科学で魔法を始めよう   作:ロイ

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やっちゃったな

SIDE マザリーニ

 

 

アンリエッタを支持する3割の貴族、1割は懐柔し、1割は無力化し、残りの1割は排除する。これで国内はいいだろう。だがマリアンヌ様は政治が出来ない、そしてゲルマニア嫌いだ。それは態度に出なければ問題ないが、それが出来る人間では無い。

 

 

金の扱いが上手いクルデンホルフはゲルマニアとの関係が強い、そして婚姻関係になるであろうラ・ヴァリエール。ゲルマニアを介して関係が強くなるのは間違いない。それは貴族数が減ってしまった後には王家さえも凌ぐであろう。

 

 

それを防ぎ、尚且つ王家の影響を高める方法は一つしかない。

 

 

 

 

そう、ロンド・ギナ・サハクをマリアンヌ様に婿入りさせるしか無い!!!!

 

SIDE OUT

 

 

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

 

実際ではロイはラ・ヴァリエールが嫌いなのでマザリーニが危惧しているそれはありえません。

 

 

これを提案されたゲルマニア王族は全員が顔を引き攣らせた。予測できても考えたくなかった。

 

 

え?コレ報告するの?マジで?いやいや、やっぱやめようよ、でも親だし、でもギナの名声が……ブツブツと悩んだ結果、ロイは報告してしまった。で、ギナが緊急転移して来たミナに連れて行かれた。コトーがネオ・オーブで事情聴取するらしい。普通に戻ったと思いきや今度は未亡人じゃあ、ギナの行動が疑われるのも仕方ない。

 

 

 

 

マザリーニの失敗はマリアンヌに直接この件を話してない事だ。今回、実質的には「こう言うのアリかな?」な感じで聞いてみるだけだ。だからマリアンヌへは書簡で知らせただけ。マザリーニはトリステインの各有力貴族の領を回ってから直接ゲルマニアに来た。王宮には信頼できる者を数人置いてきたが、ラ・ヴァリエール公爵が領地にて軍の準備をしていたのもあって、一部貴族とマリアンヌの暴走を許してしまう。それを知ったラ・ヴァリエール公爵は己の最高のメイジを派遣した。

 

 

 

 

 

原作の話だが、ゲルマニア皇帝が欲しがったのは始祖の血筋である。なら、もしトリステインを保てたいのならマリアンヌを嫁がせばいい(当時推測年齢30代前半、アンリエッタの母なので容姿的には問題ないと思われる)。アンリエッタが居なくなればマリアンヌの死後、トリステイン王はゲルマニアの傀儡で間違いない。しかし、マリアンヌは娘を差し出した。

 

つまり

 

野蛮人の国の者と結婚するなど耐えられないマリアンヌは、周りの綺麗な言葉に感化されて、宣言する。

「トリステインはゲルマニアとの同盟を破棄し、ゲルマニアへ宣せn」

とここまで言って空から現れた不審者に止められた。よく見るとそれはマリアンヌが憧れた烈風のカリンだ。

 

英雄に諌められたマリアンヌは即座に前言を撤回する。何と言う綱渡り。だが、ギリギリでアウトだ。撤回できるようなもんじゃ無い。

 

 

 

 

 

 

SIDE ビターシャル

 

 

敵ゴーレムは。

 

『全長50メイル以上。明らかにスクウェア以上の魔法をぽんぽん撃つ。人型形態から鳥っぽい形態に変形する。空を飛ぶ。動きが遅い。攻撃の爆風で近づけない。表面が黒くて怖い。行動に伴う変な音が不気味』

 

なんか最後は感想に成ってるんだが。

 

で、コレに対する推測。

 

『中に大量のスクウェアクラスのメイジが居ると思われる。人材の入手はラウンズの選定で行われたと考えられる。攻撃の魔法は恐らく中のメイジの心を壊し、統一操作する事で同調させたと思われる(未検証)。そこから導きだされる内容、1.稼働時間が長いので重量は軽い、つまり装甲は薄い、でなければ精神力が持たない2.変形はただの威圧効果しかない3.接近戦の持ち込めば勝てる。ゲルマニアでは女王マリアの魔法だと言われているがそこまで精神力があるとは考えにくい』

 

 

ん?ゲルマニア王族?ってネオ・オーブ製のゴーレムか!

