インフィニット・ストラトス~デスサマー~   作:プレーン

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皆さまこんばんは、プレーンです。
ようやくテスト期間が終わりました。てか三週間ぶりですね、お久しぶりです(´▽`)ノ
もう夏ですね、毎日暑いです。流石にクーラーをつけるほど暑くはないですが。皆さまは夏をどう過ごす予定ですか?私はおうちでゲームです。

それでは、本編へどうぞ<(_ _)>


23話

#23

 

「「一夏!」」「兄さん!」

 

ピットに戻った俺のもとに、刀奈達が駆け寄ってきた。

 

「一夏、どうしてあんな勝ち方をしたの?」

 

「そうだぞ兄さん、思いっきりやっつけてしまえばよかったのに」

 

「上○さんみたいでかっこよかったなぁ……」

 

「気に食わない、ということか」

 

 

簪以外は不服のようだ。

 

「ホントに?戦う前は『ぼこぼこにしてやる!』みたいな雰囲気だったのに?」

 

「そんな幼稚なことは言ってない」

 

「例えなんだけど……」

 

「……兄さん、本当に気が変わっただけなんだな?」

 

マドカがずいっ、と顔を寄せる。

 

「そうだ」

 

「……うん、兄さんがそう言うのならきっとそうなんだろう」

 

「一夏、優しいね」

 

簪が微笑む。

 

「優しくなどない」

 

「だって、さっき聞いた話だとオルコットさんは怪我一つしてないみたいなんだって」

 

 

絶対防御なら怪我はしない。

 

 

「はい、じゃあお喋りはこの辺にして、一夏、そろそろ次の試合よ」

 

「ああ」

 

ISを展開し、ピットに足を乗せる。

 

「一夏、ちゃっちゃとやっつけちゃいなさい!」

 

「痴態を晒すのもいいかもな」

 

「そのつもりだ」

 

 

カウントダウンが始まる。

 

「頑張って、一夏」

 

 

「更識一夏『黒翼大魔』出る」

 

簪の言葉を聞き取らぬまま、俺はアリーナへ飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「やあ一夏、こうして対峙するのは何年ぶりかな?」

 

アリーナに入ると、織斑春十がニヤリと笑いながらこちらを見ていた。

 

「何の話だ」

 

「とぼけなくてもいいじゃないか、僕は兄だからね、君の顔くらいすぐに分かるよ。……出来損ないの弟なら、特にね」

 

「男に興味があるとは、貴様も堕ちたものだ」

 

「せいぜい吠えてなよ、負け犬。君じゃ僕には勝てない、自明の理さ」

 

またニヤリと笑いながら、剣を構える織斑。

 

「貴様程度の力で勝てると思っているとは、傲りが過ぎるな、織斑」

 

「はッ、だったら……負けて認めろ!」

 

織斑が一直線に突っ込んで来る。

 

 

俺は、その攻撃をかわさなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!兄さん、なんであんな遅い攻撃を避けないんだ?」

 

私は、兄さんの行動が分からなかった。あんな屑、兄さんにとっては朝飯前、いやそれ以前の問題だ。

 

「多分、一夏に考えがあるんじゃないかな?」

 

「考え?一体何の……」

 

「あくまで予想だけどね」

 

仮に考えがあったとしても、何の意味があるのだろうか。

 

「うむむ……。む、そういえば姉さんは?」

 

「さっきお手洗いに行くって言ってたけど……」

 

「うん、ならいいか。試合に集中しよう」

 

「そうだね。……それにしても遅いなぁ」

 

 

 

 

 

 

ギィン、ギィンと辺りに金属音が鳴り響く。

 

「ほら!さっさと切り返してみなよ、一夏!それとも防御に手一杯かな?」

 

確かに、今の俺は防戦状態。はたから見れば、織斑が優勢に見えるだろう。

 

「ははっ、さっきまでの威勢はどこに行ったのかな?こんな弱かったら面白くないよ!」

 

織斑はISの速度に頼りきって攻撃をしている。動きも単調で予測しやすい。

 

 

 

「この程度のレベルじゃ僕に……「成程」

 

ギン、と織斑の剣を振り払う。

 

 

「この程度のレベルについて来れるようになった事が、余程気分が良いらしいな」

 

 

 

 

 

『この程度のレベルだって……?』

 

面白いジョークを言う奴だ。

 

『だったら、その誘いに乗ってあげるよ、一夏』

 

僕は剣を振りかざし、飛びかかった!

