※2025/11/13
イオ=カラミティ、エラ=フォビドゥン、レダ=レイダー、ダイモス=レムレースの四項を追記
『ZGMF-X69S アリアドネ』
ザフトが開発した、セカンドステージシリーズに属する六機目の機体。ギルバート・デュランダルが開発を推し進めた他のシリーズ機と異なり、ラクス・クラインが開発を命じシリーズに編入させたという異質な経歴の機体であり、開発主査もラクスがみずから担当している。
前大戦で活躍したファーストステージシリーズの基礎構造を継承し、表向きはエースパイロットに授与することを前提としたワンオフ機だが、OSそのものは〝G〟の意匠に反し簡略化され、パイロットの特別な技量に依存しない『誰にでも扱い易いMS』として操縦系の普遍化が試されている。機能の複雑化と高度化が進むセカンドステージシリーズに属す機種にしては
シルエットシステムを採用したインパルスと同様、兵装換装に対応できる汎用性を追い求めた機種だが、アリアドネのそれはインパルス程に「現場的で究極的な対応性」を追求したものではなく、あくまでマイナーチェンジに備えるための伸びしろ、すなわち「将来的な長期運用を見越した拡張余地」を期待しての側面が大きいとされている。そのためアリアドネが戦闘毎にバックパックを変えることは稀であり、換装自体もインパルスのシルエットシステムではなく、ニューミレニアムシリーズと互換性のあるウィザードシステムの方を採用している。失念され易いが、上述の理由などから整備性が非常に優秀という強みも持っている。
パイロットはレイ・ザ・バレルが抜擢されていたが、デュランダルの個人的な働きかけもあり、搭乗権はマユ・アスカが委譲されている。アリアドネはギリシャ神話に登場する大女神の名に由来し、「
「MMI-GAU25A 20mmCIWS」×2
「M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ」×2
「MA-BAR70 高エネルギービームライフル」
「MX-RQB515 伸長式 ヴァジュラ・ビームサーベル」×2
「MMI-RS1 機動防盾」
「ウィザード・システム」
機動防衛戦用 「エトワール・ウィザード」
乚「テレスコピックバレル 延伸式ビーム砲」《×2
乚「MMI-M826ハイドラ ガトリングビーム砲」×2
『ZGMF-X56S インパルス』
概ね原作準拠だが、テストパイロットとして任期を終えるはずだったアトラ・デンソンが、そのまま正式パイロットに任命されている。換装・合体・分離という複雑な機能を満載しており、生存性や復帰性、継戦能力は頭抜けて高いが、これらは環境が完備されていてこそ発揮されるものであり、運用面では実に課題も多い。シルエットを含む全パーツの運用のためには専用母艦が必要なほか、各兵装の維持コストおよびメンテナンス性、それら全て劣悪と云って過言ではない。
このようにMS一機に対して過剰とも云えるパフォーマンスを求めたことは、政治的なプロパガンダの意味合いも含め、単機で戦況を変えうるほどの戦果を見越した〝必要以上〟の活躍をインパルスに対しデュランダルが求めていたからだとする見方もある。そしてやはり、これはアリアドネに対して〝最低以上〟を求めるに留まっていたラクスの尊重するMS運用方針とも真っ向から対立しており、ユニウス条約における軍縮措置が設けられていたとはいえ、前大戦時からザフトが傾倒しがちなMS偏重主義に通ずる設計思想でもあった。
「コアスプレンダー」
乚「MMI-GAU19 20mm機関砲」×2
乚「QF908 航空ミサイルランチャー」×2
「チェストフライヤー」
乚「MMI-GAU1717 12.5mmCIWS」×2
「レッグフライヤー」
乚「M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ」×2
「シルエットフライヤー」
乚「MMI-RG59V 機動防盾」
「シルエットシステム」
高機動戦用「フォース・シルエット」
