こうして自分で何か物語を書いてみて、改めて文章の書くことの難しさを実感しました。
何が言いたいかっていうと、5000字とか10000字とか書いて投稿してる人マジぱねぇ
皆さん、おはようございます。今日も今日とてフロニャルドは平和です
さて、突然ですが、今私が何処にいるか分かりますか?
わかりませんか?しょうがないですねぇ、教えてあげましょう。
……ふっふっふ、お花屋さんに来ているのですよ!!
分かりますか!?お花屋さんですよ!お・は・な・や・さ・ん!!
店中に置いてある一つ一つの華の美しさと言ったらもう……たまりませんね!
見てるだけでご飯三杯はいけますよ!
前世では大学の一室を占領して自分専用の花の研究室&鑑賞室にしてたぐらいの花オタクでしたからね。花は私の心のオアシスです、ホントに。
………そこ!男のくせに女々しいとか言わない!!別にいいじゃないですか、男の子が花を愛でたって。世界は広いんだから、私と同じ感性の人も沢山いますよ、きっと。
そもそも!花は女の子が愛でるものだという偏見がいけないんです!いいですか、花は……… (中略) ………ということなんです、わかりましたか?!
…ふう。
いやー、ここまで多くの花に囲まれると、少々テンションがハイになってしまいますね。前世には無いであろう、いかにも「ふぁんたじーな世界」っぽいのもありますし。
「あら、シロナちゃん、今日は一人でおつかい?えらいわねー」
…あ、ちなみに私の名前ですけど、シロナと言います。はい。
性別はちゃんと男ですから。そこは間違えないように。理由、ですか?なんでも、私が生まれる前の夜にお母様が夢で神様からのお告げ?を受けて、生まれる子供が女の子であり、名前は「シロナ」ってつけるといいことあるよー、って言われたみたい。
結局男の子だったわけだけど、女の子みたいな顔してるし、まあいっか的なノリで名前はそのまま付けられました。
なんだかんだで、名前は割と気に入ってますよ。…ただ、女顔なせいもあってか、ご近所さんからは「シロナちゃん」と呼ばれるのは若干恥ずかしいですが。
前世から数えて、もうとっくに20歳も超えてるのに「シロナちゃん」は、ね……
「はい、おつり。ふふっ、おつかいはお家に帰るまでがおつかいだからね、シロナちゃん。気をつけて帰るのよ?」
「はーい!」
さてと、本日のミッション "花屋でお祝い用の花を買う" も無事終了したし、言われたとおり気をつけて帰るとしますか。
……そういえば、お祝い用の花って言われたけど、何を祝うのでしょうね?
我が家で祝うことなんて特になかったと思うんだけど。
さっきのがフラグだったことに今気づきました。どうも、シロナです。
"シロナちゃんビスコッティ騎士団入団おめでとう!!"
何ですこれ。
お父様、お母様、私は入団するなんて一言も言った覚えがないんですけど。第一、騎士団って7歳の子供が入れるわけないでしょうに。
…へぇ、お父様からの推薦で、ですか。いや、お父様が前は騎士だったことは知ってますけど、推薦なんて出来るほど偉かったっけ?
…千人長、でありましたか。ほへぇ、家でお母様にデレデレしてる姿からは全く想像できないけど、結構凄かったんだね。
で、なして私がいきなり入団することになってるわけ?私って運動とかは並みだと思うんですけど。ガキンチョ共と勇者ごっこ(1人vs11人)で追いかけ回されるのが精一杯ですよ?
「んー、そこは俺でもわからんなぁ。しかし、担当の者がお前を見て「あの子は10年に一度の逸材ですよ!」と言って入団テストもしないで報告しに城に帰ってしまったくらいだから、大丈夫だろう。俺の自慢の息子だしな!はっはっは!!」
「もう、あなたったら。私はシロちゃんが心配だわ。我が娘ながら可愛いから、騎士の子たちにちょっかいをかけられるかもしれないし。」
「うむ、それは確かに心配だな。」
…いやいや。うむ、ってなに納得してるんですか。お母様も、いい加減私を娘として扱うのやめてくださいよ。女顔なだけでもあれなのに髪もお母様に言われて伸ばしてるせいで近所の人達に「シロナちゃん」って呼ばれてるんですから。
「だってー、シロちゃん可愛いし♪」ニコッ
…はぁ、もう諦めたからいいです。どうせ成長して男らしい体つきになれば「シロナちゃん」や「シロちゃん」なんて呼ばれなくなるだろうし。
「でも、私は将来は花屋で働きながら花の研究をしていたいんで、騎士団はちょっと…、「騎士団に入って、お城に出入りするのが増えれば学術院で研究書を読んだりもできるんじゃないかしら」入らせて頂きたいと思います!」
…この時、軽々しく騎士団への入団を決めたことが私の人生で最大の過ちだったということに気づくまでに、時間はかかりませんでした。
あれやこれやと時は過ぎ、やってきましたビスコッティ城!