 

「戯れ言を!」

 

ブン、と剣を振り下ろす。しかし、そこに一夏の姿はなかった。

 

ガッ

 

「……えっ」

 

次の瞬間、僕の眼前には空が写っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが瞬時加速『イグニッション・ブースト』か」

 

剣が振り下ろされる瞬間、俺は瞬時加速で背後に回り、織斑の腰を蹴り上げていた。

 

「ぐう……っ、一体何が……?」

 

後ろでは織斑が立ち上がろうとしていた。

 

「卑劣だぞ一夏……!後ろから不意打ちなんて……」

 

「……卑劣?戦いの中でそんな綺麗事を吐いている貴様はまだ甘い。卑劣、卑怯は通用しない」

 

 

「うるさい……、僕より弱いくせに!」

 

 

「ならば……死ね」

 

織斑に肉薄し、ISを切り裂く。

 

「ぐっ!」

 

腕の装甲を割り、肩の装甲を砕き、スラスターを吹き飛ばす。

 

「ぐっ、ああっ、やめ……がっ!」

 

終いに、織斑をアリーナの壁に叩きつける。

 

その衝撃で、壁は崩れ落ちた。

 

 

「とるに足らんな」

 

壁へと近づく。すると、

 

 

「う……おおおおおおおっ!」

 

瓦礫を吹き飛ばし、織斑が姿を現した。

 

「くそ……僕が、こんな奴に、ここまで……」

 

「諦めろ、貴様の負けだ」

 

「僕は……まだ……」

 

瞬間、織斑の声に呼応したかのようにISが輝きだす。

これは……一次移行。

 

「はははっ、一夏!どうやら、神はまだ僕を見捨ててないみたいだよ!」

 

「……機体に救われたか」

 

10秒とかからず、織斑の一次移行は完了した。

 

純白の装甲が目に入る。また、背中のスラスターも一回り程サイズが増大しており、かなりの速度が出ると予測した。

その姿は、騎士を彷彿とするISだった。

……操縦者以外は。

 

 

「一夏、これで君の負けは決まった。降参するなら今のうちだよ?」

 

「その言葉、そのまま貴様に返してやる」

 

「後悔するなよ?『零落白夜』ッ!」

 

織斑の剣が光を発する。

 

 

『警告 敵ISのロックオンを確認

装備 『雪片弐型』によるワンオフ・アビリティー

『零落白夜』

詳細 バリアー無効化攻撃』

 

「成程」

 

その一撃を喰らえば敗北は免れないか。

 

 

「これで終わりだ、一夏!」

 

織斑が飛び込み、下段から上段への袈裟払いを放つ。

 

だが、遅い。

 

 

バキイィン!「は?」

 

織斑の雪片を刃の根元から切り落とす。

 

「二度は言わんぞ、織斑」

 

人差し指を向け、エネルギーを集める。

 

「待って……」

 

 

「虚閃」

 

 

放たれた砲撃は織斑に命中、シールドエネルギーを全て削りきった。

 

『試合終了 勝者 更識一夏』

 

 

アナウンスがアリーナに響き渡る。

 

 

その時織斑は、滑稽にも観衆の前で泡を吹き、気絶していた。




どうでしたか?
2000文字頑張りました。おかげでお腹すきました。
今回は織斑春十がぼこぼこにされましたが、書いている時に「なんか可哀想」って思ってしまいました。後半だって一次移行以外は特に何もしてないですからね。
さて、これからの予定としては、これまでに投稿してきた1~22話を近日中に手直ししたいと思っています。誤字、脱字を直してまたお届けしようと思います。24話はちゃんと投稿しますよ?
ではでは、次回第二十四話で会いましょう!
さらば!
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