乚「MA-BAR70 高エネルギー ビームライフル」×1
乚「MA-M941 ヴァジュラ・ビームサーベル」×2
対艦戦用「ソード・シルエット」
乚「MMI-710 エクスカリバー レーザー対艦刀」×2
乚「RQM60 フラッシュエッジ ビームブーメラン」×2
火力強化用「ブラスト・シルエット」
乚「M2000F ケルベロス 高エネルギー長射程ビーム砲」×2
乚「MMI-M16XE2 デリュージー 超高初速レール砲」×2
乚「GMF39 四連装ミサイルランチャー」×2
乚「MA-M80 デファイアント・ビームジャベリン」
『GAT-X444E フォボス=レムレース』
先の大戦で運用されたレムレースの後継に当たる機体。ファントムペインに配属されることを念頭に、開発はアドゥカーフ・メカノインダストリー社が主導。設計にはレムレースの改修を担当したスタッフやアクタイオン・インダストリー社ほか、後期GATシリーズを設計を担当した人員なども参加している。
前大戦で運用された可変MSの戦闘データを基に、MA形態への可変フレームを採用。本機の最大の特徴は、形態に応じて「強襲」「迫撃」「工作」に特化した三つの「顔」を併せ持ち、それらを目まぐるしく入れ替えることで相手を翻弄する戦闘スタイルを自在としている点である。ただし、このように過剰とも云えるパフォーマンスを代償に整備性は劣悪で、大西洋連邦では量産性を度外視した破格の高性能機と評されている。
しかしながら、専任パイロットであるステラのデータや要望等を積極的に採り入れた結果、本機は何故か設計ベースであるレムレースよりもクレイドルに酷似した特徴を持つようになっていき、開発に携わった関係者らからは「ネロ・クレイドル」という不名誉な渾名が定着するまでに至っている。鬣や爪、鋏や毒針など、様々な獣の外見を取り合わせた妖怪的な外貌をしており、フォボスとは「恐怖の」や「忌避すべき」の意。
「75mm対空自動バルカン砲塔システム・イーゲルシュテルン」×2
「自航攻盾複合システム メフィスト・フェレス」×2
乚「ビームスパイク」×4
乚「ビームキャノン」×2
乚「ガンバレル・システム」
「EQS1358 ピアサーロック」×4
「光波発生装置」×2
「105mmプラズマ放射砲 ハルマゲドン」×1
「大型テイルブレード アジダハカ」×1
「有線式オールレンジ攻撃兵装 M16S-ERA0 ガンバレル・オピス」 ×1
「バチルスウェポン・システム」
『GAT-X131B イオ=カラミティ』
アクタイオン・プロジェクトによるカラミティの後継機。ベース機であるカラミティに追加砲門を加えて砲撃力に特化させており、部隊の中では攻撃の役割を担当する。機体名称が異なるだけで、実際は外伝作品「SEED DESTINY R」に登場する「ブラウ・カラミティ」に準拠する機体。機名を冠するイオは、木星の第1衛星の名称から。
「125mm2 連装高エネルギー長射程ビーム砲 シュラーク」×2
「580mm 複列位相エネルギー砲 スキュラ」×2
「115mm 2連装衝角砲 ケーファー・ツヴァイ」×2
「コンバインドシールド 30mm径6銃身ガトリング砲」 ×2
『GAT-X252R エラ=フォビドゥン』
アクタイオン・プロジェクトによるフォビドゥンの後継機。各所に砲門やスラスターが増設され、ビーム偏向能力の向上など、主に徹底的な防御力強化に重きを置いて改修が施されている。機体名称が異なるだけで、実際は外伝作品「SEED DESTINY R」に登場する「ロート・フォビドゥン」に準拠する機体。機名を冠するエラは、木星の第7衛星の名称から。
「75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン」×2
「115mm機関砲 アルムフォイヤー」×2
「88mmレールガン エクツァーン」×2
「拡散ビーム砲」×2
「誘導プラズマ砲 フレスベルグ」×1
「重刎双首鎌 ツインニーズヘグ」×1
