明星と龍の女神   作:天龍神

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四話

幸福の市場の社長のカフウマンからクオイの森を抜けたらハルルに行けると教えられた龍姫達はそのクオイの森に到着したのである。

 

到着して早々エステルがクオイの森が呪いの森と呟きだした。

 

そんなこんなでクオイの森の少し開けた場所に到着したのも束の間、近くにあった古びた魔導器にエステルが近づいたらいきなり光を発したのだ。

 

光が収まったと思ったら、エステルが倒れこんでしまったのでその場で焚き木を集めて、火を起こして休憩することにした。

 

「う、う~ん、わたし」

 

「目が覚めたんだね‼」

 

「大丈夫か?」

 

「どうやら、わたし、エアルに酔ったみたいです」

 

「エアル‼?」

 

「エアルって、魔導器を動かす燃料みたいなもので、目に見えないで大気中に紛れれてるってやつ」

 

どうやらエステルは魔導器を動かすために必要なエアルに酔ってしまったらしく、それを聞いた龍姫はゲイムギョウ界で見たあの薄緑色の光がエアルの可能性に気が付いたのだった。

 

どうやら、クオイの森の呪いはエアル濃度が濃かっただけだった。

 

「おまえら、サンドイッチ食うか? 下町で覚えた料理だけどな」

 

「それじゃあ‼ いただきます‼」

 

ユーリは二人に自分が作ったサンドイッチを進めてきたので、二人はお言葉に甘えて、いただくことにした。

 

二人は美味しいと感想を述べていた。

 

エステルは徐にユーリにフレンの事は心配していないのかと聞いていた。

 

するとユーリは

 

「実際、心配してねぇからな、あいつなら一人でなんとしちまうし、フレンには子どもの時から何やっても勝てなかったからな、余裕かましてこう言いうんだぜ、ユーリ、大丈夫か、ってな」

 

と答えたのだ。

 

それを聞いたエステルは羨ましがっていたのだった。

 

しばらくして体力が回復したので先を急いでいたら茂みから身の丈以上の大剣を振りましながら男の子が飛び出して来たのだ。

 

龍姫はなんの躊躇もなく粒子化していた愛刀で神代三剣「天羽々斬」と名刀「三池典太」と小太刀を帯刀して抜刀しようとしたら、ユーリが器用に左手に握ってる紐でぶら下げてる剣の柄を逆手に持ちそのまま横に薙ぎ、鞘を飛ばして抜刀して、男の子の大剣を真ん中から真っ二つして、止めた。

 

「あれ? 魔物じゃない‼」

 

「エステリーゼって言います‼」

 

「ユーリ・ローウェルだ‼ こいつがラピードだ‼」

 

「ワフ‼」

 

「鳴流神龍姫だよ、龍姫でいいよ‼」

 

「ボクはカロル‼ ギルド「魔狩りの剣」のエースなんだ‼」

 

覚醒する前の芽龍ことブランほどの男の子「カロル」は龍姫達に自己紹介をして、ギルド「魔狩りの剣」のエースだと言い出したのだが、ユーリに「剣が折れちゃ、エースも形無しだな」と言われていた。

 

龍姫達はその場を後にしてハルルに向かおうとしたら一緒に行くと言ってカロルもついいてきたのだった。

 

そんなこんなで龍姫達は花の都「ハルル」に到着したのだが、至る所に怪我人で溢れ返っていたので、エステルと龍姫は怪我人に近付いて治癒術を施した。

 

「一体何があったんです?」

 

龍姫は治癒術を掛けながら近くにいた町人に尋ねたら、どうやら、毎年、ハルルの樹が満開になる時期に、一時的に町に貼ってある結界が崩壊する事を教えられて、そこを魔物に襲われて、たまたま来た騎士団が倒して行ったらしく、その時にハルルの樹がやれてしまい結界が直ってなく、それを直しに騎士団が魔導器を専門に扱う集団が暮らしている場所に向かったらしいのだ。

 

龍姫とエステルが一通り終えたらユーリ達が戻ってきて、どうやら魔物の血液をハルルの樹の根っこが吸ってしまい、その所為で結界が戻らないことをカロルから聞いたのだった。

 

道具屋に行ったら合成でしか作れなくてその材料はクオイの森に生息しているエッグベアから取れる、エッグベアの爪とルルリエの花びらとニアの実が必要だと言われたらしく、ルルリエの花びらは村長さんが分けてくれたので、その材料を取りにクオイの森に行くと言うので龍姫とエステルは同行することにした。

 

そんなこんなで再びクオイの森に到着した一行はニアの実を見つけたのだが、カロルがニアの実を潰して異臭を巻き散らしたのだった。

 

「エッグベアは匂いに敏感なんだ‼」

 

と言うので龍姫達は匂いを我慢しながらエッグベアを探していたら、茂みから魔物が現れて、そのあとを追いかけてエッグベアが現れたのだ。

 

一斉に得物を構えたのだった。

 

「ぐぉっぉ‼」

 

「わぁ~‼」

 

「カロル‼ 魔神剣‼」

 

エッグベアは何の躊躇もなくカロルに向かって攻撃してきたが、龍姫が斬撃を放つ特技「魔神剣」を放って中断させて、

 

「ユーリ‼」

 

「オウ‼ 蒼破ぁ‼」

 

「バウ‼」

 

「爆炎剣‼」

 

「なんとかなったな、しかし、龍姫もやるな‼」

 

「それほどでもないよ‼」

 

龍姫が合図をしたら、ユーリは疾風の斬撃を放つ特技「蒼破刃」を繰り出し、ラピードが闘気を纏いながら特攻する特技「瞬迅犬」を繰り出して、龍姫は刀身に炎を纏わせて斬りつけて火柱で攻撃する特技「爆炎剣」を繰り出したら、エッグベアは息絶えた。

 

エッグベアの息の根が止まってるのを確認してユーリはエッグベアから爪を切り取った。

 

カロルは腰を抜かしていたので、龍姫が立ち上がらせて、ハルルに戻ることにした。

 

龍姫達はハルルに到着したので道具屋に行き、「パナシーアボトル」を合成して、ハルルの樹の麓に向かった。

 

カロルがパナシーアボトルを開けて地面に液体を垂らしたら一瞬、光が現れたのだが、消えてしまった。

 

その時だった、エステルが祈るように手を合わせてたら、龍姫達の周囲に光の粒が現れて、結界が戻って行ったのだ。

 

そしてハルルの樹が満開になったのだが、ユーリがある方向を向いた瞬間いきなり走り出したので龍姫達も後を追いかるようについて行き、町を出て、龍音の次元デバイスの反応があった場所、アスピオに向かったのだった。

 

 

 

 

 

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