龍姫はソディアに刺されたユーリをザーフィアスの下町のユーリの部屋に、デュークと一緒に運び込んだのだった。
龍姫は治癒術を掛けながらユーリの傷を治療して、デュークが
「あとはまかせろ」
「それじゃあ、お願いします、確か、隣の部屋を使えばいいんだったよね」
と言うので龍姫は以前ユーリから隣の部屋は使っても構わないと言われたことを思いだして、睡眠を取ることにして、翌日
「ユーリ‼それにエステルも‼」
「龍姫か‼」
「龍姫‼」
目が覚めた龍姫はデュークに任せていたユーリの容態を見に行ったら、起きていたのである。
龍姫の背後からエステルがどうやら、城に戻らないで、龍姫の泊まっていた部屋の隣の部屋から出てきたのだった。
取り敢えず、下に降りて行ったら、ルブラン達がやって来て、ユーリを騎士団に勧誘してきたのだが、ユーリは
「よう、シュヴァーン」
と言って、ルブラン達を騙して、龍姫達とユーリ達は坂を駆けあがって行ったら、
「お姉ちゃん‼」
「真龍婭・美龍飛・うずめ・龍音‼」
「もう、手当たり次第にザーフィアスを探し回ったんだから‼」
「ごめん」
「その辺にして、騎士団に捕まるぞ」
「そうじゃな」
「それじゃあ、行くわよ」
「あばよ騎士団‼」
「降りて来い‼」
真龍婭達と合流して、バウルの引くフィンエルティア号に乗り込んでアスピオに向かったのだった。
どうやらリタがエステルをなんとか出来ると言うのだった。
そんなこんなで龍姫達とユーリ達はアスピオに到着して、リタの家に向かったのだが、
リタが調べ物に熱が入ってしまって、自宅に直行していったので龍姫達とユーリ達は後を追いかけるのだった。
リタの家に入ったら、リタから、聖核とエアルクレーネを利用するとエアルの乱れを抑制できると言い出して、龍姫達とユーリ達はダングレストのユニオンに預けている聖核を譲り受けに行った。
「ユーリ‼」
「龍姫ちゃん‼」
「どうしたの?」
「やっこさんが逃げちゃったから、今から捕まえに行くところだったのよ、取り敢えず、ユニオンで待ってて」
「わかった」
ダングレストに到着した龍姫達とユーリ達は逃走しているハリーとそれを追いかけているレイヴンとカロルを発見したので、ハリーをレイヴンに任せてカロルと一緒にユニオンに入って行った。
どうやら、ユニオンの頭の後釜が決まらないようだったのだ。
しばらくして、ハリーを捕まえたレイヴンが戻ってきたので、リタが単刀直入に聖核を貸して欲しいと言い出したのである。
当然ハリーは断ったので、龍姫達とユーリ達は町から出ようとしたら、ハリーが聖核をユーリ達に渡して、
「これは今から盗まれんだよ‼」
言い出して、龍姫達とユーリ達に聖核「蒼穹の水玉」を渡したのだった。
リタがゾフェル氷刃海のエアルクレーネを使用すると言うので、龍姫達とユーリ達はゾフェル氷刃海に向かったのだった。