明星と龍の女神   作:天龍神

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弐拾弐

聖核をドンに渡してくれと言う遺言を承った龍姫達とユーリ達は急いで船着場に向かっていたら、

 

「エステリーゼ様と、手に入れた石を渡してくれ」

 

フレンが立ちはだかったのであった。

 

そして龍姫達とユーリ達は挟み撃ちにされてっしまった上に、フレンが剣を抜刀しようとしていたのを見てユーリが、

 

「おまえ、なにやってんだよ‼街を武力制圧って、冗談すぎるぜ、任務だがなんだか知らねぇけど、力で全部抑えつけやがって‼それを変えるために、おまえは騎士団にいんだろうがこんなこと、オレに言わせんな‼おまえならわかってんだろ」

 

「・・・・」

 

「なんとか言えよ、これじゃオレらの嫌いな帝国そのものじゃねぇか、ラゴウやキュモールにでもなるつもりか‼」

 

「なら、僕も消すか?ラゴウやキュモールのように君は僕を消すと言うのか?」

 

「おまえが悪党になるならな」

 

「そいつとの喧嘩なら別のとこでやってくんない?急いでるんでしょ‼?行くわよ‼」

 

口でフレンに説教をしたのだが、図星を指されたフレンは龍姫達のいる前でユーリが殺人に手を染めたことを暴露してしまい、リタが横やりを入れて、事なきを得て、船着場に向かったのだった。

 

ど言うわけか、フレンは追ってこなかった。

 

「こいつも一緒に乗せてやってくれ‼」

 

龍姫達とユーリ達は船の錨を上げていたら、どうやら先に船に乗り込んでいたらしく、船室からレイヴンと一緒に、ドンの面影がある人物が現れて、龍姫達とユーリ達はベリウスの遺言通り、ダングレストに向かったのだった。

 

しばらくそのまま進路を保ったまま船を進ませていたら、いきなり加速し出したので、ジュディスが何かに気づいて船尾に走って行ってしまった。

 

「何するんです‼」

 

船尾の方で何かあったのかエステルが大声を出したので、龍姫達とユーリ達は船尾に向かった。

 

「これがわたしの道だから・・・さようなら」

 

なんとジュディスが駆動魔導器の魔核を破壊して、バウルが駆けつけて、乗ってどこかへ行ってしまった。

 

リタはジュディスに吼えていたのだった。

 

駆動魔導器は前にカフウマンが交換してくれた際に残してくれた魔核を使ったのである。

 

龍姫達はそれぞれ黄昏ていたのだった。

 

しばらくしてユーリが船室から出てきたので、各々に話をして行った。

 

「龍姫、ちょっといいか?おまえの刀見せて欲しいんだが」

 

「うん、いいよ、はい」

 

「ありがとうな、本当にあの大剣を斬ったのに、刃こぼれ、一つもないのか、ほれ、返すぜ」

 

ユーリはどうやら龍姫の愛刀の神代三剣「天羽々斬」を見せてくれと言うので、龍姫は実体化させて納刀したまま渡した。

 

ユーリは半分ほど抜いて刃こぼれを探して、龍姫に返した。

 

そして近くの浜辺に降りてダングレストに向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 


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