2対2の対戦というのは、やったことがない。というか、そもそも模擬戦自体セシリア嬢や一夏との試合以外やったことがない。
「溝口君」
「なんですか?」
セシリア嬢と鈴音嬢が射殺す目で得物を構えている中、山田先生はいつもの調子で声をかけてきた。
ISスーツのせいで、山田先生の悩殺的な胸部装甲が、惜しげもなく目の前にさらされている。
「私は射撃の方が得意ですけど、だからと言って前衛をしようとか思わなくてもいいですからね」
「……ん? どういうことですか?」
「これは模擬戦ですけど、それ以前に溝口君のISを使う練習です。私に合わせようと思わないで、自分のやりやすいスタイルで戦ってください。私は、終始バックアップに徹しますから」
山田先生は銃を構えてニコニコと笑う。なんというか、物腰穏やかな山田先生が銃を使うというのはチグハグな感じもするが、なぜだかしっくりきている自分もいた。
「私、武装は基本的にすべて使えますし、今もいろいろ積んでおきました。あ、それに、フレンドファイアは気にしなくていいですよ! しませんから!」
「いや、それは気にしてないんですけど……」
むしろ、そうならないよう、ビクビクで引き金を引けない、という方が心配だったりする。
だがまあ、山田先生がやるときはやる人だなんていうことは、短い付き合いだが理解しているつもりだ。
と、そこで一つ思いついた。
「山田先生」
「なんでしょう?」
小首をかしげる山田先生に、俺はプライベートチャネルで、新しい
「……どう、でしょうか?」
「いいと思いますよ。新しいことに挑戦するのは大切なことです」
「ありがとうございます」
俺は山田先生にお礼を言って、ハイタッチするために手を挙げた。
「山田先生。天文部の実力、見せてやりましょう」
「……はい、もちろんです!」
そして、俺と山田先生の手が小気味のいい音を鳴らした。
IS学園天文部コンビの結成である。
前後衛は気にしなくてもいいと言われたが、俺と山田先生は雁行陣を敷いていた。
「それでは、準備はいいな?」
織斑先生がそう確かめた。俺は、一人「ちょっとすみません」と手を上げる。
「どうした?」
「いや、ちょっと形態を変えようと」
俺は織斑先生に一言断ると、そっと口を開いた。
「“
そして、
周囲からの奇妙なものを見る視線を受けていると、織斑先生が近づいて俺を睥睨した。
「それは?」
「解析専門の形態、
両手にあるのは、
俺はそれを構えて、周囲にそれを向けた。
「
そして、起動した
セシリア嬢と鈴音嬢の専用機をそれぞれ解析し、ついでに一夏やシャルル達の解析まで行う。これのせいで、国家機密からスリーサイズ的な乙女の秘密まで知ってしまったが、データはすぐに削除されるし、言わなければばれない……と、信じてる…………
「…………ん?」
「どうかしました?」
山田先生が声をかけてきた。「なんでもないです」と、平静を保って笑顔を向けると、大急ぎで表示されているデータを凝視した。
『シャルル・デュノア』と、表示された人物データの中には、なぜか『女性』というわけの分からないデータが書かれている。
チラリとシャルルに視線を向けるが、やはり理解できない。
いや、シャルルが実は女性だといわれれば、見た目的にも状況的にも十分に受け入れられる。だが、男と偽って学園に入ることが信じられなかった。
だって、検査するだろ? 出生等に関する書類の提出するだろ? 専用機を持ってるし転入には国等の推薦がいるんだから、国も黙ってないだろ?