 

………………………………………………無理だな。あれに勝てるゴーレムはネフテスにも存在しない。

 

だが、予算は出してくれるんだ。私に作れる最高のゴーレムを作ろう。ネフテスでは予算の問題で実現しなかったが、ここでは好きに作れそうだ。

 

そういえばルクシャナに訪問の件を頼まれてた。一度ゲルマニアに行く必要があるな。さて、どういった理由を探そうか。

 

SIDE OUT

 

 

 

 

 

 

 

 

トリステインがクライマックスしてる頃、ガリアでジョゼフが技術提供を交換に正式にネフテスと同盟を結ぶ。簡単に言うとガリアがレコン・キスタを食い止める役になると言う訳だ。ゴーレム開発が忙しいせいで、シェフィールドはレコン・キスタへ顔を出さなく成った。

 

 

それはレコン・キスタの盟主に大きな混乱を齎す。幸い今はまだ大きな問題がない。だがこのままでは一度でも大敗北などがあれば瞬く間に崩壊するであろう。レコン・キスタの盟主は指導者としての能力が足りないのだから。

 

 

レコン・キスタは更に拡大し、兵士は役六万に膨れ上がるが、それらを地上に運ぶフネが足りない。前回の戦闘で旗艦「レキシントン」と他多数のフネが鹵獲された。これらがないと兵員輸送と補給はかなり困難になる。そもそもあの火の球が無ければ全て上手く行ったはずだった。

 

 

現在、レコン・キスタは大至急でフネの製造と調達をしている。ゲルマニア(秘密裏)、ガリア、ロマリアは旧式化したフネをそれなりの値段で売っている。物資の入手は順調だ。盟主は無能だが、部下は有能で、この組織は少なくとも今はまだうまく回っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦争を控えてる時、ビターシャルがゲルマニアに来る。

「部下……ね。評議会議員が他国の王の部下でいいのか?」

ロイが尋ねる。

「問題ない。今回はネフテスから二つの頼みとガリアからの提案が一つある。どっちから聞く?」

「ネフテスの方から」

「とある質量を熱に変える兵器の処分を頼みたい、説明書らしき物でどんな兵器かは分かったが処分の仕方がわからん」

「(核か)…他は?」

「ネフテスからネオ・オーブへ訪問したいのだ。家に元気なのが一人いてな。もとは蛮人…いや、人間に興味を持ってたが、宇宙を知った後ではそれに夢中になって連日統領に提案しに行くのだ」

「ふーん、でガリアの方は?」

「ジョゼフがゲルマニアと同盟を結びたいと言ってる」

「同盟?あいつが?」

ガリアに唯一脅威となり得るのがゲルマニアだ。そのゲルマニアと同盟を結んでも実質的な意味はないだろう。

「まあ、それは伝えたぞ。で、返事は?」

「前の二つは了承する。ガリアの件は要相談だ」

「ふむ」

「交換として、二つの要求を出す」

「言ってくれ」

「その前に確認するが、ネオ・オーブの事は一切教えてないだろうな?」

「そういう協定だ」

「(ならばエルフを使者にしたのは嫌がらせか?)ならば、まずはガリアの生体魔法の研究レポートを全部貰って来い」

「おい、出来るわけ無いだろ」

「ネフテスが欲しいといえばいい、それなら渡すんじゃないか?私はネフテスから貰う。これで嘘にはならない」

「……………」

「じゃ、次にジョゼフに火石を与えるな」

これが一番重要である。心配なのは大量の人間の同時死亡によるニュータイプへの影響。距離があっても安心は出来ない。

「?まあいいだろう。二つめは案外緩いな」

「一つめが難しいからな」

「そうだな。で、ジョゼフはリュティスで交渉がしたいとも言っていた。それはどうだ?」

「構わない、私が行く」

「了承した」

 

 

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