お久しぶりです。また間が空きましたが、再開します。
忙しい中で私はひとつ、すごい事に気づきました。
Suicaはすごい
遠出をする時に発券所に行って切符を買うのは面倒です。お金を探していると時間のロスになってしまいます。
そこでこのSuica!改札に行って『ピッ』とするだけでホームに行くことができる!一度も使ったことのない私にとっては革命でした。もう切符には戻れないかも
……なんてSuicaの話はこのあたりにして、本編へどうぞ<(_ _)>
#27
混乱。あたしはとにかく、混乱の極みにあった。
(一夏がなんで二人いるの?あたしの隣にいるのが一夏、目の前にいるのも一夏。どっちが本物なの?わからない、何がどうなってる?)
目の前には少年時代の見慣れた彼がそのまま成長したような顔があり、
隣には無表情であの頃の彼とは似つかない顔がある。
どちらを信じればいいか、分からなくなった。
「久しぶりだな、鈴」
『俺のようなもの』が鈴音に話しかける。その声は俺とよく似ていた。
「びっくりしすぎて声もでないか?」
にっ、と笑う『俺』
(不可解なトリックだ。どのような仕組みになっている……)
情報を探ろうにも、敵のISは未登録。何も得られないことは明白だった。
戦いの中で見極めるしかないと、確信した。
「あんた、なんで……」
「決まってるだろ、お前に会いに来たんだ」
すっ、と指を突き出し、
「俺がこうなる原因の一つになった、お前に」
と述べた。
「それは……っ」
「その事については後で話す。でも、まずは」
奴はいきなり俺に向き直り、
「この邪魔な偽物を排除する!」
俺に切りかかった。
ギン、ギンと刀同士がぶつかり合う音が響く。
「うおおおおお!」
上段から振り下ろされる刀を受け止め、いなし、反撃する。洗練された動きは無駄が無かった。
腕が長いぶん厄介ではあるが、それを除けば大したことはない。
だが、どうにも違和感がある。長い腕もそうだが、奴の言葉が頭の隅に引っかかっていた。
しかし、思考は突如中断させられる。
「そろそろいい頃だから、お前に教えてやるよ。鈴が、俺にしたことを」
「……」
「俺は子供の頃からずっと酷いイジメを受けてきた。いやというほど、な。そんな俺にも仲良くしてくれた奴らがいた。鈴と、弾と、数馬だ。嬉しかったさ、初めて見下し以外の視線を感じたんだから」
でもな、と奴は声のトーンを低くして話し始めた。
「鈴だけは違った。俺が殴られているとき、弾や数馬は助けてくれた。でもお前は、鈴は遠くから心配そうに眺めているだけ。そのとき思ったんだ、鈴は俺のことを友だと思ってないんじゃないかって。ただ無理やりやらされているんじゃないかってな」
「……」
鈴音は黙ったままだった。
「別に俺は怒っちゃいない。お前だって傷つきたくなかっただろうしな。だが俺が傷ついたのは事実だ」
『俺』は鈴音に近づき、頭に手をのせた。
「俺はお前を許したい。だから、願いを聞いてくれないか?」
「……なに?」
「この学園の専用機持ち、全員を殺してくれ」
「……!?」
鈴音は「信じられない」という顔をしていた。
「そうすれば俺はこの記憶を綺麗さっぱり忘れて、お前のやったことも全部水に流してやるよ。みんなお前より弱いんだから、楽勝だろ?」
「……」
「どうした?何か「……んな」ん?」
鈴音は怒りの顔で頭の手を掴む。
「ふざけんな……!あたしはそんなことで許されるなんて微塵も思ってないし、そもそも……あたしの知ってる一夏は、人の命を軽々しく扱ったりしない!」
「何寝ぼけたこと言ってんだよ。俺は一夏……」
「あんたがその名を口にしないでッ!!」
瞬間、鈴音は『俺』に飛びかかった。
どうでしたか?
原作でもこの話は好きなので、書いてて楽しいです。
予定ではあと1~2話くらいで鈴の話は終わりです。
次はなるべく早く投稿したいですね。
ではでは、次回第28話で会いましょう!
さらば!