「…………溝口」
「っ、はい!」
「どうした、早くしろ」
織斑先生が胡乱気な視線を向ける。
こ、これは後にしよう。きっと、周りの誰かとデータが混同しているに違いない。女の子ばっかりだし。
「す、すみません。すぐに」
俺は
「
「いつでもオッケーです」
「準備はできたか?」
「はい、大丈夫です」
俺は、目の前に出てきた表示を操作しながら答える。これで、何とかなる。
織斑先生は、ストップウォッチを取り出して手を挙げた。
「では、試合開始!」
織斑先生の号令が聞こえた瞬間、セシリア嬢からビットが飛び出した。勢いよく俺や山田先生を囲うように散開すると、
「溝口君!」
「はい!」
山田先生の合図をきっかけに、俺は地面を這うようにしてセシリア嬢に向かう。
空中戦において上を取られるのはよくないと聞いたことがある。だが、この場合に関しては、地面すれすれを移動することで、ビットを気にするん範囲は上下左右の全方位から、上半分だけに絞ることができる。
セシリア嬢の真下あたりから垂直に上がるようなルートを考えながら飛ぶ。
装備を出すには、まだ早い。
「待ちなさい!」
「ちっ!」
セシリア嬢に接近しようと動き出したところで、鈴音嬢が双天牙月を振り回しながら襲い掛かってくる。舌打ちしながら避けると、俺が先ほどまでいた場所に来た鈴音嬢に青い光が殺到した。
「何すんのよ、セシリア!」
「鈴さんこそ、余計なことしないでください!」
どうやら、俺に当てるはずの攻撃が鈴音嬢に当たったようだ。
ラッキーと笑うと、鈴音嬢にはさらに鉛玉が当たる。
「セシリアッ! あんたのせいで攻撃食らったじゃない!」
「それは私のせいじゃありませんわ!」
後方を確認すれば、山田先生がしたり顔で銃を構えていた。なるほど、セシリア嬢の攻撃に紛れて銃を当てたらしい。おかげで、二人は動きながらも口は互いを罵倒していた。……うん。あの二人、相性悪いんじゃなかろうか。
ともかく、口論のせいか俺への注意がそれた。俺は、その隙にセシリア嬢に肉薄する。
「っ、セシリア!」
「分かっていますわ」
セシリア嬢が銃口を向ける。だが、当たらなければどうということはない。(キリッ
「あの時のこと、忘れていませんわよ!」
かなり執念深いらしいセシリア嬢が、怨念の籠った弾丸をプレゼントしてくれる。
「そりゃあ、どう、もっ!」
「っ、くっ!」
襲い掛かるビットの攻撃のせいで思うほどの速さで接近できないが、それでもできる限りの速度で迫る。
山田先生が、ちょくちょく援護射撃してくれるおかげで避けやすいのは本当に助かる。……ってか、鈴音嬢の相手をしながら援護射撃までしてくれる山田先生が頼もしすぎる。
「セシリア嬢」
「なんですの?」
「もう、驚かないって決めたよな?」
おそらくそうだと思う。
動揺したのか微かにビットがぶれるあたり、かなり気にしているだろう。まあ、その攻撃はぶれようが、相変わらず容赦がないのだが。
「でしたら?」
俺はニヤリと笑う。
簡単な話だ。
「もう一度、驚いてもらうだけさ」
ビットを避ける。避けることだけに集中してるが、シールドエネルギーの三割くらいは削られている。だが、上手く嵌ればそれも帳消しだ。
セシリア嬢との距離が十メートルになったところで、俺は手を突き出した。
「
その瞬間、装甲が変化した。
真っ黒だった装甲が一瞬で白くなり、その形すらも変わっていく。
セシリア嬢だけではない。みんなが息をのんだのが分かった。
「
その声に呼応して、手元には見知った剣が出現する。
「一夏! すまん!」
お叱りは後で受ける。
と、心の中で叫び、
「はあああっ!!」
居合に近い形で、セシリア嬢に一撃を入れる。
模倣が専門の姿とはいえ、基本的に物理的性質以外はコピーできない。だから、
「セシリアっ!」
「凰さんの相手は私ですよ!」
鈴音嬢が援護に向かおうとするが、山田先生が回り込んだ。牽制するように銃を撃ちながら、しかし本命の一撃も当てていくスタイルは、上手いとしか言いようがない。って、二丁使いかよ。
