龍姫達とユーリ達はデュークを止めるために、そして星喰みを倒しすために戦いの火蓋が切って落とされたのである。
龍姫達は魔力を温存するため女神化をしないでユーリ達に助太刀をすることにしたのだった。
「やめてよ‼ こんなことしてなんになるの‼」
「そうです、今からでも遅くないです」
「おまえらに始祖の隷長がわかるはずもない」
やはりデュークは龍姫達とユーリ達が協力しても尚余裕が窺えたのであった。
「さすがにフェローが認めた者たちと言うことか」
「あんたこそ大した強さだ」
「ボクたちがこの人数で攻撃しているのにへこたれないなんって」
「フッ、残念だ。おまえたちともっと長き時を歩んでいれば。違う形の邂逅があったのかもしれぬのにな」
「今からでも遅くないぜ‼」
「そうですよ‼」
「いや、もう遅い。この空を星喰みに覆われたとき、私の道は決してしまってのだから」
「この分からず屋め‼」
「世界の永続にとって最善の道、それは世界を自然な形に戻すこと・・・それが私の選んだ道‼ 私はそれに殉じる。 友よ‼ 力を‼」
そう言ってデュークは宙の戒典を地面に突き刺して光が頭上に集まりそれが収まったら龍姫達とユーリ達は魔法陣の上に立たされて、デュークは白色の姿に変貌を遂げたのだ。
「行くよ‼ セットアップ‼」
「うん‼ テルカ・リュミレースのみんな‼ 変身するよ‼ 括目せよ‼ 変身完了‼」
「括目してください‼ バリアジャケット装着完了だ‼」
「行くぜ‼ 変身‼ バリアジャケット装着完了だニャー」
「ボクも‼ セットアップ‼ いつでも行けるぞ‼」
「さて龍姫達も変身完了したことだし、行くぞ‼」
「全く龍姫様達には驚かされるよ、でも、僕たちは負けるわけには行かないのだから‼」
龍姫達は女神化をして、ユーリ達もこの戦いにケリを着けるために戦闘態勢に入ったのだ。
一斉に得物を構えたのだった。
「デューク‼ もうやめて‼」
「先ほどの人物と同一人物なのが信じがたいな」
「悪いが、こいつらさっきあんたと戦っていた龍姫達なんだよ‼」
デュークも龍姫達の女神の姿を見てさっきまでユーリ達と一緒に戦っていた人物だと己の視覚を疑っていたのだが、やはり龍姫達が女神化しても一方に退く気配がなかった。
そして、
「始まりの時を再び刻め‼ ビックバン‼」
「キャァア‼」
龍姫達とユーリ達はデュークの秘奥義「ビックバン」を喰らってしまったのだが、まだ龍姫達とユーリ達は諦めていなかったのである。
そして龍姫達とユーリ達は決着を着けるために、
「飛ばして行きますか(わ)(ぞ)(ニャー)‼」
「いい気になるな‼」
オーバーリミッツLv3を発動させて、
「来ませ‼運命の友‼ 誰が来るかの~サイファー‼」
巨大なルーレット上でパティが軽快よくステップをしてこけて止まったマスは錨のマークで、それが大当たりのマスでサイファーが現れてデュークに向かって滅多斬りをした後、ライフルでぶっ飛ばす秘奥義「サモンフレンズ」を繰り出し、
「ここでお終いにするよ‼ はぁぁぁ‼ 光竜滅牙槍‼」
フレンは剣に光を溜めて勢いよく突きを繰り出して無数の光の龍で攻撃する秘奥義「光竜滅牙槍」を叩き込み、
「行くわよ‼ 来たれ雷‼ 裁きを受けよ‼ 煌華月衝閃‼ いかがかしら?」
ジュディスが槍に雷を纏わせて一閃する秘奥義「煌華月衝閃」をお見舞いして、
「轟け鼓動‼ ブラストハート‼」
レイヴンは心臓魔導器の力を解放して紫色の光線を打ち出す秘奥義「ブラストハート」を繰り出して、
「万象を成しえる根源たる力・・・太古に刻まれしその記憶・・・我が呼び声に応え、此処に蘇れ‼ エンシェントカタストロフィ‼ これがあたしの研究成果よ‼」
リタが巨大な四色の術式を展開させて、周囲を一辺に攻撃する秘奥義「エンシェントカタストロフィ」を発動して、
「全身全霊で叩く‼ 1‼ 2‼ 3‼ 豪覇連刃インパクト‼」
カロルがカバンから巨大な武器を出して、数を数えながら叩き込み、最後は力一杯に叩いて爆風を熾す秘奥義「豪覇連刃インパクト」を叩き込んで、
「ウオォォォウッ‼ ワン‼(斬‼)」
ラピードが小太刀を銜えて物凄いスピードで斬りつける秘奥義「斬」を繰り出して、
「行きます‼ 邪と交わりし、悪しき魂に清き聖断を‼ セイクリットブレイム‼ 安らかな眠りを・・・」
エステルが光を纏いながら上昇してそこから光を放出する秘奥義「セイクリットブレイム」を放ち、
「交わらざりし命に、今もたらされん刹那の軌跡‼ 次元を超えて、此処に融合せし未来への胎動‼ 義聖剣‼ わたしは、未来を切り拓きます‼ 斬る‼ 真神煉獄刹‼」
