男鹿「ゼブルブラスト!」美琴「超電磁砲!」   作:ギッチョン!

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癇癪

 

 

 

 

一七七支部。

 

黒子「で、あなたは何者ですの?」

 

男鹿「男鹿辰巳でーす。よろしくぅ」

 

黒子「いや、睨まれても全然怖くありませんから」

 

男鹿「はぁ?睨んでねーよチビ」

 

黒子「んなっ!だ、誰がチビですか誰が!」

 

そんなことしてる中、ベル坊は御坂やら佐天やら初春やらに遊んでもらってる。

 

固法「白井さん。論点がズレてるわ」

 

黒子「くっ……失礼しました。それで男鹿さん?あの子はどうしたんですの?」

 

男鹿「拾ったっつってんだろ」

 

固法「どこで?」

 

男鹿「川」

 

黒子「その子はどのようになっておりましたの?」

 

男鹿「アランドロンのオッさん割ったら出てきた。すべてはあれが元凶だったんだよな…」

 

固法「その人はどなたかしら?」

 

男鹿「次元転送悪魔」

 

黒子「あーもうっ!」

 

バンッ!と机を叩いて立ち上がる黒子。

 

黒子「あなた!さっきからふざけてるんですの!?これは取り調べなんです!もっと真面目に……!」

 

男鹿「だから真面目に答えてんだろ。なにが気に入らねんだよ」

 

黒子「その回答です!そんな悪魔だの拾っただの信じられるわけありませんわ!」

 

男鹿「いやだって事実だし。こっちこそここがどこなのか聞きてぇよ。石矢魔じゃねぇだろここ」

 

固法「石矢魔?」

 

男鹿「俺の住んでた町だよ」

 

黒子「そんなところ、学園都市にはありませんわ」

 

男鹿「まずその学園都市ってのが分からねぇーよ」

 

黒固「「は?」」

 

男鹿「ん?」

 

黒子「……初春。男鹿辰巳さんのデータをお願いします」

 

初春「はーい」

 

しばらくして、

 

初春「白井さん!男鹿辰巳さんのデータはありません!」

 

黒子「え?」

 

固法「ど、どういうこと…?あなた一体……」

 

男鹿「いいからテメェらも挨拶しろ。さっきから名前わかんねぇんだよ」

 

黒子「し、失礼しました。白井黒子ですの。レベル4の空間移動で…」

 

男鹿「ちょっと待て。レベル4ってなんだよ。D○レイマン?」

 

黒子「あなた、本当に学園都市の人間ではありませんのね。まぁいいですわ。簡単に説明すると、」

 

そこまで言うと、黒子は近くにあったペンをテレポートさせた。

 

黒子「こういうことですわ」

 

男鹿「」

 

なにか反応する前に固法が続けた。

 

固法「私は固法美偉よ。レベル3の透視能力よ」

 

男鹿(人によって能力がちげーんだな)

 

初春「初春飾利です」

 

佐天「佐天涙子でーす」

 

美琴「御坂美琴よ」

 

興味無さそうに見回す男鹿。なにか言おうと思った時、固法が声を上げた。

 

固法「もう最終下校時刻じゃない。質問は明日にするわよ」

 

その号令で全員が支部を後にする。

 

黒子「そういえば男鹿さん?あなた、どこで暮らすつもりですの?」

 

男鹿「あ?あー…野宿」

 

ベル坊「まーーっ‼︎」

 

男鹿「おいこらベル坊髪の毛抜くな。振り落とすぞ」

 

すると、キラーンと目を輝かせる美琴、佐天、初春。

 

美琴「ねぇあんた!良かったら私の寮に泊めてあげてもいいわよ?」

 

黒子「お姉様、寮監になにされても知りませんわよ?」

 

美琴「うっ!そ、そうだった…」

 

初春「じ、じゃあ私が…」

 

佐天「わたしがやります!」

 

三人が望むのは勿論、ベル坊である。

 

男鹿「あぁ?どこでもいいっての。お前らで決めろよ」

 

ジャンケン。

 

佐天「やったー!大勝利!」

 

初春「うぅー!ズルイです佐天さん!後出しなんて!無効です!」

 

佐天「勝ちは勝ちだもーん!さ、ベルちゃん行こうねー」

 

勝手にベル坊を取り上げて走り出す佐天。その瞬間だった。

 

男鹿「ちょっ!バカおまっ……!」

 

ベル坊「うああああぁぁぁぁーーーッッ‼︎‼︎」

 

男鹿「ぎゃあぁぁぁぁっっっ‼︎‼︎」

 

電撃が走った。男鹿に。

 

女子達「」

 

ぷすぷす煙を上げる男鹿に機能した佐天が聞く。

 

佐天「あの、大丈夫ですか?てかなんですかこれ?」

 

男鹿「ベル坊を俺から15m以上離すな…致死量の電撃が……言っとくけど、そいつが泣くごとに電撃が走るからな」

 

佐天「………」

 

佐天が振り返ると、

 

初春「負けは負けです。仕方ありませんね」

 

黒子「ではよろしくお願いしますの。佐天さん」

 

美琴「あ、あは…あはは……」

 

固法に至ってはすでに消えている。

 

男鹿「ま、まぁ…よろしく頼むわ…」

 

 

 

 


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