まあ、おかげで邪魔なくセシリア嬢に攻撃できる。
「まだまだぁ!」
「以前のままじゃ、っ!」
剣を突きの要領で放つが、セシリア嬢はそれを短剣で流した。くそっ、短剣使うようになったのかよ。
「けどっ!」
近接戦闘なら、俺に分があるのは変わらない。
セシリア嬢の周りをクルクル回りながら攻撃する。こうしていれば、うかつにビットで攻撃されることはないだろう。現に、本人の集中力もあってか、ビットはほとんど仕事をしていないし、ライフルの方も間合いや機動性の問題もあり、すでにしまわれている。
セシリア嬢の能力はかなり削れた。
「くらえっ!」
ラッシュを叩きこむ。無人機が襲ってきた時の
セシリア嬢のシールドエネルギーがどれほど残っているかは分からないが、もうすぐ――
「そこまで!」
ピタリと剣を止めた。
振り返れば、織斑先生がストップウォッチを止めながら難しい顔をしている。
「時間がなかったから、十分で止めさせてもらった」
そして、気難しい顔を崩さないままに俺を見る。
「溝口、それはなんだ」
「……
「ただ、物理的な機能しかまねできないので、システム的な面での模倣はできません。それに、模倣したところで技術がなければ扱えませんし」
つまり、セシリア嬢のビットのような技術や適性が必要なもの、一夏の零落白夜等のシステム的なものの二つは使用できないと言っていい。前者は、俺自身の適性に左右され、後者はコピー自体ができない。
厳密には少し違うのだけれど、おおざっぱにいえばそういうことだ。
「その上、かなり詳細なデータがないと再現できないらしくて」
「それで、
「はい」
模倣するには、模倣するモノのデータがいる。特に、最高クラスの模倣には詳細データが必要だ。しかし、そんなデータをいちいちため込んでいては、データ容量がいくらあっても足りない。だから、その時その時で“解析”を挟まなくては使えないのだ。
かなり便利な能力だとは思うが、その辺の制約が大きい。少なくとも、試合ではろくに使えないだろう。二回の変形に加えて、データの処理や登録なんて面倒な作業を手作業で行う。おまけに、試合なら試合相手以外に模倣する相手がいないのだから、それでやってきている相手に同じ土俵で勝てるわけがない。
「まあ、そんな感じです。ってか、先生、俺の機体データあるんじゃないですか?」
「……あるにはあるが、長すぎて把握しきれていない」
「それでいいんですか……」
「今まで出た機能に関しては理解している」
キリッとした表情でそう言われても困る。むしろ、それすらできていなかったら終わりではなかろうか。
織斑先生は難しい表情を見せた。
「貸しは一つにしてやろう」
「……あ、使っちゃうんですね」
あっさりと貸しを一つ使うあたり、適当な人である。
「まあいい。ともかく、先ほどの試合を見ていれば、凰をあしらっていた山田先生の実力は分かっただろう」
先ほどのやり取りを何でもないかのように終わらせて、あっさりと話を変える。……逃げたな。
と、それはともかく、鈴音嬢と山田先生の戦闘はあまりよく見ていなかった。連携を気にする暇もなく1対1にしてしまったし。
だけど、かなりアシストをしてもらっていたし、その実力のほどは見るまでもない。
「以後敬意をもって接するように」
……もしかして、そのために山田先生に頼んだのか? 織斑先生も、山田先生のことは気にしていたらしい。
「次は、グループに分かれて実習だ。リーダーは専用機持ちが行うように。では、分かれろ」
解散、というと生徒達は専用機持ちに殺到した。
……ただし、ほぼ一夏とシャルルだけなのだが。
「おい、なぜだ……」
俺は、数人しかいないグループのメンバーを見ながら天を仰いだ。一夏達には30人少々はいるだろう。ほぼ一クラス弱。
「織斑君、一緒に頑張ろう!」
「分からないところ、教えてね!」
「デュノア君の操縦技術が見たいな~」
「ねえ、私もいいよね!」
……解せぬ。
俺は、来てくれた数人に目を向けた。
「なあ、何で俺の所に?」
聞いてはいけないような気もしたが、聞かずにはいられなかった。
