インフィニット・ストラトス~デスサマー~   作:プレーン

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皆さまこんばんは、プレーンです。
ぶっちゃけこの文章書くの二度目なんです。最初の投稿をしようとした際、私はスマホで書いているのですが、キーボードを消そうとした時に何故か戻るボタンも同時に押してしまい、16話が全てパァになったんです。泣いてしまうかと思いました(ToT)
結局始めから書き直しました。二度手間だよ……

気を取り直して、本編へどうぞ<(_ _)>


16話

#16

 

(何故貴様がここにいる……)

 

織斑千冬を目の前にし、そんな疑問が頭をよぎる。だが考えている暇はなかった。

 

「遅れた理由は何だ?更識妹」

 

今奴を殺せば「家の所用で……すいません」

 

いつの間にかマドカが俺の前に立ち、質問に答えていた。

 

「マドカ……」

 

「兄さん、今はだめだ。今は……」

 

今殺せば人目に付くということだろう、目立つことは避けるべきか。

 

「家の用か、ならば仕方ない……む」

 

不意に、織斑千冬がこちらに視線を向けて近寄って来た。

 

「何だ」

 

「まさか……いや、そんなはずは……」

 

「何だと言っている」

 

「あぁ、お前の顔が私の死んだ弟に見えたんだが……どうやら気のせいだったようだ」

 

この距離でも気づかんとはな、やはりお前にとって俺はその程度の存在だったというわけだ。

 

「そ、それでは二人とも、自己紹介をお願いします」

 

山田真耶に促され、教卓の前に並ぶ。すると、俺に一斉に視線が向けられた。

 

「更識一夏だ」

 

 

 

 

 

「……え?終わりですか!?」

 

「それ以外に言うことは何もない」

 

ずでん、とクラスの連中がほぼ全てこけた。何故苦笑いをされるのか分からん。

 

「あ、あうぅ……じゃあ、次はマドカさんお願いします」

 

「更識マドカだ。趣味は読書、特技は格闘術と銃の扱い、好きなものはチョコレートだ。これから一年間よろしく頼む」

 

「よろしくね、更識さん!」

 

「ギ、ギャップに萌える……」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

マドカは好印象、ここまでやる必要はあるのか。

 

「はい、それでは皆さん、改めて一年間よろしくお願いしますね!」

 

山田真耶の一言で拍手が沸き起こる。視線は俺に向けられたままだが。

好奇好奇好奇見下し好奇好奇好奇好奇妬み好奇

 

ふと視線を向けると、妬みの視線の主と目が合った。

 

(織斑春十か……)

 

じっとこちらを睨みつける織斑春十。奴も同じクラスとはな、だがむしろ、俺の目的のためには都合がいい。

あの二人を……

 

 

 

 

 

 

 

 

「……であるからして、ここは……」

 

IS学園では入学式直後から授業がある。覚えることが大量にあるから、と刀奈が言っていた。IS関連の授業と国語や数学といった通常の授業をし、テストも両方あるらしい。

 

「ここまでで分からない人はいますか?」

 

誰も手を上げない。

 

「女子の皆さんは分かっているようですね、織斑くんと更識くんはどうですか?」

 

「大丈夫です」

 

「問題ない」

 

「ふふっ、皆さんちゃんと予習してきたみたいで先生は嬉しいです。予習復習は授業を受けるうえでとても大切なので、面倒くさがらず頑張って下さいね」

 

何事もなく授業は進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

休み時間

 

「いっち~おつかれ~」

 

次の授業の用意をしていると、見知った顔が現れた。

 

「本音か」

 

布仏本音 更識家に仕える従者、布仏家の次女にあたる。マドカや簪達と仲がいい。

 

「何か用か」

 

「いや~、いっち~がISを動かしたって聞いてびっくりしちゃったよ~。けどね、同じ学園の、同じクラスになれてうれしいな~」

 

だぼだぼの袖をバタバタさせながら喜ぶ本音。周りからは「更識くんってそんなに怖くないのかな?」「本音ちゃんが話してるならきっと大丈夫だよ」と聞こえてくる。

 

「本音、お前は……「ちょっといいかな?」

 

突如耳障りな声に遮られる。するとそこには、

 

「やぁ、更識くんだっけ、僕は織斑春十。同じ男同士、よろしく頼むよ」

 

虫酸が走る程の笑顔で立っている織斑春十がいた。

俺は差し出された手を払いのけ、

 

「俺はお前と仲良くするつもりはない。失せろ」

 

と言って横を向こうとした時

 

「ッ!貴様、春十に向かってその口の聞き方は何だ!」

 

喚き散らす女が一人。いたのか、篠ノ乃箒。奴も同じクラスとはな……とんだクラス構成だ。

 

「いいんだよ、箒。僕と仲良くしたくないのならそれでいい。君は選択を誤った。僕と仲良くしなかったこと、後悔させてあげるよ」

 

そう吐き捨て、織斑春十は去っていった。

 

「下衆が……」

 

やはり奴も変わってはいなかった。感づいてはいたが。

 

「あ、ところでいっち~、さっきの「ちょっとよろしくて?」

 

二度目の乱入者。話の最中に割り込むな。

 

「……何だ」

 

「まあ!何ですの、そのお返事は!?わたくしに話しかけられるだけでも光栄だというのに、それ相応の態度があるのではないかしら?」

 

そこにいたのは、金髪ロール髪の女。

 

「どこの誰とも知らん奴を光栄だとは思わん」

 

「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?イギリスの代表候補生で入試首席のこのわたくしを!?」

 

「知らんな」

 

「はあ……ISの知識はそこそこあるようですが、人のことは知らない、愛想はない。まったく、織斑春十の方がもう少しましですわ」

 

「…………」

 

「まあいいですわ。わたくしは優秀ですから、あなたのような無愛想な人にも優しくしてあげますわよ」

 

高圧的な態度が優しさだとは驚いた。

 

「あなたが泣いて頼むのならば、ISのことを教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試で“唯一”教官を倒したエリート中のエリートですから」

 

そう言って髪をかきあげるセシリア・オルコット。

 

「……あの程度の相手を倒して優越に浸っているとは、随分と器が小さいな」

 

「……なんですって?まさか、あなたも……」

 

「その通りだ」

 

一分で勝敗が決まったがな。

 

「あ、ありえませんわ、入試で教官を倒したのはわたくしだけのはず……そんなことが……」

 

「五月蝿いぞ、女」

 

「これが騒がずにいられ」

 

キーンコーンカーンコーン

 

「……ッ!また後で来ますわ。逃げないことね、よくって?」

 

勝手に喚いて勝手に帰っていった。まったく意味が分からない。

 

(……この一年は面倒になりそうだ)

 

 

 

と密かにつぶやいた。

 




どうでしたか?
ちょっと長くなりましたが、なんとか投稿できたので良かったです。
早速春十とセシリアと一触即発な感じになりましたね。次はバトルまで持っていけるかもしれません。
とにかく眠いのでもう寝ます。
ではでは、次回第十七話で会いましょう!
さらば!
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