・・・これが若さか
ヒュン
カッ、ヒュン
手裏剣やクナイが飛び交う中
二つの影が高速でぶつかり合う
「おらぁぁ!!」
「甘いわ!!」
2つの影の正体は自来也とミナトだった
「ッ!?」
「だから甘いと言うに《螺旋丸!!》」
ミナトは、形勢を立て直すために後ろへ下がろうとするが自来也がそれを許さない
「くっ!?」
ミナトはとっさに影分身を出し分身が本体の腕を掴み投げ飛ばし避けることに成功する
「あっぶねぇ~」
すると、上空にまた1つの影があらわれる
「気を抜くとはずいぶん余裕のようだなミナト!!《桜花衝!》」
上空から現れた影は拳をミナトに振り下ろす
「あっぶねー!綱手さん今の当たったら死んじゃうんですけど!!」
「そんなことは当たってから言え!!」
ミナトはとっさに瞬身の術で避けていた
綱手の拳が地面に埋まっており地面は割れ森が揺れた
「くそぉ!!やられっぱなしじゃねぇぞ!!!」
ミナトは素早く印を結ぶ
「火遁・灰積焼!」
口から高熱の灰を噴き出し自来也達を包み、奥歯に仕込んでいる火打石で火花を起こし爆発させる
「まだまだぁ!!!」
そして、腰にあるポーチから手裏剣を取り出し今だ爆炎に包まれている方へ投げ、また素早く印を結ぶ
「手裏剣影分身の術!」
すると1つだった手裏剣は何百もの数になって爆炎の中へ消えていく
「はぁ、はぁ」
肩で息をするミナトは今だ煙が立ち込める場所を睨みつける
「・・・・」
息を整え肩の力を抜く
「・・・終わったか?」
「忍の極意は、けして相手を目の前にして気を抜かないことよ」
「え?」
声が掛けられ後ろに振り返る
「油断し過ぎよ、ミナト・・・・《潜影蛇手!》」
「あ、大蛇丸さん!!え、ちょ・・・・・・ぎゃぁぁぁ!!!!」
こうして、自来也・綱手・大蛇丸対ミナトの勝負はミナトの敗北で終わるのだった
「ぐぞぉ~、まだ負けたぁ~」
あれから、ミナトは自来也達に「油断し過ぎ」や「気を抜く馬鹿がどこにいる」などのお叱りを受け、今は綱手が運営する診療所に来ていた
「ぐぞぉ~、ぐやじぃ~よあずみ~」
「まあまあ、ミナト様は以前より明らかに強くなっておりますよ。というか伝説の3忍と真っ向からやりあえるのはミナト様しかおりませんし」
今、俺と会話をしているのは『風魔あずみ』だ。あずみは昔から木の葉隠れの里で暮らしておりあの綱手さんの一番弟子だ。ある理由から人間不信に軽くかかっており初対面や心を許していない相手だと平気で罵倒し手を出してくる。まあ、その話はいづれ語る時が来るだろう。
最初は俺のことも「よそ者が、」と俺を嫌っていたんだよな。でも、今では俺の実力を認めてくれ、俺の世話をしてくれる
「・・・その通りだ、ミナト殿。逆に勝てる方がおかしい」
「うるせぇ~、黙ってろハチ」
こいつは『鉢屋壱助』だ。こいつも昔から木の葉隠れに住んでおり、大蛇丸さんの弟子でもある。俺たちの出会いは師匠関係で知り合いそのまま、友達にって感じだな
・・・・・・あの大蛇丸さんの弟子なので女の子には全く興味がないんだよな。ああ、男の子にも興味はないと思うぞ。
恋愛なんて二の次であり興味がないと思ってる変人だ
「そ~だぞぉ~、ハチ~ミナトをいじめんなぁ~」
「ううっ、雪はいい子だね。マシュマロをあげよう」
「ワーイ!」
こいつは『波風小雪』と言い自来也さんが連れ帰ってきた女の子です。
師匠曰く「一緒に来るか?今なら愚兄も付いてくるぞ」と聞いたらついて行くと言ったので後始末をあの有名財閥に擦り付けて連れ去ってきたそうだ。
それと小雪は忍術が1つも使えずほとんど体術で戦う。その中での足技は相当だ
・・・・少し、昔話をしようか
師匠が小雪を連れて帰って来たとき、綱手先生は小雪のことを自来也の隠し子と勘違いしたらしく、暴れ狂い木の葉隠れ全忍び総出動で止めに入ったということがあった。
あんときは真剣で死を覚悟したからな
その時の2人を止めに入ったあずみ曰く「あのまま、綱手様が暴れていたら自来也様だけではなく木の葉隠れの里が崩壊していた」とのこと
・・・・・・・・・みんなも気づいた通りこれはヤキモチだ
なぜヤキモチを焼いたかというとこの世界では師匠と綱手さんは結婚していたんだよ!
馴れ初めは師匠が何度も何度も綱手さんにプロポーズをし綱手さんが折れたということ
まあ、今では師匠にヤキモチを焼くぐらい好きらしいけど
・・・・・・・・・・いや、師匠もこんなにも愛されているんだったら覗きなんてやめればいいのに
そんなこんなで本編へ戻ろうか
「・・・理不尽だ」
「言うな鉢屋、ミナト様はこういうお方だろ?」
「「ウェーイ!!」」
「「・・・・・ハァ」」
パン!とハイタッチをする2人を尻目に二人はため息をつく
すると、
「今、帰ったよ、あずみ、小雪」
「おかえりっす、先生」
「おかえりぃ~!綱手さ~ん!!」
「・・・お邪魔しています」
「お土産は~?」
上から、あずみ、ユキ、ハチ、俺の順だ
「ああ、ただいまあずみ、小雪。鉢屋、あんたはゆっくりしていきな、ミナト、試したい新薬があるんだけど」
「いや、ほんと、なま言ってすんませんした」
「ふん!
ん?しかしお土産か?・・・・・・・・・ミナトお前にはお土産があるぞ」
「えっ!?マジで!!」
その時のミナトは気付かなかった
綱手の笑顔で目が笑っていなかったことに
「ねぇ!何くれんの!?」
「えぇ~!ミナトだけずるいぃ~」
「だまらっしゃい!!今回は俺だけのものだ!」
「ぶぅー」
「「・・・・」」
その時の俺は気付くべきだった
あずみとハチが目線に
「で!?どんなもんなの!?」
「ああ、とてもいい物だぞ」
「真剣で!早く頂戴!!」
「いやいや、今すぐはやれない」
「えぇ~!」
「まあ、待てとりあえず言っておく事がある。おめでとう
今日から火影だ」
「え?」
そうして、俺こと波風ミナトは今日をもって火影になったらしい
「真剣で?」
ミナトのみんなの呼び方
自来也→師匠
綱手→綱手さん
大蛇丸→大蛇丸さん
あずみ→あずみ
鉢屋→ハチ
小雪→ユキ