科学で魔法を始めよう   作:ロイ

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収穫だよ

神聖アルビオン共和国が樹立され、トリステインとゲルマニアへ不可侵条約の締結を申し込んできた。

 

 

 

マザリーニは即座に不安がる国内へ各所にこの情報を流し、それを沈める。しかし、不可侵条約を含める諸々の内容は交渉が必要であり、三ヶ国はアルビオンが指定したトリステインで交渉する事になる。

 

 

 

それを全く信じてないゲルマニアは艦隊の出撃準備を整える。交渉には充分な護衛戦力を連れてゆき、アルビオンを刺激する事などは気に止めない。

 

 

それを全面的に信じたトリステインは戦闘の準備をしなかった。レコン・キスタに所属する貴族、和平派貴族のバカと財務卿は戦力を集める事に反対した。防衛戦力をかき集めようとしたマザリーニはアンリエッタの彼らに賛同する言葉もあって動けなかった。

 

 

 

タルブでルイズ達はゼロ戦を発見するも、運ぶ人が居ないのでそのままにされた。いくら所有権がサイトに移ったとしても、ルイズにとってこれは理解出来ないシロモノである。サイトは燃料があれば飛べると行ったが、調達方法が無い。錬金?チートのコルベール以外で出来るわけ無いだろ。あれはエンジニアをなめてるとし言いようがない。航空力学が無いのに飛行船?こびり付いた燃料から完成品を錬金?もうコイツチートオリ主だろと思うくらいの理不尽さだ。とにかく他の者には無理。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして早くもラ・ロシェールで迎のトリステイン艦隊とアルビオン艦隊が合流する。ラ・ロシェール近郊でそれを見ていたキュルケは苦い顔をしている。

 

 

SIDE キュルケ

 

どう言う事なの?ロイ様から今日くるなんて知らされてないわ。

 

安全と言うことなのね。それはアルビオンが本気で平和を考えてるのか、それはないわね。だとすれば、交戦してもトリステインに勝ち目がある?それともゲルマニアが援軍としてくる?

 

いえ。ロイ様に成り切って考えてみましょう。

 

まず、利益がないと動かない。そもそも同盟を認めた事自体が可笑しい。何時ものロイ様ならトリステインを資金や物資で支援して、両者の消耗を誘い、その後に一網打尽にするわ。

 

ギナ様の恋愛、無いわね。それとこれは別よ。

 

となると、私はここにいる事も考えて、ルイズ?

 

ルイズに迎撃させるの?虚無の魔法がここで覚醒すると確信しているのかしら?

 

まあ、ロイ様は普通に未来予知できそうだし、そうかもね。

 

私は特に何も考えなくていいようだしね、ロイ様の思惑を予測するなんて無理よ。

 

SIDE OUT

 

 

 

 

 

普通に捏造が発生しトリステイン艦隊とアルビオン艦隊の戦闘が開始。空戦でトリステインがアルビオンに敵う理由もなく、一方的に蹂躙される。

 

 

同時刻、ゲルマニア艦隊は有り得ないスピードでアルビオン艦隊の後方から接近している。トリステインからの援軍要請は貰った。名分には欠かない。艦隊指揮官はギナ。そのギナは風魔法を使い、艦隊のスピードを限界まで上げているのだ。同時に衛星情報とロイの情報から介入のチャンスを待っている。

 

 

 

SIDE ロイ

 

ゲルマニア艦隊、アルビオン艦隊、トリステイン艦隊。位置は計算通りだ。

 

ルイズは喚くだけ。だろうな、降下するまでは己の身に危険は無いのだから。映画でも見る感覚なのだろう。

 

だが、トリステイン艦隊が撃破された今、アルビオン艦隊はタルブへ向かう。

 

そして、虚無を使え。それで全てが変わる。

 

私は、ボソンジャンプシステムを起動するとしよう。

 

SIDE OUT

 

 

 

トリステイン艦隊を破り、タルブから降下しようとしたアルビオン艦隊はダルブ付近の森から攻撃を受けた。

 

 

大きな光の球がアルビオン艦隊を包こむ。それは艦を炎上させ、風石を破壊した。だがしかし、それは兵士と武器にはなんの影響も与えなかった。

 

 

滑り落ちるするアルビオン艦隊は、風メイジの尽力もあって、落下に依るダメージは少ない。彼らは艦を放棄し、トリステインへ進行する。サー・ヘンリ・ボーヴッド、彼と歴戦を経験した精強な兵士はトリステイン軍が見えないこともあって、冷静になる。謎の攻撃は恐ろしいが撤退が不可能になった今、前に進むしかない。ボーヴッドもこのまま降参するつもりはない。未だ勝ち目はあるのだ。

 

 

竜騎兵も無事である。このままアンリエッタの援軍が到着してもアルビオンの優勢は変わらない。

 

 

 

 

しかし、ここでゲルマニア艦隊が現れる。驚異的な速度で現れたそれらはまず、最初にアルビオン艦隊の消火を行う。ギナが大規模な水魔法を使い、水を降らせた。地上にいる者に取って、それは正に恵みの雨であった。艦隊から燃え移った火はダルブの作物と周りの森をも燃やし、全員にとって大迷惑である。ルイズ達も大慌てで逃げる中、始祖の祈祷書と水のルビーが消えた事を気づかなかった。

 

 

ゲルマニア艦隊は威嚇射撃後に降伏勧告を出す。。サー・ヘンリ・ボーヴッドもこれには勝機を見出せず、あっさり降伏する。そしてゲルマニア艦隊から降りた者は主要目的であるアルビオンのフネの鹵獲を始める。

 

 

鹵獲艦も風石を補充し、浮き始めた。乗組員は全てゲルマニアの軍人だ。予め余分な人員と風石を持ってきたからこそ出来る技である。ドラゴンも危険なので没収する。

 

 

そこでアンリエッタ率いるトリステイン軍がやって来るが状況を把握できない。アルビオン艦隊はボロボロ、ゲルマニア艦隊がそれを鹵獲している。援軍要請に「できるだけ早く援軍を出す」との返事を貰ったがここまで速いとは思わなかった。取り敢えず交渉する。

 

 

ルイズが絶望したのはトリステイン軍が現れた後である。森へ行き、三日探し、ようやく見つけた。そしてそれがレプリカだと気づかずに安心して帰っていく。

 

 

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