龍姫は妹の一人、龍音の次元デバイス「玄武」の反応があった学術閉鎖都市「アスピオ」に向かって、魔核泥棒を追いかけてると言う青年、ユーリ・ローウェル達に同行することになったのだった。
「あ、そう言えば、自己紹介がまだでしたね、わたしは「エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン」と言います、長いので、エステルって呼んでください‼」
「こちらこそ、ボクの名前は 鳴流神龍姫です‼ 龍姫って呼んでください‼’(なんとなく、コンパに似てるよね)」
「龍姫ですね、別にそう堅くならなくてもいいんですよ‼」
「では、お言葉に甘えて、これからどこに行くの?(実際にはボクは転生する前にやっていたゲームの世界に今いるんだよね、多分、アスピオに行くはず)」
「わたしは、花の街、ハルルに行こうと」
「オレは、アスピオに、魔核泥棒を追いかけにな、それはそうと、龍姫は何してんだ?」
「ボクもアスピオに行こうと思っていたんです、そこに行けば妹達に会えると思って(本当は、デバイスの反応がアスピオにあったからなんだけど)」
「そうか、あと、オレの事は、ユーリでいい‼ 敬語はいらねぇから‼」
「わかったよ、ユーリ‼ エステル‼ ラピード‼ よろしく‼」
アスピオに向かう道中で、コンパに雰囲気が似ている、ピンクの髪に、碧眼に、ピンクと白の衣服に身を包んだ少女こと、エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインに自己紹介を済ませて、一行はデイドン砦に向かうのだった。
二人は龍姫に口調を崩すように言い、龍姫は口調をいつものように戻したのだった。
スキット:二人は
エステル(以後エス)「それにしても、お二人は、よく似てますね、まさか‼ ご兄弟です?」
龍姫&ユーリ「だから、兄弟じゃないから(ねぇ)‼ 」
ラピード「ワフ‼」
そんなこんなでデイドン砦に到着したのだった。
エステルは近くの行商人から古びた本を貰い、気にいっていた。
どうやら、外に出るのが初めてだったのか、どことなく覚醒する前の妹の一人真龍婭ことネプテューヌに似ていたと思っていたのだった。
そろそろハルルに向かおうと門に近付いたら、警鐘が鳴り響いたのだ。
「主だ‼ 平原のヌシが来たぞ‼ 門を閉じろ‼」
どうやら門の向こう側で魔物の大群を率いたヌシがやって来たようで門番達が門を閉め始めたのだ。
そしたらエステルが一目散に逃げ遅れた人に駆け寄っていたので、龍姫とユーリも何の躊躇もなく駆け出して、ラピードが門を下ろそうとレバーのハンドルを廻している門番をこかして一旦中断させた。
何とか門を潜った龍姫だったが、ユーリは蹲っている女の子を抱えてそのままスライディングで門を潜って全員が事なきを得たのだった。
目立ってしまったのは言うまでもない。
平原のヌシが去るまでは門が開かないと言われたのだった。
それを聞いた男性二人組は門番と揉めていた。
「ねぇ、あなた、わたしの下で働かない? 報酬は弾むわよ‼」
と赤いフレームの眼鏡をした女性が龍姫達に働かないかとガルドの入った布袋を見せびらかしやってきたのだ。
それをユーリは
「名乗りもせずに金で釣るのは失礼って言わねぇんだな‼ いや、勉強になったわ‼」
と言って断った。
「予想通り、面白い子ね‼ わたしはギルド「幸福の市場」のカウフマンよ‼」
「ギルドね・・・」
先ほど龍姫達に金で釣ろとした女性ことギルド「幸福の市場」の社長、カウフマンは自己紹介をしてきた。
しばらく対話をしていたら、エステルはほかの道を知っている人を探しにどこかに行ってしまった。
そしたら、
「ここから西、クオイの森に行きなさい‼ そこを抜ければ平原の向こうに出られるわ‼」
とカフウマンが龍姫達に教えてきくれたので龍姫はお礼を言ったが、ユーリはなぜかノリノリだった。
エステルを迎えに行ったら座り込んでいたのでクオイの森の事を教えて龍姫達は危険を承知でクオイの森に行くのだった。