すると、女子の皆様は俺から目をそらした。
「可哀そうだったから、かな……」
「空いてると思ったんだよね。でも、女子の方に行くと浮いちゃうし」
「人も少なくて静かだと思ったんだよね~」
……さいですか。
もう一度、涙が流れないように天を仰いだ。すると、来てくれた一人である本音嬢が俺の肩をたたいた。
「大丈夫だよ。私は、ほっしーだから来たんだよ」
「そ、そっか!」
そして、嬉しさのあまりに、ギュッと本音嬢を抱きしめる。
「ありがとう! 本音様、マジでありがとう!」
「あはは、嬉しかったら私にお菓子をごちそうするのだ~」
「もちろんでございますぅ」
「えへへ~、よきにはからうのだ~」
本音嬢を抱き上げてぐるぐるとまわる。正直凄い笑顔だと思う。
メロドラマのヒーローとヒロインのようなことをしていると、どこからか溜息が聞こえてきた。
「お前らはまともに別れられんのか。出席番号順に並べ、馬鹿者共」
で、ですよねー。
苛立たしげな織斑先生をこれ以上刺激しないようにか、みんな異様な統率力でグループ分けを完遂した。
と、いうことは、
「ああ、本音嬢。どうしてあなたは、布仏なんだ」
「ああ、ほっしー。どうしてほっしーは、溝口なの~」
悲しいかな。俺と本音嬢は、ロミジュリごっこをせざるを得ない状況に追い込まれてしまったのだ。
おのれ、ディケイド。俺と本音嬢の仲まで破壊されてしまったではないか。
と、本音嬢と一通り三文芝居を繰り広げた俺は、くるりと振り返って真面目な表情に戻る。
ビシッとターンを決めて自分の担当の女子達を前に、曖昧な笑みを浮かべる。
「んじゃ、ま、始めますか」
女子達の何とも言えない冷たい視線を受け流しつつ、俺は訓練機の前に立った。
こういう時は、話を進めるに限る。
「つまらん説明よりも、実際に動かした方がいいよな。……じゃあ、順番に並んで、歩行訓練までやろうか」
悩んでも仕方ないので、適当にやることを決める。
みんな素早く一列に並んでくれたので、俺は順番にISに乗るのを見守りながらアシストしていくだけだ。
「うぅ、思うように動かない……」
「重りがついてる感じじゃなくて、これ全部が自分の脚なんだと思って動かしてみて」
「こ、こう?」
「そうそう。いい感じいい感じ。うまいね、足立嬢」
「え、そう?」
「うん、すごいよ」
流石というか、かなりの倍率の中を潜り抜けてきた生徒達ばかりなので、かなり呑み込みが早い。実際、最初から歩ける人も割と多かった。
そのまま数人を消化し、半分がそろそろ終わりそうなころ、それは起きた。
「「「「「きゃあああああ!!!」」」」」
「ど、どうした!?」
「溝口君、あれ!」
次の順番が来ていた清水嬢が指さした先を見る。と、そこには一夏が箒嬢をお姫様抱っこで打鉄に乗せている場面だった。
「何があったんだ?」
「打鉄を立ったまま解除しちゃった人がいたみたいで」
「ああ、そのままじゃ乗れないから、乗せてやれって話か」
「そうそう。うわー……羨ましいなぁ」
「まあ、イケメソな一夏君にあんなことされたら、女の子的には黄色い悲鳴だろうな」
少なくとも、俺にはない話だろう。
……と、話していたら時間が経ってしまった。
「っと、早くしようか。清水嬢、どこまで歩けた?」
「えっと、今さっきので終わりだったと思うけど」
「あ、そうだっけ? んじゃ、降りて交代しようか」
「分かった~」
と、清水嬢がISを解除する。……なぜか、立ったままで。
「……なあ、清水嬢」
「ご、ごめんねー。周りの期待が、ね?」
「ね? ってかわいく言われても困るんだが……」
チラッと後ろを振り返ると、よくやったとサムズアップする女子が数名。……あんたら、それでいいのか、それで。
文句を言っていても埒が明かないので、俺は立ったまま解除された打鉄を見た。
最初はよくあるミス、とか言われているらしいがこれはわざとである。……先ほど一夏のところで起きたミスを見て女子達の悪戯だ。
そして、問題は、
「マジで、俺が上げるの?」
っていうか、それでいいの?
