明星と龍の女神   作:天龍神

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二十八

龍姫達とユーリ達はアレクセイの企みを止めるために移動要塞ヘラクレスへ向かったのだった。

 

なぜか、左後方が弾幕がなかったので、そこから龍姫達とユーリ達は潜入したのだった。

 

そしたらなぜか先ほど会ったばかりなのに、ルブラン達が先回りしていて、後から、

 

「あんたらの顔見てると思いだしたくない顔が浮かんでくるのよ‼」

 

「どんな顔なんだろうなぁ。よっぽど非道い顔のやつなのね」

 

「レイヴン・・・」

 

「‼」

 

「レイヴンさん‼」

 

「おっさん‼」

 

「おう。レイヴン様参上よ‼」

 

なんとあのレイヴンが生きて龍姫達とユーリ達の目の前に姿を現したのだ。

 

どうやらルブラン達があの後、急いで神殿の最深部に行って助けたのだと龍姫達は感づいたのだった。

 

レイヴンはケジメを付けるためにユーリにドンの小太刀を投げ渡したのである。

 

ユーリはそのまま小太刀を持ったまま、レイヴンの顔を殴って、

 

「あんたの命この凛々の明星がもらった、生きるも死ぬもオレたち次第だ‼」

 

と言って、それぞれ便乗して、龍姫はデコピンをして、うずめが平手打ちをして、真龍婭と美龍飛が正拳突きを、龍音がビンタをしたのだった。

 

一番痛そうだったのは、パティがヒップアタックを繰り出していたのだった。

 

レイヴンはフレンに手を引かれて起こされて、

 

「龍音ちゃん~これ使いなよ」

 

「これって」

 

「ドンの」

 

「使ってやれよ、ドンも浮かばれるってもんだ」

 

「わかった、ありがとうございます」

 

レイヴンはあのドンの忘れ形見の小太刀を龍音に授けたのである。

 

龍音はドンの小太刀を次元デバイス「玄武」に認識させて、ゲイムギョウ界の武器と同様に粒子化したのだった。

 

スキット:粒子化

 

フレン「ユーリ、ちょっといいかな」

 

ユーリ「どうした?」

 

フレン「彼女たちはどうやって、武器を粒子化したり、実体化させてるんだ?」

 

ユーリ「あれは龍姫達の土地では、武器をあーやって粒子化させる能力があるだってよ、だから、オレたちはできねぇよ」

 

フレン「そうだったのか」

 

どうやら、アレクセイは制御室に向かったと言うので、龍姫達とユーリ達は仕掛けを解きながら制御室へ向かったのだった。

 

龍姫達とユーリ達は制御室に到着したので、ヘラクレスを止めるため、侵入したら、またノード・ポリカの闘技場で出会った暗殺者ザギが邪魔して来たのである。

 

「ユーリ‼此処はボクたちに任せて、動力室に行って‼早く‼」

 

「わかった‼死ぬんじゃねぇぞ‼」

 

「ユーリィィィ‼待ちやがれっぇぇぇ‼」

 

「しばらく、寝てよ‼ 獅子戦吼‼」

 

「魔神剣‼」

 

おまけに制御盤を破壊されてしまったので、ユーリ達を先に動力室に行かせて、龍姫達はザギの相手を買って出たのだった。

 

しばらくして、イエガー達がやって来て、ザギをぶっ飛ばして、龍姫達を助けてくれたのだった。

 

龍姫達はイエガー達にお礼を言って、急いで動力室に向かったのだった。

 

「ごめん」

 

「まぁいい、これで揃ったからな」

 

動力室に到着した龍姫達は、どうやら先に動力源を断ったのだが、ザーフィアスに向かって粒子砲が発射してしまったが、先ほどユーリ達はフレンを騎士団に返してのが良かったのか、フレンは部下にヘラクレスに船で体当たりを決行して、粒子砲の進路を逸らしたのだった。

 

龍姫達とユーリ達はそのままフィンエルティア号に乗り込んでザーフィアス城に向かったのだった。

 

「エステル‼今助けてやるからな」

 

帝都の到着した龍姫達とユーリ達は赤いエアルに包まれたザーフィアス城のエステルがいる場所にフィンエルティア号で向かったのだが、

 

「これ以上、誰かを傷つける前に、お願い殺して」

 

「エステル‼」

 

エステルは助けようとしたユーリに自分を殺してくれと、言い出した、その時だったアレクセイが不敵に笑みを浮かべた瞬間、エステルから衝撃波を放って、フィンエルティア号ごと龍姫達とユーリ達をぶっ飛ばしたのだった。

 

「お姉ちゃん‼」

 

「龍姫‼」

 

「みんな‼」

 

龍姫はフィンエルティア号から、帝落に落とされてしまって、また妹達と離れ離れになってしまった。

 

「う~ん、どうやら、何処も骨折してないみたいだね、紫龍の女神になってて良かった」

 

「気が付いたんですね、どうやら、マスターの体の異常はないようです、どうやら、帝都の市民街の広場のようですね、流石にこのエアルの中は、女神でも危険です、フォースフィールドを発動させて下さい」

 

「わかった、絢爛たる光よ、干戈を和らぐ壁となれ、フォースフィールド‼」

 

どうやら、龍姫は市民街の下町の入り口の付近に落ちてしまったのだが、流石に女神でもエアルの中にいるのはまずいので、補助魔術「フォースフィールド」を詠唱して、結界を張ったのだった。

 

城に向かおうとしたら、下町から、

 

「ハンクスさん‼」

 

「なんじゃ、龍姫の坊主か」

 

「さっさと、城に避難するのであーる‼」

 

ハンクスさん達が避難してきたので、龍姫も一緒に城の食堂に避難したのだった。

 

数日後

 

「お姉ちゃん‼」

 

「ごめんね、心配かけちゃって」

 

龍姫はユーリ達と再会を果たしたのだった。

 

龍姫はユーリ達にルブラン達が避難誘導を行っていたら下町の住民が見当たらなかったので、一緒に下町の住民と城の食堂に避難したことを説明したである。

 

「め、命令違反の罰は受けます」

 

「我々も同罪なのであーる(なのだ)‼」

 

「罰も何も、俺ただのおっさんだからねぇ、それに市民を護るのは騎士の本文っしょ?・・・よくやったな」

 

「・・・光栄であります‼シュヴァ・・・・レイヴン隊長殿‼」

 

「隊長ゆーな。俺様はただのレイヴンよ」

 

「はっ‼失礼しました。ただのレイヴン殿‼」

 

「なんか、プラネテューヌ教会の職員みたいだね」

 

「そうだな」

 

龍姫達はレイヴンとルブラン達のやり取りを見て、プラネテューヌ教会の職員を思いだしていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 


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