ドンの最期を見届けた龍姫達とユーリ達はジュディスに事の真相を聞くため、テムザ山に向かったのだった。
テムザ山に到着した龍姫達とユーリ達はレイヴンから人魔戦争で死に掛けた事を聞かせれた。
魔物などを片付けて、山道を進んでいったら、魔狩りの剣の構成員を気絶させたジュディスを発見したのでユーリが、
「おまえら‼うちのモンに手ぇだすんじゃねえよ!‼掟に反しているならケジメはオレらが付ける‼引っ込んでろ‼」
と言い放って、龍姫達とユーリ達は一斉に得物を構えたのである。
魔狩りの剣の構成員を追っ払って、ジュディスに話を聞くことにしたのだった。
ジュディスが言うには、ヘルメス式魔導器と言う新しくできた魔導器の所為で、十年前の人魔戦争が起こってしまったと言うのであった。
龍姫達とユーリ達はジュディスにある場所に案内してもらったのである。
そこで、魔狩りの剣のティンソンとナンが現れて、洞窟が光り出したので、ジュディスがそこにバウルを匿って今まで防衛していたのだった。
ティンソンとナンはバウルを殺すため、攻撃してきたので、龍姫達は非殺傷モードに設定して、ユーリ達は一斉に得物を構えたのだった。
「おまえ‼気絶させてくれた、落とし前をつけてやるぜ‼」
「自業自得だろうが‼もう一回寝てやがれ‼ 獅吼爆炎陣‼」
「しょうがない、寝て‼ 絶破裂氷撃‼」
「キャ~‼」
「ったく、その通りだぜ‼ 蒼破ぁ‼」
「龍姫達がいてくれて助かった・・・」
そんなこんなで二人を気絶させた龍姫達とユーリ達はバウルの所へ向かったのだった。
エステルが治癒術を掛けようとしたのをジュディスが止めて、しばらくして、
「ねぷ~‼」
「でけぇ、クジラだな‼」
バウルが巨大なクジラに成長したので、フィンエルティア号に乗り込むことにしたのである。
ジュディスはどうやら、過労で倒れてしまったので、龍姫がお姫様抱っこして船室のベットに寝かせたのだった。
しばらくして、ジュディスが起きたので、龍姫達とユーリ達はフェローに会うため、ジュディスの案内の元フェローに会いに行くのだった。
そこは岩場で、奥に進んでいったら、上空からフェローが舞い降りて来たのである。
「忌まわしき毒よ、遂に我が下に来たか、それと、人間の依代を身に纏った異世界の神々もいるのか」
「異世界の神々?」
フェローはエステルを見るなり、毒呼ばわりした上に、龍姫達が女神だと見破ってしまった。
「ちっ、あんたもこれで語るタイプか、やるってんならしょうがねぇな」
ユーリは剣の鞘を飛ばして抜いてしまったので、エステルが止めて、話を行くことにしたのだった。
「教えてください‼フェロー、わたしが何者なのか、もし本当にわたしが生きるてることが許されないなら、死んだっていい‼でもせめて理由を知りたいんです‼」
エステルが命を投げ出しても構わないと言い出したのである。
フェローはエステルの満月の子の力は魔導器に影響を及ぼすと述べて、ユーリが自分を棚上げしてまでフェローに啖呵を切って、ジュディスが待ってくれるように、約束通りにエステルを殺害すると言い、フェローは非は人間にあると、そしておまえらに残された猶予はあまり残ってないと言って、どこかへ飛んで行ってしまったのだった。
「それはいいんだけどな」
「え?」
「死んだっていい?ふざけてんのんか?」
「・・・・ごめんなさい」
「二度と言うなよ」
「それとアンタ達、異世界の神々って何?」
「ごめん、それはまだ教えられないんだ」
「もういいだろ、行くぞ‼」
ユーリはエステルを叱咤して、リタが龍姫達がフェローに異世界の神々と言われていたことを問いだしたのを、ユーリが止めて、一行はフィンエルティア号に戻るのであった。