インフィニット・ストラトス~デスサマー~   作:プレーン

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皆さまこんばんは、プレーンです。
お気に入りが170件になっていました。登録してくださった方々、ありがとうございます。
最近天気が不安定ですね。これ書いてる時にすごい雷鳴ってました。
雪から雨とは、天気も忙しいですね。
ではでは、本編へどうぞ<(_ _)>


第6話

#6

 

ガチャリ

 

「時間だ、被験体044番」

 

「……ああ」

 

あれから五日たった。たった三日で、俺の中の何かが少しずつ変わっていった。この地獄のせいなのか、それとも俺の体内のどこかに埋め込まれたISコアのせいなのかは分からない。

 

俺の感情が、日に日に消えていっている

 

 

 

『君に埋め込んだコアだが、実はいわくつきでネ。そのコアが組み込まれたISに乗った者は、必ず原因不明の死を遂げるそうだ』

 

『……趣味悪いな、あんた』

 

『フン、何とでも言いたまえヨ。私はただ、そのコアに興味を持っただけだ』

 

『興味……?俺の死に方か?』

 

『それもある。だが、私は見てみたい、本来機械の核になるべき物が、人の核になった時、どうなるのかネ』

 

『だったら、何で俺なんだ?この施設には俺以外の奴もいるはずだ』

 

『他の連中では耐えきれんのだヨ。事実、今まで私は8人にコアを埋め込んだが、誰もそのコアの力をコントロールできず、精神を侵食されて死んだんだヨ』

 

『それで回り回って俺に来たって訳か……。結果が同じだったら、さぞがっかりだろうな、あんた』

 

『言うじゃないか、マア、私は君なら成功するだろうと仮定してやったんだヨ。君は腐っても“織斑”の人間だからネ』

 

『何でそこで織斑が出て来るんだ?』

 

『君が知る必要はない。さて、私も忙しいので行くとするかネ、せいぜい侵食されないよう頑張りたまえ』

 

 

 

 

こんな会話をしたっけか。

 

「……い」

 

でも腑に落ちない。なぜクロツチはあそこで織斑の名を出したのか

 

「……おい」

 

このコアと織斑に何か関係が

 

「おいっ!聞いているのか044番!!」

 

「っ!」

 

そうだ、今から……

 

「まだ寝ぼけているようだな、その程度では即あの世行きだな」

 

……地獄の始まりだ。

 

 

 

「これより、対人戦闘における実験を開始する!呼ばれた者から前に出て戦ってもらう!いいか、どちらかが死ぬまで決して手を緩めるな。相手を殺すことが出来ん者には罰を与える。心してかかれ!」

 

最初に呼ばれた連中が、ぞろぞろと前に出て行く。

 

この施設の名は「技術開発局」

実験と称して世界中から連れ去った子どもたちを洗脳し、軍事的に利用するという目的を持っている。

そのために、今のような殺し合いをさせている。

 

毎日平均2、30人は死んでいる。この殺し合いが一日で何度も行われる。

俺も既に何十人も殺している。

 

「次、044番、107番、前へ!」

 

どうやら、俺の番のようだ。俺は前に出る。相手は一目見ただけで分かる、明らかに戦闘慣れしていない。ここに来てまだ少ししか経っていないようだ。

 

「では…始め!」

 

「……っ!」

 

俺は支給された刀を構え、107番へ突っ込んだ。

 

「う、うわあぁぁぁぁっ!」

 

107番は俺にハンドガンを乱射したが、全く狙いがついておらず、弾は一発も当たらなかった。

 

「…遅い」

 

「ぐううっ!?」

 

刀の柄で鳩尾をつき、更に顎に拳を叩き込む。

107番の体は宙を舞い、ドサリ、と落ちた。

勝負はついた。

 

「うぅ……」

 

うめく107番に俺は近寄った。

 

「ま……待って!助けて、お願いだからっ!」

 

俺は107番の首すじに刀を当てる。そして

 

「なら、助けてやる……

 

 

 

 

 

 

 

 

この地獄から。」

 

ザシュ、と107番の首を両断する。

これでまた一人、死んだ。

 

でも、何も思わない。最初の頃は、相手を殺した時はずっと吐き気が止まらなかったし、とても悲しかった。相手の命を奪った自分が最低だと思っていた。

 

だが、回数が重なるうちに、俺の心から“怒り”や

“悲しみ”がなくなっていった。かといって、

“快楽”があるわけでもない。ただただ“無”だった

 

まるでぽっかりと穴が空いたように。

 

「今回の実験はこれまでだ。各自部屋に戻れ」

 

 

 

「ここどこだ……?」

 

また考え事をしているうちに迷ってしまったらしい。

ここは……そうだ、思い出した。この辺近道だったな。

確かこっちの角を……

 

「「うわっ!」」

 

どんっ、と誰かにぶつかり、転んだ。

「痛って……」「お前、どこを見て……」

 

と、互いの顔を見る。女の子……この顔、どこかで……

まさか、

 

「お前……マドカ……か?」

 

「え……兄……さん?」

 

 

間違いない、彼女は数年前、両親と共に蒸発した妹、マドカだった。

 

 

 

 




どうでしたか?
とにかくマドカの展開に持って行こうと必死でした。
戦闘描写は上手いかどうか分かりませんが、自分なりに頑張りました。
ISの描写のほうがもっと大変そうです。
それでは、次回第七話で会いましょう!
さらば!
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