主人公 神崎瑠璃
先生 大川勇気
スッポン
その他 生徒達やら先生やら
「…はぁ…」
朝から重いため息をはく。
今日から新1年生!高校デビューだ!…と、思っていたんだ。
そう。昨日、あの先生に会うまでは…
「科学準備室って…何かパッとしないな」
本心が出てしまう。でも仕方ない。保健室とかPC教室とか、科学室とかに登校っていうなら、ありがちだし納得はいかないが、まだ良い方だ。
「…まぁ、でも詳しい事聞いてみないとわかんないしね。今日、話してくれるって言ってたし。…あ、先生の名前聞いてないや。」
多分、大川という名前だろう。昨日の帰り、遅くまで残っていたのであろう先輩方の話を聞いた。
『大川先生、今日もカッコ良かったぁ〜!』
『白衣似合いすぎだしさぁー!』
『『はぁ〜♡』』
先輩方の目は完全にハートになっていた。
確かに昨日は、何とも思わなかったが大川先生の顔立ちは人気のありそうな感じだった。
そんなことを思い出しながら、昨日よりは早く準備室についた。
コンコン
「どうぞー」
呑気な声が聞こえる。
「失礼します。」
「おお、神崎。おはよー。」
「おはようございます。」
「結構、朝早いんだな。」
「先生も。以外です。」
今は7:30分だ。先生は、てっきり遅れて来るくらいかと思ったが机の上の資料を見て私よりもずっと先に来ていたことが分かって少し驚いた。
「ん?なんだ、以外って」
「あ、いや、昨日も話があると言ったわりには遅くいらっしゃったので…」
「…それは、すまんかった。」
しまったと思った。先生が遅かったんじゃなくて私が早く来すぎたせいもあったんじゃないかと思ったからだ。
少し申し訳なくなった。
「あ、それより神崎!昨日のことだけどな!今から説明するから、そこらへんに座ってくれ。」
良かった。先生は気にしてないみたいだ。
私は1番前の席に先生と向かい合うように座った。
「それで…先生、なんで私は此処に登校しないといけないんですか?」
「…神崎には、すげー迷惑かもしれねぇが…………
なんとなくだ!」
「…はぁ?…」
「いやぁ〜!入学式でな、他の奴とは違うものというか…何か、目に入ったときピンッ!ときたんだよ。」
「…先生…かってすぎません?…ピンと来たとか言われても、それだけで何で私が此処で3年間、学校生活をおくらなきゃなんないんですか!」
「そ、そんなに怒らなくても…。そ、その〜あの〜えっと…。」
「はやく!いつまでモジモジしてんですか!」
「そ、そばに置いときたくなったんだ!」
「…はぇ?……」
「自分でも、驚いたんだ。…その‥入学式で神崎を見て、俺には無い芯の強さを感じて真っ直ぐな目を見て神崎の担任に話がしたいからと言って、神崎を呼び出してもらった。遅れて来てしまったのは少し緊張してたからでな。
…その、そういうことだ。本当に自分勝手だよな…」
私は唖然としていた。てっきり私は、そういう制度で、たまたま私が選ばれたのだと思っていた。でも、違った。
「あの…神崎?」
「‥え、えっと何ですか?」
「そ、その、お前が嫌だったらいいんだ。自己満足で、無理矢理ってつもりはないから…その、良かったら、ここで3年間学校生活を送ってくれないか?」
なんだか、弱々しい先生を見ていると可哀想というか、ここで断ってしまったら泣いてしまうのではないかと思ってしまった。
「…じゃ、じゃあよろしくお願いします。」
「えっ!本当か⁈本当に良いのか⁉む、無理はしなくても良いんだぞ?」
「‥いや、無理なんかしてないです。本心です。先生、以外と面白い感じの人だし、ここでも退屈しないかなって。
先生が、本心言って下さって納得できましたし、えっと…これからよろしくお願いします!」
「か、神崎…お前ってやつは!何て良いやつなんだ!
よしっ!先生な、絶対、退屈させないから!普通に受けるよりな何倍も面白い授業してやる!じゃあ、さっそく始めるか!」
「は、はい笑」
なんか、よく分からないが面白いことになりそうだと思った。
…先生のセリフが告白みたいで少し恥ずかしかった。
今、少し顔が熱い。
私は少しほっぺたを手であおいで、気合いの入った先生に向き直った。
2話です!
読んで下さりありがとうございます!
青春ですねぇ〜!いいですねぇ〜!
3話では、先生と瑠璃の距離がグッと、グッとなるかもしれません!
また、次もよろしくお願いします!