昨日分苑堂に行ってきましたが、やっぱりいい書店ですよね。あの紙のなんとも言えない香りがまたトレビアンで…。べっ、別に変態じゃないんだからねっ
ちゃんと買いましたよ、本。3冊。
雑談終わり
それでは、本編へどうぞ<(_ _)>
#13
太平洋 とある島
カチャカチャ
「はむ……う~ん!やっぱりケーキはショートケーキに限るね!」
その場所に建つ白い建物の中で一人の女がティータイムを楽しんでいた。
「ねぇ、ロリちゃん、おかわりある?」
「はい、ありますが……これ以上は体に毒になるかと……」
「いーんだよ、私食べても太らないし。それとも……ロリちゃんは私に食べさせたくないの?」
「……っっ!それは……」
動揺するロリ。
「これで終わりに、して下さいね……」
「いぇーい!ロリちゃん大好き!」
コトリと女の側にケーキ“ワンホール”を置くロリ。
「そっ、それでは失礼しますっ」
何故か鼻を押さえながらその場を離れるロリ。
「あっ、ちょっとロリ!……申し訳ありません、連れ戻してきますのでどうかお許しを」
「ん、メノリちゃんいってらっしゃ~い」
メノリと呼ばれた女がロリの後を追っていった。
その数分後
コンコン
「失礼します」
「ん、ザエルアポロどうしたの?」
「あの、お話があるのですが……」
「そのことについてはもう問題ないよ」
「っ!しかし、もしものことがあれば……」
「全然問題なっしんぐ、むしろあれは必要なことだよ」
そういうと女はフォークを皿に置いた。
「コアの覚醒のきっかけは与えた。そこからあのヘボ少年がどう変わるか、気にならない?同じ科学者として」
「確かに、あの少年がどのように変化するのかソソられる部分はありますね……」
「ま、あんなのが覚醒しても私達には勝てないけどね~」
言い終えると、女はティーカップに手を伸ばした。
「話したいことってそれだけ?」
「はい、邪魔をしてしまい申し訳ありませんでした。失礼します」
「あ、そうだ、ザエルアポロ」
立ち去ろうとした時、女がザエルアポロを呼び止めた。
「……他の子たちの経過はどう?」
「……ええ、問題ありません」
「分かった。それじゃ、行っていいよ」
ザエルアポロは一礼して去っていった。
「うんうん、これでよし。今日は気分がいいなぁ」
女はティーカップに口をつけた。
「はぁ……このロイヤルミルクティーも美味しい。おーい、誰かおかわりちょうだ~い」
誰もいない部屋の中で一人女の声が寂しく響き渡った。
「誰もいないよ……」
更識家
ここは……どこだ……?
目を覚ましたその場所は、ただただ暗闇が広がっていた。
その暗闇に向かってゆっくりと落ちていく感じがする。暗く、寂しい穴の中へ。
でも、不思議なことに怖くはなかった。むしろ懐かしいと感じてしまうほどだった。
その穴の中に、誰かがいるのを見つけた。
白いものが視界の端に映る。正面を向いた時、正体が分かった。
『…………』
髑髏を模したような顔だけの生物が俺に口を開けていたのだ。
瞬間、我に返り、そして悟った。
こいつに喰われてはいけない、と。
だが既に遅かった。奴の口はもう眼前、逃げられなかった。
うわあああああああああっ
そして俺は堕ちていった。
心を蝕む、虚無という名の深淵へと。
「……夏、一夏!」
意識が覚醒する。ここは俺の寝室か。
「良かった……もう一生会えないかと思ったぞ、兄さん」
腕を動かす、問題なし。
脚も、問題なし。
「急に倒れた時はどうなるかと思ったけど……良かった、無事で」
記憶の確認、右から更識重國、その妻の綾乃、娘の更識刀奈、その妹の簪、俺の妹のマドカ。
「お医者様、一夏はもう、大丈夫なのですね?」
「ええ、二、三日安静にしていれば大丈夫です」
点滴を付け替える医者。だが、
「俺にはこんなもの、必要ない」
寝ているのは時間の無駄だ。
「っ!ちょっと君!まだ頭の傷も治りきっていないんじゃぞ!」
「そうよ一夏!また倒れたらどうするの!」
「問題ない。この程度の傷など10秒で治る」
瞬時に傷が塞がる。成程、これがISコアの再生能力か。
「お前は……本当に、一夏か?」
「愚問だな、息子の名を忘れたのか」
父である重國が明らかに動揺しているのが分かる。理由は知らんが。
「でも、何かが違う……。姿とかじゃない、内側に何か起きたの?」
「兄さん……っ!」
感じる。兄さんの強いコアの拍動を。この間まで薄かったのに、あの時以来急に高まってる……。まさか、あの時撃たれたことでコアが覚醒したのか!?だとすれば、犯人は誰なんだ……?
「全員何時までその腑抜けた顔をしているつもりだ?俺は訓練に戻る」
こんな茶番をしているくらいなら、俺は俺の目的を果たすために強くなる。それだけだ。
「一夏……」
重い空気の中、簪が口を開いた。
「心に……穴が空いたみたい……」
そのつぶやきは底知れぬ悲しみをはらんでおり、刀奈達は誰も返答することができなかった。
どうでしたか?
ただひたすらに目が痛いです。
ようやく一夏がウルキオラ化しましたね。私の文章力で再現できるか不安ですが。やっと次からIS学園に持って行けそうです。今までするする詐欺でしたが、もうまぢでやります、学園編!
ではでは、次回第十四話で会いましょう!
さらば!