龍音は大小の二振りの刀に光を纏わせて乱舞をしながら切り刻み、大上段から二刀を振り下ろした瞬間に、「閃光の女神」に変身して、左のドンの小太刀を逆手に持ったまま斬り上げて、最後は右に持っている妖刀「童子切安綱」で特攻する秘奥義「真神煉獄刹」を繰り出して、
「心得よ‼ 我が剣は女神の刃‼ 六道の悪行浄滅せん‼ 闢・魔神王剣‼ 成敗です‼」
美龍飛は刀で打ち上げて魔法陣に捉えて、大上段から一刀両断する瞬間に「犬姫女神」に変身して斬り捨てる秘奥義「闢・魔神王剣」を叩き込んで、
「終わらせてやるにゃ‼ 来たれ‼ 迅雷ニャー‼ この全てに 悪しきを断ち切るニャー‼ 烈震‼ 神雷牙‼」
うずめは左手に雷を纏い、獅子戦吼の要領で掌底を叩き込んで、最後は抜刀術で斬り抜ける秘奥義「烈震神雷牙」を決めて、
「わたしに力を‼ 虚空蒼破斬‼ 空間翔転移‼ これが次元を超えた女神の力よ‼ 天龍‼ 滅牙斬‼」
真龍婭は虚空蒼破斬から入り、空間翔転移で頭上に舞い上がり、時計を象った魔法陣に閉じ込めて、龍虎滅牙斬を叩き込む秘奥義「天龍滅牙斬」を叩き込んで、
「鳴り響け‼ 次元を超えし刃よ‼ 紫龍の女神の元に集え‼ 此処に紡ぎし絆‼ 天翔‼ 夢幻‼ 絆龍斬‼」
龍姫は舞い踊りながら切り刻み、二刀で滅多斬りにして、小太刀を操り、五芒星の魔法陣を形成して、翔旺神影斬のように縦横無尽に斬りつけて、最後は抜刀術で斬り抜けて、インディグネイト・ジャッジメントのように頭上から巨大な剣を落として納刀して「猫耳女神」に変身して指パッチンを決める龍姫オリジナル秘奥義「天翔夢幻絆龍斬」を繰り出して、
「お終いにしようぜ‼ 閃け‼ 鮮烈なる刃‼ 無辺の闇を鋭く切り裂き‼ 仇名す者を微塵に砕く‼ 決まった‼ 漸毅狼影陣‼ はぁぁ‼ 止め‼」
ユーリは四方八方から陣を描きながら切り刻む秘奥義「漸毅狼影陣」をお見舞いしたのである。
「すまぬ・・エルシルフ・・・約束・・・守れそうにない」
「エルシルフがどんな奴だったのか知らねぇオレが言っても説得力ねぇけど、人魔戦争で人のために戦ったエルシルフってやつはダチのあんたに人間を否定して生きることなんて望んじゃいないと思うぜ」
「エルシルフの願い・・・世界を守る事・・・いとしきいける者、心ある者の安寧」
「ユーリ、急がないと‼」
「あぁ、やるぞ‼」
ユーリは明星弐号を鞘から抜き、掲げて、エステルが四属性の精霊を呼び、エステル・ラピード・カロル・レイヴンの魔導器の魔核から光が飛び、テルカ・リュミレースの結界魔導器及び各地の魔導器魔核から光が飛んできて巨大な翼の剣を形成したのだがまだ足りなかったのである。
龍姫達は魔力を分け与えようとしたらデュークが立ち上がって宙の戒典を掲げて、明星弐号と同調して
「いっけぇぇぇ‼」
龍姫達は声を同調させて、ユーリは明星弐号で星喰みを一刀両断にしたのである。
「やっと繋がりましたました。初めまして、ギルド「凛々の明星」と騎士団長様、私は天界から参りました、女神ツクヨミと申し上げます」
「龍姫達帰るの」
「ごめん、ゲイムギョウ界のみんなに心配かけれないから」
「そうじゃな、また会える日を待っておるぞ 龍姫姐達」
「パティも元気で」
「私は女神様とともに戦ったことをうれしく思っております、また会える日をお待ちしております」
「フレンさん、別に堅くならなくても」
「さよならは言わないわ」
「ジュディスも元気でね」
「美味しかったわよ、あの豆腐ハンバーグ」
「それはよかったよ」
「ワウ‼」
「勇龍のラピードを連れて来れたらよかったね」
「龍姫、パーカワンピ、大事にします」
「大事にしてね」
「おまえたちとの、兄妹に間違えられたことは一生忘れねぇ」
「ボクもだよ」
「それではみなさんごきげんよう」
龍姫達はツクヨミの力で元の次元のゲイムギョウ界のプラネテューヌに戻って行ったのである。
「ん? これなんだ?」
「これって魔導器と写真」
「それとゲイムギョウ界のお金です」
「どうやらおまえたちに報酬として払ったんだな」
「流石にこれはオレたちに払いすぎだろ」
「いいんじゃないの~貰っちゃったものは」
「そうね、わたし達がゲイムギョウ界に行くことがあれば必要になるわ」
「僕までもらってしまったからね」
どうやらツクヨミは龍姫達を護衛してくれたので、凛々の明星とフレンとエステルに次元魔導器とカラーの集合写真とゲイムギョウ界の通貨クレジットを報酬として渡したのだった。
デュークは立ち去った。
だがこれは物語の始まりに過ぎなかったのだった。
龍姫はオリジナル秘奥義を修得させました