また遅れるかもしれません。
もう忘れちゃったぜ(´ー`)という方は前回を見直してからお楽しみください。
それでは、本編へどうぞ<(_ _)>
#18
「兄さん、その……さっきはありがとう」
全ての授業が終わり、更識家へ帰宅準備をしていた時、俺のもとにマドカがやってきた。
「あの時怒ってくれたの……すごく、嬉しかった」
「俺はただ、あの女を叩き潰したいだけだ」
「それでも嬉しかったんだ。まだ兄さんから感情が消えた訳じゃないって分かったから」
あの時、俺は何故あのような行動に出たのか自分でも分からなかった。俺の行動を“怒り”ととるならば、それは俺に“心”があるということになる。有り得ない、心など、俺には無いというのに。
そんな事を考えていると
「あっ、更識くん!やっと見つけました!……もしかしてお取り込み中でした?」
山田真耶が息を切らせて入ってきた。
「いえ、別に……」
「それならよかったです。ちょうど二人にお伝えすることがあったので」
「?」
「おほん、えっと、二人の寮のお部屋が決まりました!」
「……ゑ?」
何を言っているんだこの女は。
「俺達は少なくとも一週間は自宅からの通学と聞いたのだが?」
「そうなんですけど……さっき政府からの通達があって、不足の事態が色々と考えられるから今日からIS学園の寮に入れろって、まったく急すぎますよ!」
「あはは……」
政府も勝手なことをする。表向きは男性操縦者の保護だが、腹の中は俺達の管理と監視、分析をするという魂胆だろう。腹黒い。
「まあ、男子だからって同じお部屋じゃないですよ?厳正なるくじ引きの結果なので、誰とどのお部屋になるかはランダムです」
間違っても織斑春十とは同室になりたくない。
「えっ、じゃあもう決まってるってことですか!?」
「ひゃっ!?も、もう決まってますよ?」
不味いことでもあるというのか。
「……兄さんが知らない女と一緒の部屋になったらどうしよう」
「あっ!そうですよ更識くん!女の子と同じお部屋だからって不純異性交遊だけはゼッタイしないでください!先生との約束ですからね!」
「そんなものに興味は無い」
「それはそれで問題のような……」
「兄さんは何号室だ?」
「1010号室だ」
山田真耶に「道草食っちゃ駄目ですよ?」と念を押された俺達は寮の部屋に向かっていた。
こんな50メートル程しかない道でどう道草を食うのか気になるところだ。
「私は1009号室、隣かぁ。一緒の部屋がよかったのにな」
「家に帰れば同じだろう」
「そういう訳じゃなくって……」
どういう訳だ。
「着いたか」
「あ……ちょっと!」
ガチャリ、と鍵を開け中に入る。まず目に付いたのは二つのベッド。シワ一つ無く整えられたそれは、まさに高級品と呼ぶにふさわしい。
右には小さい調理場、奥には浴室がある。
部屋としては一級品、しかし、問題はそこではない。同室が誰かまだ分からない。
本音や簪はともかく、織斑春十や篠ノ乃箒と同室なら山田真耶に再度部屋割りを強行させることになる。
「……荷物を置くか」
と部屋の奥へ向かうと、そこには
「ぅえ!?い、一夏!?」
上半身裸の刀奈がいた。
どうでしたか?
二週間も空けたというのにこのクオリティ……暖かい目で見守ってください。
真耶さんが結構いい加減な感じになりました。部屋割りをくじ引きで決めるとか席替えかよ
次回は特訓になるかもしれません。部屋の話も少しやりますよ。
ではでは、次回第十九話で会いましょう!
さらば!