明星と龍の女神   作:天龍神

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弐拾四

ドンの最期を見届けた龍姫達とユーリ達はジュディスに事の真相を聞くため、テムザ山に向かったのだった。

 

テムザ山に到着した龍姫達とユーリ達はレイヴンから人魔戦争で死に掛けた事を聞かせれた。

 

魔物などを片付けて、山道を進んでいったら、魔狩りの剣の構成員を気絶させたジュディスを発見したのでユーリが、

 

「おまえら‼うちのモンに手ぇだすんじゃねえよ!‼掟に反しているならケジメはオレらが付ける‼引っ込んでろ‼」

 

と言い放って、龍姫達とユーリ達は一斉に得物を構えたのである。

 

魔狩りの剣の構成員を追っ払って、ジュディスに話を聞くことにしたのだった。

 

ジュディスが言うには、ヘルメス式魔導器と言う新しくできた魔導器の所為で、十年前の人魔戦争が起こってしまったと言うのであった。

 

龍姫達とユーリ達はジュディスにある場所に案内してもらったのである。

 

そこで、魔狩りの剣のティンソンとナンが現れて、洞窟が光り出したので、ジュディスがそこにバウルを匿って今まで防衛していたのだった。

 

ティンソンとナンはバウルを殺すため、攻撃してきたので、龍姫達は非殺傷モードに設定して、ユーリ達は一斉に得物を構えたのだった。

 

「おまえ‼気絶させてくれた、落とし前をつけてやるぜ‼」

 

「自業自得だろうが‼もう一回寝てやがれ‼ 獅吼爆炎陣‼」

 

「しょうがない、寝て‼ 絶破裂氷撃‼」

 

「キャ~‼」

 

「ったく、その通りだぜ‼ 蒼破ぁ‼」

 

「龍姫達がいてくれて助かった・・・」

 

そんなこんなで二人を気絶させた龍姫達とユーリ達はバウルの所へ向かったのだった。

 

エステルが治癒術を掛けようとしたのをジュディスが止めて、しばらくして、

 

「ねぷ~‼」

 

「でけぇ、クジラだな‼」

 

バウルが巨大なクジラに成長したので、フィンエルティア号に乗り込むことにしたのである。

 

ジュディスはどうやら、過労で倒れてしまったので、龍姫がお姫様抱っこして船室のベットに寝かせたのだった。

 

しばらくして、ジュディスが起きたので、龍姫達とユーリ達はフェローに会うため、ジュディスの案内の元フェローに会いに行くのだった。

 

そこは岩場で、奥に進んでいったら、上空からフェローが舞い降りて来たのである。

 

「忌まわしき毒よ、遂に我が下に来たか、それと、人間の依代を身に纏った異世界の神々もいるのか」

 

「異世界の神々?」

 

フェローはエステルを見るなり、毒呼ばわりした上に、龍姫達が女神だと見破ってしまった。

 

「ちっ、あんたもこれで語るタイプか、やるってんならしょうがねぇな」

 

ユーリは剣の鞘を飛ばして抜いてしまったので、エステルが止めて、話を行くことにしたのだった。

 

「教えてください‼フェロー、わたしが何者なのか、もし本当にわたしが生きるてることが許されないなら、死んだっていい‼でもせめて理由を知りたいんです‼」

 

エステルが命を投げ出しても構わないと言い出したのである。

 

フェローはエステルの満月の子の力は魔導器に影響を及ぼすと述べて、ユーリが自分を棚上げしてまでフェローに啖呵を切って、ジュディスが待ってくれるように、約束通りにエステルを殺害すると言い、フェローは非は人間にあると、そしておまえらに残された猶予はあまり残ってないと言って、どこかへ飛んで行ってしまったのだった。

 

「それはいいんだけどな」

 

「え?」

 

「死んだっていい?ふざけてんのんか?」

 

「・・・・ごめんなさい」

 

「二度と言うなよ」

 

「それとアンタ達、異世界の神々って何?」

 

「ごめん、それはまだ教えられないんだ」

 

「もういいだろ、行くぞ‼」

 

ユーリはエステルを叱咤して、リタが龍姫達がフェローに異世界の神々と言われていたことを問いだしたのを、ユーリが止めて、一行はフィンエルティア号に戻るのであった。

 

 

 

 


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