フレン達に助けられた龍姫達は目的地のカプワ・トリムに到着した。
先ほど逃げたラゴウまで宿屋にいたのだが、知らぬ存ぜぬの一点張りで、逃げられてしまった。
「で、こいつ誰よ?」
「この方は、次期皇帝陛下候補のヨーデル殿下です」
「殿下とあろうお方が執政官如きに捕まる事情をオレは聞いてみたいね」
先ほどユーリが助け出したのはなんと皇帝候補の一人でヨーデルその人だったのだが、そのあと、ユーリはフレンと言い争いをしてしまい、宿を出て行ってしまった。
「あれ、確か、ユーリには弟はいなかったはずだが?」
「すいません、フレンさん、ボクの名は鳴流神龍姫です、ですから、黒髪で長髪ですけど、兄妹ではないです‼龍姫で結構です(どうして、ボクって初対面の人から男性扱いされるんだろう、そんなにも男に見えるのかな?おまけにフレンさんってユーリの幼馴染みだよね)」
「それは済まなかった、龍姫だったね、ユーリに彼女を頼むと伝えといてくれ‼」
「はい‼わかりました‼」
フレンはユーリと幼馴染みのはずなのに、龍姫を見るなり、ユーリの弟扱いをしてしまったので龍姫は訂正を求めて事なきを得たのだった。
フレンはエステルを頼むとユーリに龍姫達に伝言してきたので、龍姫達は宿屋を出てユーリを探すことにした。
それほど時間もかからず、ユーリを見つけたのだったが、あの覚醒する前の真龍婭ことネプテューヌに性格が似ている男レイヴンと話していたので、リタが猛ダッシュで追いかけていったが、逃げられてしまった。
龍姫達は宿屋に泊ることにした。
もちろんガルドは此処に来るまでに倒してきた魔物が落としていったのでそれで宿代を払って泊まったのである。
翌日になり、ユーリ達がカルボクラムに向かうと言うので龍姫達も一緒に行くことにした。
スキット:そんなに
龍姫「ボクって、そんなにも男に見えるかな?」
エステル「そうですね、あのユーリの親友のフレンがユーリに兄妹がいると思ってましたし」
ユーリ「あいつ、オレに兄妹いないこと知ってるのにな」
そんなこんなでカルボクラムに到着したのだが、魔狩りの剣のナンと言う少女がカロルに向かって、解雇処分を言い渡して、どこかへ行ってしまった。
解雇処分にされたカロルはかなり落ち込んでいた。
しばらくして、カロルが立ち直ったので、仕掛けを解きながら進んでいると、クリントが魔物を一撃で倒してる現場に出くわしたので、龍姫達はフェイタルストライクを修得して、進んでいたら、暗証番号が必要な銀行の扉を見つけたので、近くにあったボタンで暗証番号が入力して中に入るとしたら、あのエアルが目に見えるまでに濃度が濃くなっていたので、龍姫達は貧血のような症状に見舞われたが、そのまま進んだ。
そこにいたのは魔狩りの剣の面々だった。
しばらく対話をしていたら、またあの竜使いが槍で魔導器の魔核を破壊したのだった。
その所為で龍姫達とユーリ達がいた足場が崩れ始めたので、龍姫達は刀を抜刀して、近くの壁に向かって刀で兜割りをしながら下に降りていった。
おまけに魔導器の魔核を壊れた所為で閉じ込めていた魔物が暴れていたので、龍姫達は先に落ちてたユーリ達に助太刀に向かった。
「ユーリ‼助太刀するよ‼ 魔神剣・双牙‼」
「サンキュー‼龍姫‼」
「イラプション‼」
「やるわね‼真龍婭・美龍飛・龍音‼ スプレット・ゼロ‼」
「覇道滅封です‼」
「あの~美龍飛、いくらなんでも、刀からビームを出すのはどうかと」
「エステル、そんなこと言ってる場合か‼しかし、フレンが出来ないこと出来るってすごいぜ‼オレも負けられないな‼ 爆砕陣‼」
取り敢えず、亀のような魔物を攻撃していたら、エステルを見て、どこかへ行ってしまった。
考えても仕方なかったので、一行ははぐれてしまったカロルを探すことにした。
それほど、時間もかからずに見つけたのだが、ナンに、知らないところで死んだら承知しないと言われてナンは去って行った。
龍姫達はカロルを見つけたので少し休憩した後、出口に向かったら、ユーリを追いかけてきたのだろうか、あのマジェコンヌ四天王の手下だったリンダみたいな風貌の騎士が現れて、ユーリがキュモールと呟いた。
エステルに向かって、
「姫様、此方へ」
とキュモールが言いだしのでカロルはそんなわけないだろうと言っていたが、龍姫・真龍婭・美龍飛・龍音は初対面の時に感づいていたので、
「ごめん、実は初めて会った時に気づいてたんだ」
とカロルに伝えたら、キュモールに向かってエステルが丁寧に聞いたら、
「もちろん、八つ裂きです‼」
と言いだしたのでエステルが反論しても聞き入れてもらえなかった上に、騎士たちが龍姫達の周りを包囲し始めていた。
しばらくしてあのユーリを追いかけていたルブラン達の部隊が到着して、
「犯罪者は法で裁かれるべきでは?」
とドヤ顔でキュモールに言い放ったのだ。
すると、キュモールはどうやら、呆れて帰って行ったのだが、ユーリ達ごと龍姫達も連行されるのであった。
「(はぁ、女神なのに、補導されるなんて)」
と龍姫達が言っていたのは言うまでもない。
「」