と、見回すと、別に問題ないという顔をされる。……そう、ですか。
「んじゃ、いいや。滝沢嬢、どうぞ?」
「わ、分かった」
と、次の滝沢嬢を抱き上げて、コックピットまで上げた。
「乗れた? 起動は大丈夫?」
「うん、大丈夫そう」
無事に起動が完了し、滝沢嬢が歩き出す。
結局俺は、そのまま残りの全員を抱き上げ続けた。
「まだの人とかいない?」
「ううん、大丈夫だと思うよ」
抱き上げていくというロスもあったが、俺達の班は一番早く終わった。さて、どうしようか。
二週目にするか、まだの人を呼ぶか。
「もう一周するか?」
「いいの?」
「分からん。でも、時間余ったしな。さすがに全員が二回はできないだろうから、今度はじゃんけんで順番決めてもらって「溝口」…………ん? なんですか?」
二週目の話をしていると、織斑先生が声をかけてきた。
「溝口、時間が押してるから、まだの奴を乗せろ」
「ああ、分かりました。……まだの人! こっち空いてるからどうぞ!」
と、呼びかけると、牽制しあいながらも何人かがきた。……特に、ボーデヴィッヒ嬢の所から来る人が多い。
「うわあ、人望ねえ」
思わず言ってしまった瞬間、ボーデヴィッヒ嬢が俺の方を向いた。
それはまるで観察するかのような視線で、どうやら俺の発言が聞こえていたわけではないらしい。……が、居心地が悪い。
俺は、視線を無視しようとボーデヴィッヒ嬢からの難民の生徒に声をかけた。
「なあ、ボーデヴィッヒ嬢、厳しいのか?」
「いや、厳しいっていうか……」
チラリとボーデヴィッヒ嬢の方を窺うと、小声で顔を寄せながら話してきた。
「何も言わないの」
「は?」
「動けなくても転んでも、助けないし何も言わないの。私達が聞いたのは、練習始まって最初に言った『さっさとやれ』だけだから」
「マジかよ……」
スパルタ過ぎて嫌われたのかと思ったが、それ以前の問題だった。全く説明がないため練習が進まず、まだ練習できていない人が大勢いる、ということか。
軍隊式なのかは知らないが、流石にここでそのやり方は難しいだろうに。……まあ、そのうち考えるだろう。
俺は思考終了させると、適当に愛想笑いを浮かべた。
「んじゃ、やっていこうか。順番に並んでても、他の人のとこが空いたら、そっちに移動していこうな」
そして、残っている女子生徒を順番に案内し始めた。
……ボーデヴィッヒ嬢の視線から、意識的に目をそらしながら。
星のネタ
「“
皆様ご存知てんびん座をモチーフにした
両手にあるのは、
前回の天体観測で“ズベン・エル・ゲヌビ”や“スベン・エス・カマリ”と紹介したのはこれのこと。つまり、それぞれ互いの別名である。ちなみに、武装の名前に使っている方はそれぞれ
「
言うまでもなくふたご座のこと。カストルとポルックスという二人兄弟のことを指しているといわれている。ちなみに、兄のカストルは人間だったが、弟のポルックスは神であり不死だった。兄より優れた弟はここにいますの典型例。ちなみに、兄弟仲は良好な模様。他の文化圏でも双子といわれることが多いという、ちょっと不思議な星座でもある。また、三大流星群でもあるふたご座流星群でも有名。現在、1位であるペルセウス座流星群に追いつきそうな感じがしている。時期は12月14日前後と長期休みと外れているだろうから、三大流星群の中では一番見るのがつらいかも。
勢いよく俺や山田先生を囲うように散開すると、
ビットがプレアデスっぽかったから、というネタ。実際のブルーティアーズも全部で6基あるので、ちょうどいいと思う。ちなみに、ちょくちょく使う(使ってる)気がする。
「
カストルはふたご座のα星。モデルとなった兄弟の兄でもある。人間であり、死の運命にあった青年。二重連星が三重にあるという六重連星であり、これらを合わせて2等星。α星になったのは、兄だからだと思う。比較的明るいので、街中でも見られる可能性がある星。
「
ポルックスはふたご座のβ星。モデルとなった兄弟の弟でもある。神であり、不死だった青年。ふたご座の一等星であり、そのあたりが兄より優れていることを示しているような気がする。最後は、自らの不死を兄にも与えるように自分より上位の神に頼み、二人そろって天に生きる存在となった。現在は、一日(あるいは一年)の半分を神として、もう半分を人として生きている。げに素晴らしきは、仲良きことかな。
雑談
今回は、てんびん座とふたご座の登場でした。どちらも、あまり戦闘向きの能力ではないです。
解析はもちろんですが、模倣の方もいくつかの素材のデータを保持しておけば、複数の物質の装甲を手に入れらますので便利です。ただ、ふたご座にならなければいけないのですが。
本作で4回目の戦闘であり、3回目の模擬戦です。星矢がしている戦闘はすべて書いているので、回数少ないかもですね。ですが、星矢自身も、戦闘を目的にしてないので気にすることでもないでしょうが。
シャルロットさんの正体がばれかけましたが、それに気が付くのはもう少し先の話になりそうです。それと、
それと、作中で星矢が前衛と後衛になるのを雁行陣と表現しましたが、正確な意味で雁行陣というと位置関係が斜めになりますし少々正確性に欠けます。星矢が中学ソフトテニス部だった関係で、前後衛に分かれることをそう表現してしまった、くらいに思っていただければ。
最後に、本音嬢が足りないっ! 足りないよ!!
こ、こうなったら、天体観測と原作の間に、本音嬢用のストーリーを用意するまで……!