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最近天気が不安定ですね。これ書いてる時にすごい雷鳴ってました。
雪から雨とは、天気も忙しいですね。
ではでは、本編へどうぞ<(_ _)>
#6
ガチャリ
「時間だ、被験体044番」
「……ああ」
あれから五日たった。たった三日で、俺の中の何かが少しずつ変わっていった。この地獄のせいなのか、それとも俺の体内のどこかに埋め込まれたISコアのせいなのかは分からない。
俺の感情が、日に日に消えていっている
『君に埋め込んだコアだが、実はいわくつきでネ。そのコアが組み込まれたISに乗った者は、必ず原因不明の死を遂げるそうだ』
『……趣味悪いな、あんた』
『フン、何とでも言いたまえヨ。私はただ、そのコアに興味を持っただけだ』
『興味……?俺の死に方か?』
『それもある。だが、私は見てみたい、本来機械の核になるべき物が、人の核になった時、どうなるのかネ』
『だったら、何で俺なんだ?この施設には俺以外の奴もいるはずだ』
『他の連中では耐えきれんのだヨ。事実、今まで私は8人にコアを埋め込んだが、誰もそのコアの力をコントロールできず、精神を侵食されて死んだんだヨ』
『それで回り回って俺に来たって訳か……。結果が同じだったら、さぞがっかりだろうな、あんた』
『言うじゃないか、マア、私は君なら成功するだろうと仮定してやったんだヨ。君は腐っても“織斑”の人間だからネ』
『何でそこで織斑が出て来るんだ?』
『君が知る必要はない。さて、私も忙しいので行くとするかネ、せいぜい侵食されないよう頑張りたまえ』
こんな会話をしたっけか。
「……い」
でも腑に落ちない。なぜクロツチはあそこで織斑の名を出したのか
「……おい」
このコアと織斑に何か関係が
「おいっ!聞いているのか044番!!」
「っ!」
そうだ、今から……
「まだ寝ぼけているようだな、その程度では即あの世行きだな」
……地獄の始まりだ。
「これより、対人戦闘における実験を開始する!呼ばれた者から前に出て戦ってもらう!いいか、どちらかが死ぬまで決して手を緩めるな。相手を殺すことが出来ん者には罰を与える。心してかかれ!」
最初に呼ばれた連中が、ぞろぞろと前に出て行く。
この施設の名は「技術開発局」
実験と称して世界中から連れ去った子どもたちを洗脳し、軍事的に利用するという目的を持っている。
そのために、今のような殺し合いをさせている。
毎日平均2、30人は死んでいる。この殺し合いが一日で何度も行われる。
俺も既に何十人も殺している。
「次、044番、107番、前へ!」
どうやら、俺の番のようだ。俺は前に出る。相手は一目見ただけで分かる、明らかに戦闘慣れしていない。ここに来てまだ少ししか経っていないようだ。
「では…始め!」
「……っ!」
俺は支給された刀を構え、107番へ突っ込んだ。
「う、うわあぁぁぁぁっ!」
107番は俺にハンドガンを乱射したが、全く狙いがついておらず、弾は一発も当たらなかった。
「…遅い」
「ぐううっ!?」
刀の柄で鳩尾をつき、更に顎に拳を叩き込む。
107番の体は宙を舞い、ドサリ、と落ちた。
勝負はついた。
「うぅ……」
うめく107番に俺は近寄った。
「ま……待って!助けて、お願いだからっ!」
俺は107番の首すじに刀を当てる。そして
「なら、助けてやる……
この地獄から。」
ザシュ、と107番の首を両断する。
これでまた一人、死んだ。
でも、何も思わない。最初の頃は、相手を殺した時はずっと吐き気が止まらなかったし、とても悲しかった。相手の命を奪った自分が最低だと思っていた。
だが、回数が重なるうちに、俺の心から“怒り”や
“悲しみ”がなくなっていった。かといって、
“快楽”があるわけでもない。ただただ“無”だった
まるでぽっかりと穴が空いたように。
「今回の実験はこれまでだ。各自部屋に戻れ」
「ここどこだ……?」
また考え事をしているうちに迷ってしまったらしい。
ここは……そうだ、思い出した。この辺近道だったな。
確かこっちの角を……
「「うわっ!」」
どんっ、と誰かにぶつかり、転んだ。
「痛って……」「お前、どこを見て……」
と、互いの顔を見る。女の子……この顔、どこかで……
まさか、
「お前……マドカ……か?」
「え……兄……さん?」
間違いない、彼女は数年前、両親と共に蒸発した妹、マドカだった。
どうでしたか?
とにかくマドカの展開に持って行こうと必死でした。
戦闘描写は上手いかどうか分かりませんが、自分なりに頑張りました。
ISの描写のほうがもっと大変そうです。
それでは、次回第七話で会いましょう!
さらば!