インフィニット・ストラトス~デスサマー~   作:プレーン

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皆さまこんばんは、プレーンです。
今年の夏アニメは豊作でしたね、特に面白かったものと言えば、がっこうぐらしと下セカとあとはモン娘です。うまるは見れてない(゜◇゜)ガーン
秋アニメに期待します。コメルシが一番読めない……

それでは、本編へどうぞ<(_ _)>


25話

#25

 

「お、終わった……」

 

ようやく入学の手続きが終了し、あたしは机にばたり、と突っ伏した。

 

「長すぎでしょ……何で入学するために47枚も書類を書かなくちゃいけないのよ……」

 

権利云々だとか、目的がどうとかそんなのいらないでしょ?

 

「まあ、代表候補生だから厳しいんだろうけど」

 

そう言って、ポケットから取り出した携帯をぽちぽちといじる。

そして、椅子から立ち上がり

 

 

「この学園に『一夏』がいる。とにかく、それを確かめなくちゃね」

 

と、つぶやいた。

 

明日になれば、それが分かる。絶対そうだと、信じたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇ、聞いた?」

 

「何をだ」

 

唐突にクラスメイトの相川から話しかけられる。

 

「2組に転校生が来たんだって!」

 

「そうか」

 

 

「……えっ、それだけ?他に何か興味とか……」

 

「特に無い」

 

「ええ~……あっ、そうそう!その子、代表候補生なんだって!」

 

この時期に転校生、しかも代表候補生が、か……。

不自然な話だ。

 

「あら、わたくしの存在を今更ながらに危ぶんでの転入かしら?」

 

いつの間にかオルコットが隣にいた。

 

「まったく、代表候補生となれば敵が多くて困りますわ」

 

 

確実にオルコット目当てでは無い。

 

「別に気にする必要も無いんじゃないか?私達とその転校生のクラスは別々なのだから」

 

 

マドカも近くに寄ってきた。

 

「まあ、どんな相手でも兄さんにはかなわないと思うがな」

 

マドカがふふん、とどや顔する。

 

「わたくしも負けませんわよ?「……」……何で黙るんですの?」

 

 

「兄さん、そういえばクラス対抗戦の特訓は順調か?」

 

「話をそらされた……」

 

 

「問題無い。いつも通りだ」

 

 

来月行われるクラス対抗リーグマッチ。目的としては、本格的なIS学習が始まる前のスタート時点での実力指標を作るため、そして、クラス単位での交流およびクラス団結のためのイベント、というものだ。

 

「更識くん、絶対優勝してね!」

 

「勝てば学食のデザート半年フリーパスが……!」

 

「更識くんが勝ったら、クラス皆がハッピーになるよ!」

 

口々にそんなことを言われる。気付けば俺の周りは女で埋め尽くされていた。離れろ、うっとおしい。

 

 

「でもいけるかもね、確か今専用機を持ってるのは1組と4組だけ……」

 

 

 

 

「……その情報、古いよ」

 

教室の入り口から聞こえた声。それはどこかで聞いたような声だった。

 

「2組も専用機持ちがクラス代表になったから、そう簡単には優勝できないと思いなさい!」

 

腕を組み、片膝を立ててドアにもたれかかる小柄な影。あれは……

 

 

 

 

(……何だ、思い出せない……?)

 

声のみが記憶にある。それ以外は何も分からない。

正確に言えば、ある一部の記憶だけが抜け落ちている。何故だ……?何故、あの時間の記憶だけ、何も無い……。

 

 

「やぁ、鈴じゃないか、久しぶり」

 

俺の思考を、男の声が唐突に遮った。

 

 

「……織斑じゃない、あんた、生きてたんだ」

 

「ひどいなぁ、てか、昔みたいに春十って呼んでくれよ」

 

「呼んだ覚えは無いし呼ぼうと思ったことも無いわよ!」

 

 

突如繰り広げられる織斑と、鈴と呼ばれた女の口喧嘩。

 

「だいたいあたしはあんたじゃなくて、ここにいる『一夏』に会いに来たの!」

 

 

……俺に会いに来た?

 

 

「一夏ね、それなら君の目の前にいるのがそうだよ」

 

「!!」

 

鈴がこちらを向いた。

 

 

「あんたが一夏……?」

 

 

ジロジロと顔を見回す鈴。

 

「……なんだ」

 

「あんた、名前は?」

 

 

「更識一夏だ」

 

「更識……」

 

 

俺の名を確認した鈴は、はぁ、とため息をついた。

 

 

 

 

「悪いけど、人違いね」

 

「いや、そいつは本物の……」

 

「はいはい、ソーデスネー」

 

鈴は、きびすを返して去ろうとした。が、

 

 

「もうSHRの時間だというのに、ここで何をしている?鳳鈴音」

 

 

「げ、織斑千冬!?」

 

織斑千冬に捕まった。

 

スパーン!!

 

「織斑先生だ。分かったらさっさと自分の教室へ帰れ」

 

「痛あああっ!ったく、言われなくても帰るわよ、お邪魔しましたー!」

 

 

そのまま、ずんずんと鈴は教室へと帰っていった。

 

「お前達もさっさと席に付け、SHRを始めるぞ」

 

 

(……今深く考えても仕方の無いことだ)

 

 

俺は思考を中断し、この日はISに集中することにした。




どうでしたか?
鈴ちゃんの登場でまた何か起きそうな気がしますね。
……なんてあとがきを考えながら、ネリケシをねりねりしてます。バニラの香り、いいですね。ネリケシってよく小学生の頃作りましたよね?大きくした途端に先生にとられてましたが。
……なんでネリケシの話になったんでしょう?

ああ、最後に予告を、
次回はクラス対抗戦の前まで行くかもしれません。変更ありなのでまたよろしくお願いします。
ではでは、次回第26話で会いましょう!
さらば!
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