「エネルギー偏向装甲 ゲシュマイディッヒ・パンツァー」
『GAT-X370JJ レダ=レイダ―』
アクタイオン・プロジェクトによるレイダーの後継機。火力と推力の徹底強化が施され、部隊の中では攪乱の役割を担当する。機体名称が異なるだけで、実際は外伝作品「SEED DESTINY R」に登場する「ゲルプ・レイダー」に準拠する機体。機名を冠するレダは、木星の第13衛星の名称から。
「100mm エネルギー砲ツォーン」×1
「超破砕球 スーパーミョルニル」×1
「2連装52mm 超高初速防盾砲」
「ビーム砲」×2
「短距離プラズマ砲 アフラマズダ」×2
「115mmレールガン」×2
「115mm単装砲」×2
「M417 80mm機関砲」×1
「M2M3 76mm機関砲」×2
『GAT-X444F ダイモス=レムレース』
フォボス・レムレースの双子機として製造されたMS。
本機よりも先発でロールアウトされたフォボスは、専属パイロットのオーダーによるカスタマイズを重ねる内、最終的にはステラの専用開発機として担当メカニックより「機体原型が形無し」と称されるほど無残な(連合陣営としては忌避すべきライバル機、クレイドルに酷似した)機体へと変貌してしまった。これを受けた関係各所からの不満の声は大きく、各所で上がったフラストレーションのガス抜きを目的とする形で、アクタイオン社は「正当なるレムレースの進化形態」を掲げた、きわめて趣味的なダイモスの追加開発プランを発足。
これにより、後発で開発された本機はベース機となった先代レムレースの特性をより延長させる王道的カスタマイズ方針を念頭に、可変フレームの採用も見送られている。兄弟機でありながらピーキーな機体特性に偏向していった兄機とは対照に、比較的スタンダードな特性を持つ弟機として完成した機体であり、カラミティ、レイダー、フォビドゥンとの連携運用を念頭に、部隊の中では指揮・統率の役割を担当する。
尚、兄機に冠されているフォボスは「恐怖の」「忌避すべき」を意味するが、火星の第1衛星と同じ名称であるため、ダイモスは火星の第2衛星から取られて名付けられている。
「75mm対空自動バルカン砲塔システム・イーゲルシュテルン」×2
「M8F-SB1 ビームライフル ショーティー」 ×1
「580mm 複列位相エネルギー砲 スキュラ」 ×1
「有線式オールレンジ攻撃兵装 M16S-ERA2 ガンバレル・オピス・ヴェスピナエ」 ×1
「バチルスウェポン・システム」
「ストライカーパック・システム」
機動戦用複合兵装「ホーネット・ストライカー」
乚「アーマーシュナイダー装填式6連装リボルバーガンアックス」
乚「アーマーシュナイダー」×6
乚「アーマーシュナイダー内蔵式 攻盾複合シールド ウルヴヘジン」
乚「アーマーシュナイダー」×3
乚「GMA628 ビーム砲」×2
乚「陽電子リフレクタービームシールド シュナイドシュッツSX1021」×1
乚「Mk438 2連装多目的ミサイル ヴュルガーSA10」×2
『NOG-M01 シーナ』
ザフトから提供されたジンの設計を参考に、ファウンデーションが王国独自の主力機として開発を計画するブラックナイトスコードシリーズの試作機。本格的な改良前の試作段階にあり、ブラックナイツ隊長のシュラ機をはじめ、合わせて五機ほどが開発されている。
「MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲」×2
「MA-M21G ビームライフル」×1
「対モビルスーツ重斬刀」×1
「シールド」×1
※「機体名称が異なるだけで──」と記述されているモビルスーツは、今後もいくつか登場する予定ですが、いずれの機体も原作や外伝作品から設定を引用したものであり、内容的には引用元とまったく相違ない機種となっています。
それでも名称をオリジナルで付けているのは、開発の経緯や細かな設定などが本小説に合わせて微妙な変更が加わっているため、引用元との差別化を図るためです。