艦これについては素人同然でさらに、更新するかどうかも未定です。
青い海に一隻の船が浮かんでいた。麦わら帽子を被ったドクロの旗を広げて、船首が羊を模した形をしたその船は船体の半分が折れてしまいもうボロボロだった。
傍に一隻の小舟が近づき、旗に描かれている同じ麦わら帽子を被った少年が船に火をつける。船を、共に冒険をしてきた仲間を暗い海の中で一人寂しくさせないように最後の姿を船員達が身守り涙を流す。
東の遠い海から走り、巨大な山を超えて。天高くにある空の島まで飛びそして、限界を超え仲間達を迎えに来てくれた数々の思い出を振り返る中、冷たい雪が振りーー
「ごめんね」
燃え盛る船から声が聞こえた。声は何度も、何度も ごめんね と繰り返し、冒険に連れて行くことができない事を謝る。そして、雪が船首の羊の目に落ちて、まるで涙を流しているように溶けて落ちる。
氷山にぶつかり傷ついても、帆が破けその度上手いとは言えない修理を受けてまた何度も傷つく毎日だったが、それでもーー今まで一緒にいれた事は幸せだった事、そして
「今まで、ありがとう」
今まで大切にしてくれた事に感謝の言葉を述べ、奇跡を起こした船は燃え尽き...やがて海に沈んで行くーー
とある海辺にて、一人の少女がどこまでも広がる海を眺めていた。肩まである白髪の少女は着ている緑のコートとその下に着ているセーラー服が風で揺れるのにも気にせず海をずっと眺めていた。
「あ、いけない!!」
と、少女は何かを思い出し傍に置いてある荷物と麦わら帽子取りって被りその場から走って離れる。
ここはどこかの学校だろうか、大きなグラウンドや窓が開いて教室らしき部屋がある建物を抜けて、ある建物に入り階段を駆け上がる。すると、「司令室」とプレートが掲げられた部屋の前で一人の少女が立っていた。
「あ、あの...」
少し長い髪を一つにまとめ、大きなリュックを背負った少女...吹雪は慌てて挨拶し、頭を下げた際、背負っているリュックから荷物が落ちる。
「す、すみません!!」
吹雪が慌てて荷物を拾い、白髪の少女も荷物を拾うのを手伝い
「始めまして、ボクはメリー」
白髪の少女、メリーは吹雪にそう言い微笑む。その後、吹雪が落ち着くまで少し待ってから二人はドアをノックし中に入り、提督と呼ばれる男性が豪華な椅子に座っていた。
提督から二人は今日より、ここにある部隊に所属する事を告げられた後部屋を出る。いつ起こる戦いに緊張する吹雪とメリー。
そして、かつて異世界で海賊船だった者は、今戦いの海へ向かおうとした。