インフィニット・ストラトス~デスサマー~   作:プレーン

14 / 28
皆さまこんばんは、テストで赤点獲得してしまったプレーンです。予想通り…。
私は友人から、「頭良さそう」と言われますが、実際はそうでもないです。悪いです。
数学は小6で挫折しました。なんだよ通分って。
愚痴終わり
それでは、本編へどうぞ<(_ _)>


第14話

#14

 

「おっ、うまいこと覚醒したみたいだね~」

 

研究室で一人の女がTV画面を食い入るように見ていた。

 

「さて、ここからどう化けるかな?織斑一夏」

 

女はそう言うとほくそ笑み、

 

「さてと、私の実験体達の様子でも見てこよーっと」

 

スキップしながら研究室を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更識家

 

 

 

あれから六年が経った。この六年間は本当にいろいろあった。父が隠居することを家族と更識に仕える者達に表明した。刀奈姉さんはこれで正式に更識家の頭首となった。襲名する式でがちがちに緊張していた姉さんはけっこう面白かった。

私と簪は中学校を卒業した後、IS学園に入学することが決まった。二人ともISの適性値があったからな。

私は……いや、私達はまだ父に勝てていなかった。姉さんも簪も、隠居したはずの父に攻撃を当てることはできても、膝をつかせることはできなかった。……一人を除いて。

 

そう、兄さんだ。あの日以来、兄さんは人が変わってしまった。ほとんどの時間格闘訓練と剣技の稽古ばかりしている。何かに取り付かれたかのように、ずっと……。

私にとって一番つらかったことは、兄さんが笑わなくなってしまったことだ。毎日見せていた笑顔は、もう見られなくなってしまった。いつも無表情で何を考えているのか分からない。

無表情だから……悲しい。分かってあげたいのに、支えてあげたいのに、同じ境遇でもここまで違うのか、と悔やんだほどだった。

お節介かもしれないが、私は、兄さんを護ってあげたい。兄さんがまた、笑う日まで……。

 

 

 

 

 

 

 

 

ギイイィィン!!

 

相手の手から剣を振り払う。

 

「俺の勝ちだ」

 

まったく……弱い。

 

「うぅ……、これで私の351敗目……」

 

刀奈ががくり、と膝を落とす。

 

「教えてやる、刀奈。お前は反応は早いが筋肉がこわばっていて腕の動きが遅い。そのあがり症をさっさと直せ。以上だ」

 

「は、はい……」

 

「一夏、次は私と手合わせして!」

 

簪が長刀を持って出てくる。

 

「いいだろう、かかってこい」

 

向かい合い、剣を構える。

 

「やあぁぁぁぁっ!」

 

先に仕掛けてきたのは簪だった。

 

キン、キンと刀同士がぶつかり合う。長刀はそのリーチの長さと威力が武器。斬撃の強さは日本刀と同等かそれ以上とも言われる。だが、技によっては隙ができる。

 

「やっ!えいっ!」

 

簪の振るう長刀をかわし、受け、隙を探る。

 

「これで、終わり!」

 

簪が浅く踏み込み、斜めから剣を切り上げる体勢にはいる。

 

(勝った!)

 

長刀の刃が届こうとした瞬間、

 

バシッ カラン……

 

乾いた音が鳴り響いた。

 

「まだ甘い、簪」

 

「い、いつの間にここに!?」

 

俺の接近に気づいていなかったようだ。

 

「お前は勝ちが見えると周りが見えなくなる癖がある。反応の良さを殺している。ただでさえ長刀は接近戦に弱い、その弱点をどう補うか考えてみろ。以上だ」

 

「は、はい……」

 

「む……、一夏、簪ちゃんに優しくない?」

 

「優しくなどない」

 

「えー、お姉さんもう少しアドバイス欲しいなー?」

 

刀奈が腕に絡みつく。

 

「離れろ、うっとおしい」

 

「ぶー、一夏のいけずぅ」

 

刀奈がしぶしぶ、といった表情で離れる。相変わらず何をしたいのか分からない。

 

「姉さん、ISの訓練は……?」

 

「あ、そうそう!私の専用機ついに完成したのよ!」

 

えい、と刀奈はISを展開した。

 

「これが私の専用機、『霧纏の淑女』“ミステリアス・レイディ”よ」

 

そこに立っていたのは、淡い水色のISだった。

 

「これが……」

 

「綺麗……」

 

各々が感想を述べていたが、

 

「一夏はどう?何か感想とか「ISに興味はない」うぇ……、やっぱり」

 

ISは俺の運命を狂わせた忌むべきものだ。反吐がでるくらい嫌いだ。

 

「兄さん、触るくらいならいいんじゃないか?」

 

「そうだよ、別にISが攻撃してくる訳じゃないから」

 

「断る。……おい、刀奈、何をしている」

 

気づくと、刀奈が俺の手を掴んでいた。

 

「触っても別にいいのよ?減るもんでもないし、えいっ」

 

ぺた、と俺の手がISに触れる。

 

「ほら何も起こらな……」

 

瞬間、俺の頭に大量の情報が流れ込む。ISの基本操作方法、装備詳細、シールドエネルギー残量、センサー稼働範囲……

 

ありとあらゆる情報が入ってくるが、全て理解できる。これもコアの影響か、忌々しい。

 

「嘘……」

 

そして、俺はISをまとっていた。

 

「………」

 

呆然と立ちすくす三人。すると、

 

ガラリ

 

「はっはっは!きっちりやっとるかね?今日は私が稽古……を……」

 

こちらを見て固まる重國。

 

「なんだとおおおおおっ!」

 

その声に驚いた家臣が稽古場で重國と同じ反応をしたのは言うまでもない。




どうでしたか?
とりあえず、入学一歩手前ということでここまでにしました。一応約束は守れた…ハズ。
やっぱり前の一夏に慣れてしまっているので、今の一夏はけっこう難しいですね。BLEACH読み直します。
ここで予告をひとつ。
次回は本編と簡単な登場人物紹介でもしようと思っています。書けるかな…?
ではでは、次回第十五話で会いましょう!
さらば!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。