インフィニット・ストラトス~デスサマー~   作:プレーン

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皆さまこんばんは、プレーンです。
前回の話でマユリがどうなったか書けなかったので、まずはそこからご覧ください。
やっぱり夜遅くまで起きているとだめですね。せっかくの設定がおかしくなってしまいますからね。
*今回は少し下ネタが入っています。ご了承下さい。

ではでは、本編へどうぞ<(_ _)>


第9話

#9

 

 

一夏達が脱出するほんの数時間前……

 

 

「クロツチ様!局内に侵入者が現れました!」

 

「侵入者だと?どうやってここを嗅ぎつけたかは知らんが、さっさと追い払いたまえ」

 

「了解、IS部隊を急行させます」

 

 

 

 

 

「そこで止まれ!貴様らいったいどこの組織だ!!」

 

『………』

 

「答えぬか……。ならば「消すって言いたいのかな?」っ!誰だ!姿を現せ!」

 

声がしたほうを振り向くが、誰もいない。

 

「やれやれ、発想が安易だね、全然ソソられないなぁ」

 

「貴さー

 

「……だからこうして、簡単にやられるんだよ」

 

スパン!という音の後、ゴトリ、と鈍い音がした。

それは、

 

「く、クリハラ……隊長……?」

 

クリハラと呼ばれる女性の、首だった。

 

ISが力無く崩れ落ちる。

 

 

「隊長、隊長!」

 

「馬鹿な!絶対防御を突き破って操縦者を殺せるはずがない!貴様、今何をした!」

 

「何をって……さっき君が言った通りだよ。ボクは“絶対防御を突き破ってその女性を殺した”んだ。たかがこの程度の事でわめかないでほしいね」

 

「よくも……!撃てっ!そいつを殺せっ!!」

 

「やれやれ、そのたいしたことない脳を使って考えなよ。今ここで戦うより、クロツチに報告したほうがいいんじゃないかな?」

 

「黙れ!我等の使命は命をかけてクロツチ様を守護すること!貴様のような者を通すわけにはいかないのだ!」

 

 

「……へぇ、よっぽどクロツチに心酔してるんだね。だったらお望み通りー

 

 

 

 

 

クロツチのために死になよ」

 

侵入者は刀を抜刀し、軽く横に振った。それだけでこの場にいた部隊四名の上半身と下半身が真っ二つに分かれた。

 

「フン、それじゃ、進もうか」

 

侵入者はIS7機を連れて、闇に消えた。

 

 

 

 

 

「クロツチ様!IS部隊が……全滅……しました……」

 

クロツチは軽く舌打ちした。

 

(予想以上に敵の進行が早いネ……。おそらく奴らの狙いは私の被験体だ、新たな脅威となる前に潰しに来たか)

 

「道中に隔壁を展開しろ、これ以上は私の被験体に近づける訳にはー「クロツチ様!第3ゲートが突破されました!ISが入ってきます!」何だと!?」

 

(馬鹿な……侵入してからまだ10分も経っていない。そもそも何も知らない奴がここに来ても実験棟にたどり着けるはずがない、正確なルートが分からなければ……)

 

「待てよ……」

 

(奴らは事前に実験棟へのルートを知らされていた、と考えるのが妥当だろう。この局のメインコンピューターにはそうやすやすとは侵入できない、あの女を除いて……)

 

「成程、やはり君たちはあの女の差し金か。ずいぶんと、派手な真似をしてくれたものだネ」

 

「なんだ、もうそこまで分かっちゃってるんだ、じゃあもう隠す必要はないね。ご名答、ボクらはあの方の命令でここに来ている」

 

言うやいなや、侵入者は銃でその場にいた科学者達を撃ち殺し、ISにクロツチを捕らえさせるよう命令した。だが、

 

「こんなもので私を捕らえられると思ったのかネ?」

 

クロツチは手首から網のような物を出し、ISの動きを止めた。

 

「流石はあの方が危険と認めた科学者だ、君にはどこかソソられるものがあるよ」

 

「この程度で発情されても困るんだが?」

 

「ボクが発情するのはあの方だけなんだけど……、まあいい、そろそろ終わりにしようか」

 

瞬間、捕縛されていたISからエネルギー質のロープが伸び、クロツチの手足を拘束する。

クロツチは床に転がされた。

 

「く……」

 

「君のような科学者を殺すのは忍びないことだけど、命令だしね」

 

侵入者はクロツチに銃を構える。

 

「全く……、忌々しいことだヨ、まさか私があの女如きに遅れを取るとは……」

 

「こうなったのも、君があの方の下から抜けたのが原因だろうね。あーあ、もったいない」

 

「……フン、もとよりあの女は気に入らなかった、別に抜けようが抜けまいが私の勝手だヨ」

 

侵入者が引き金に指を掛ける。

 

「遺言でもあれば聞いてあげるけど?」

 

「遺言?ならば帰ってあの女に伝えておいてくれたまえ、君の掲げる思想など何の役にもたたないとネ」

 

「ならそう伝えておいてあげるよ。ああ、どうせ最後だしボクの名前を教えようか。一度しか言わないからよく聞いて覚えなよ。ボクの名は、

 

ザエルアポロ・グランツだよ」

 

「ザエルアポロ……フン、覚えておこう」

 

「それじゃ、さよなら、クロツチ博士」

 

辺りに銃声が響きわたる。そのままクロツチは動かなくなった。

 

「さてと……あとは無人機に積まれた爆弾でここを爆破して任務完了か」

 

ザエルアポロはスイッチを取り出し、爆弾を起動した。

 

そして、刀で空間に裂け目を作り出し、その中へと消えて行った。




どうでしたか?
冒頭だけって言ったのに、結局まるまる一話分になっちゃいましたね……。
今回でクロツチが死にましたが、これにはちゃんとした理由があるので、話が進んでから書きたいと思います。そしてザエルアポロが出てきましたね、彼女が居るということは……?

それでは、次回第十話で会いましょう!
さらば!
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