンドです」
「そう。だけどね、もしも学園の生徒から貴方の家族まで全員が貴方の髪が白だと言ったら、貴方はそれでも自分を信じられる?」
「…………」
「流石に疑うでしょ。これが周りからの影響よ」
「それと私の使い魔になんの関係が有るんですか?」
「彼はいつも貴方につっかかるでしょ?それを見て、他人は力量関係を誤解してしまっているの。つまり周りの者に貴方の方が上だと正しく認識させる必要がある」
「成程」
「そこで、明日の昼食後。生徒たちが雑談している時に彼らの前で躾けるんのよ」
「そして周りに分からせる訳ね」
「そう。更にその姿を見た女子生徒は悪い意味での有名人のあいつを誘わなくなるでしょうし。彼も自分の立場を理解できるもんよ」
「流石です、キュルケさん!」
「うん、応援してるわ」
「はい!」
これでよし。
成績がよくても交渉の経験は少ないのかしら?案外乗せやすいわね。まあ、これで使い魔の性格が何とかなるとは思わないけどね。
SIDE OUT
翌日の昼を簡単に流すとしよう。
ルイズSEKKYOU、キュルケ組雑談、ギーシュ組雑談。
↓
キュルケ「それで貴方達の付き合ってる相手は誰かしら?」
↓
三人口喧嘩。ギーシュに気付く。
↓
「「「どういう事?!」」」
↓
それを見たサイト「けっ!」
↓
「「「さようなら!」」」
↓
サイトが馬鹿にした目で見る。
↓
ギーシュ「なんだその目は!?」
↓
「いや〜別に?貴族様様がまさか(ry」
↓
ギーシュ「こんなに侮辱されたのは初めてだ!決闘だ!」
↓
原作通り。
期待を裏切らないね、ホント。
SIDE ロイ
そこまで脅威でもないな。知識にある生体兵器には敵わない。いくら心は震えてもルーン一つの身体強化ではこの程度か。力比べになるとゴリラに負ける程度だ。毒の耐性を備えたとも思えない。ルイズの詠唱が加わるともう一段階上がるかも知れないが、所詮はビターシャルのカウンターを突破出来ない程度の力だ。それよりもルイズの爆発がもっと厄介だ。あれが体内で起来たらさぞやグロい絵が出来上がるだろう。
流石にラ・ヴァリエール家では軍事利用は考えないだろうが、何かのはずみで爆発極めるとか言い出したらメンド臭い。神の頭脳も頭と全然関係なかったし、神の左手って遠距離が致命的だし、ヴィンダールヴは動物操作だったか。何考えてんだブリミル、長い呪文を詠唱してる間に遠距離攻撃をくらったらどうするんだよ?実は只のネタじゃないだろうな。まあいい、使い魔は脅威にならず、問題は使い手達だな。
SIDE OUT
噂がよく回る貴族社会でこの決闘はいい話材料になる。そしてそれが引き起こす結果はかなりヤバイ、主に今後のトリステインにとって。