いやー、湖の上に浮いてる土地があるってだけでもすごいのに、そこに大きな城が建てられているとか、改めてここがファンタジーな世界であることを実感しますね。
本日からお世話になるビスコッティ騎士団の皆さんへのあいさつをしに来た私、シロナは現在、綺麗なメイドさんにお城を案内してもらってます。両親は収穫期真っ只中のため仕事が忙しく、私一人です。
でも、お偉いさんでもない私が何でメイドさんにわざわざお城を案内してもらってるんでしょうね?確かに領主様のお城なだけあって広いから一人でいたら迷いそうではあるけど。
…え?
いや、着きましたよ、じゃないでしょメイドさん。私は騎士団に入団するただの一般人ですよ?それがどうしていきなり我らがビスコッティの領主様の執務室に来てるのさ。
…はぁ。領主様が私に頼みごと、ですか。こんな子供に頼みごとなんて一体なんなんでしょうねぇ?
「娘のミルヒと友達になってほしい」
それが私へのナイスミドルな領主様からの直々の頼みごとでした。領主様の娘であるミルヒオーレ・F・ビスコッティ様は領主の娘ということもあって友達がそう多くはないそうで、特に年が近い男の子は皆無らしいです。
…領主様といってもやっぱり子を持つ一人の父親だものね、たった一人の娘を心配するのも精神年齢だけは大人な私としては十二分にわかるわけで。
まあ、頼まれたからにはまずはミルヒオーレ姫に会いに行きますか。あ、メイドさんがまた案内してくれるの?どうもありがとうございます。
……いやいや、私はお礼を言われるようなことはまだ何もしてませんよ。それに、ミルヒオーレ姫に会いに行くのは確かに領主様に頼まれたからですけど、友達になる、というのは結局私が決めた、私自身の意思ですからね。
だって友達っていう関係は、誰かに頼まれたりして作られるものじゃなくて、遊んでたら勝手にできていくものでしょう?
《報告》
可愛い妹達が、できました。
もちろんリアルに両親がハッスルしたとかではなく、ミルヒオーレ姫、もとい、ミルヒのことです。
いやー、もうね、なんですかあの可愛い生き物は。ありゃ領主様が溺愛するのもうなずけるわ。
やはり同世代の男の子に慣れていないのか、会ってからしばらくはオロオロしてたけど、そこはやっぱり小さな子供なわけで、少し遊んでたらすぐに仲良くなり、ついでに見事に懐かれました。
あのピンクの尻尾を左右に振りながら嬉しそうな表情をして「シロ〜!」ってこっちにパタパタと走ってきた時なんかもう…!
あの時は燃え盛る赤い情熱が鼻から吹き出るのを抑えるのに必死でした。もう少しでロリコンへの扉を開くところでしたよ。いや、もしかしたらもう開いてしまったかも。
それに「可愛い妹達」といったでしょう?実はもう一人いるんです。名前はエクレール・マルティノッジ。騎士の家系で、お兄さんと一緒に騎士団に所属してるみたい。エクレールちゃんは、素直なミルヒとは正反対のツンデレっ娘です。
ミルヒと遊んでたら、いきなり「ひめさまになにをしている〜!」って出会い頭にタックルされたのには驚いたけど、この子もミルヒに負けず劣らず可愛いです。ミルヒが大好きで、背伸びをして頑張って騎士らしくしてるのがまた微笑ましくて。
ミルヒに話しかけられたエクレールが顔を真っ赤にしながら答えてるのを見てると実に癒されます。
後ろに待機してるメイドさんズも微笑ましいものを見るような目でーー実際に微笑ましいんですけどーー見ていて、一緒にほっこりしてました。
いやぁ、前世じゃ小さい子が遊んでいるのを眺めていようものなら問答無用で優秀なポリスメンに連行されますからね。そう考えると転生して良かったと心から思います。
ーー結局、ミルヒをお話してたり、エクレールと追いかけっこしてたら暗くなってきちゃったので今日はお城の方に泊めてもらうことに。
今日は可愛い妹分が2人もできたし、いい一日だったなぁ。
…あれ、私は今日何しにきたんだっけ?
other's side
ー今日は久しぶりに我が主が満面の笑みをうかべているのを見れた気がする。
ここのところは、主のご友人はみな予定が合わないようで、遊んだり、一緒におやつを食べる回数がめっきりと減ってしまった。
しかし今日は、新しく騎士団に入団するというシロナ様が我が主、ミルヒオーレ様のお部屋を訪れてくれたおかげで姫様は一日中笑顔でいたこと、
そしてなにより、彼が背中を押したことで、姫様はまた一つ成長した事を私は姫様を間近で見てきた者として嬉しく思う。
いつものように、お休みになる前のホットミルクを持っていくと、ノックをしても返事がない。不思議に思って部屋に入ると、どうやら疲れて日記を書いている間に眠ってしまった様子の姫様が見えた。
ミルクをテーブルの上に置き、眠っている姫様を起こさないようそっとベッドに運ぶ。
ふと気になって、主の日記を盗み見ることなど、いけないことだと思いながらも机の上に開きっぱなしで置いてある書き途中の日記を読んで見る。
ーミルヒの日記ー
今日は新しいお友達ができました!
私は普段お城の中で生活していることもあってお友達は多くありません。
けど、その分、私のお友達はみんな優しくて、仲良しなので、それでいいと思っていました。
でも、最近はお友達はみんな忙しそうで、前みたいに一緒に遊びたいとは思いますけど、頑張っているみんなの邪魔をしてしまうかもしれないのが怖くて声をかけられなくて、ちょっぴりさみしくて、しょんぼりしてしまいます。
そんな時です!私がお部屋で本を読んでいると、扉がー
バンッ!!
ーと開いたので、ビックリして思わずイスの後ろに隠れてしまいました。
恐る恐る見てみると、扉のところには私よりちょっと背の高い髪の長い子が立っていて、こっちに歩いてきたと思ったらー
「私はシロナ、シロって呼んでね。ミルヒ、私と友達になろう?」
と、いきなり言われました。私は突然のことに全くついていけず、訳がわからないままに頷きました。するとその子、シロは、
「うん、じゃあ何して遊ぼうか?あ、何か甘いものでも食べながらお話するのもいいかもね。ミルヒはどっちがいい?」
ーそれから私とシロで一緒に遊んでいると、エクレも来てくれて、3人で暗くなるまで遊んだり、お話して楽しく過ごしました。
今日はシロがお城にお泊まりすることになり、夜ご飯をシロと一緒に食べている時でした。
「ミルヒはさ、もっとわがままになっていいんだよ」
そう言われた時、「領主の娘だからこそ、わがままを言って皆を困らせてはいけないのだ」と言うべきであり、そう思っていた私は、今まで我慢してきた感情が溢れ出して泣いてしまいました。
ーさみしい時はさみしい、って言っていいんだよ。
遊びたい時は強引にでも友達を誘えばいいんだよ。
そうやって遠慮しないでいられるのが、友達なんだからさー
そう言って、私の頭を撫でてくれたシロが、なんだかお姉ちゃんみたいで、
「シロのこと、お姉ちゃん、って呼んでもいいですか?」
ってわがままを言っちゃいました!
そしたらシロが石みたいに動かなくなっちゃって。しばらくしてからボソッと、
「私、男、なんだけどなぁ……」
って。
私、ずっとシロのこと女の子だとおもってて、すっごいビックリしました!
それでー
ここで疲れ果てて寝てしまったのだろう。この後は字として読むことは出来ない。
書き終わった日記を読みたかったと思う一方で、最近は日記を書く時間が減っていた姫様がここまで一生懸命に日記を書くほど充実した時間を過ごされたことを嬉しくも思いながら私、リゼル・コンキリエは部屋を後にした。
ーおやすみなさいませ姫様、 どうか、いい夢をご覧になれますようー
other's side end
付け足して何とか4800になりました。
足した部分は次話にしようとおもってたんですが、早めに書くことが出来たので
時間がありましたら是非、評価、感想、アドバイス等お願いしますm(_ _)m