やっぱり、話を進めるのは難しい。
まつろわぬカルナから数ヶ月季節は冬。クリスマス、お正月大規模なイベントがもう直ぐ訪れようとするため多くの企業がその為の準備を始めようとしているそんな時期のあるとある日。
「意外とでかいな」
「まぁ、それなりに名があるらしいからね」
「確かに、この位なら有り得ますね」
「お前ならこのぐらい作れるんじゃないか?」
「そんなの作る気ねぇよ、威張る気は無いんだからな」
目の前には大きな門。
勿論上流階級の人間が住むような物ほどではないがそれでも中流階級の面々は度肝を抜いた。
・・・事の始まりは学校
「・・・専門家の家に行こう?」
「そう」
話を受けその次の日学校を終えた放課後にて亜衣から雲集市に居る考古学の教授の家に行く話が上がった。
「中学部の子でね、考古学の教授の子が居るんだけど最近の事件で恐くなったから相談に乗ってあげてねだったら一回見て見ようって考えた訳。」
「・・・それはどちらかと言うと警察の仕事じゃないか?」
「・・・そうよね。まぁ良いんじゃない。人は人、警察は警察」
「まぁ、それはそれでありがたいな」
「ありがたい?」
「もしも、当りならそれを餌にして誘き出す」
「そして、大惨事を引き起こすのね」
「おい、それだけはねぇよ」
俺は草薙じゃないんだぞ。
「じゃあ、行くで決まりだね」
「ああ、ただ。良いのか?お前だけだと思ったんだが」
「ええ、問題は無いわ。まぁ、多いのは逆にダメでしょうけど」
「まぁな」
野郎何人も連れて行くのは警察待ったなしだ。
「じゃあ、何時もの4人で良いか」
「分かったそれで良いわね向こうにも言っておくわ」
「さて、チャイムも鳴らして入って良いようだし行くとしますか」
「そうですね」
俺達は門を潜り家の中に入った。
ふむ、見たところ何処にでもある古い家にも見えるな中々らしさがある。
「あっ、こんにちは清水先輩」
「こんにちは今日は宜しくね」
やってきたのは俺らより1、2歳年下の子だ。震えるような小動物さが良い印象を持つ。
「「・・・・・・」」
「あっ、すみません先輩方」
「ちょっと、司郎に四季そんな目で睨みすぎよ、恐がるじゃない」
「悪い悪いちょっと面白そうだったからな、つい」
「まぁ、良いじゃないか少しな」
「はぁ、まったく。ああ、御免なさいこの馬鹿二人は高橋司郎、新条四季。司郎の方はそれなりに知っているわね」
「はい、中学部では先輩と同じく剣道部で活躍していたと聞いています。あと新条先輩と同じくサボりクセがあるとか」
「まぁ、あったな。あと、剣道もう止めたんだよな」
原作でもそうだがカンピオーネになってから剣道部には顔を出す気が無かった。この体はあまりにも公平さが無かった。もっとも先輩からの再入部を何度も言われたが全部断った。
・・・全力を十分出せずに戦うのはつまらないしな。
「どうしたの?」
「いや、何でも」
「そう、あ、後この子は東屋早苗。春に転校してきた子よ」
「あっ、そうですか宜しくお願いします」
「はい、こんにちは皆さん、私は相川亜紀と申します」
「OKよろしく相川さん」
俺はしっかりとした挨拶をした。
「はい!宜しくお願いします先輩方!」
「それで、どこに問題の品があるんだ?」
「ああ、確かに危険視するって事はそう思うようなブツがあるって事だ」
「はい、確かに「亜紀、お客様が来たのかい」」
おや―声のする方を見ると一人の男性が立っていた。どこにでも居る優しそうな中年だ。
「こんにちは皆さん亜紀の父です」
「こんにちは」
挨拶をして要件を伝える。
「娘さんに言われて一応見に来た?って感じでここに来ました」
「ははは、ニュースのせいですね分かっていますよ、まったくあの子は」
「いえいえ、父親思いの娘さんで良かったと思いますよ。まぁ、私もそんな事をするのは場違いだとは思いますけど」
「猫かぶってるな」「猫かぶっていますね」「猫かぶっているわ」お前ら即座に反応するのは止めろそのぐらいの礼儀は知ってて当然だろ。
「まぁ、少なくともここに襲われそうなブツがあるから娘さんは心配で仕方が無いんでしょう。一応自分達が軽く見て回って安全を確認させてもらいます」
「ああ、そうだねもっとも警官ごっこはしなくても良いんですけどね」
「まぁ、本来は警察の仕事ですよね。うちの幼馴染、後輩思いなので仕方なくです―それに」
「それに?」
「私も気になるんですよ考古学なら私も多少は興味があるんですよ、是非とも見せてさい」
「ほう、それは良かった。因みにどの当りに」
「どうこうじゃないですがやっぱりロマンでしょうか昔の時代を連想させる遺物は興味が尽きません」
「本当はそれで神様とか出てこないかなぁーって考えてそうだけどな」
・・・とりあえず四季の足を踏んで話を続ける。
「ふむ、ならそれもありかもしれない良いでしょう着いて来てきなさいせっかく来てもらったのに何もしないで帰らせるのは無粋だろう」
「では、お言葉に甘えて」
スタスタスタ、廊下を歩く俺達暫くすると多きな扉が見えた。
「へーこりゃでかい」
「何分こういった物は一度整理するまで大変なんだよ、だから一度に大量の物を置けるスペースが必要なんだよ」
ふむ、なるほど。
「もっともつい最近に整理して多くを別の場所に移しているんだけどね」
「ありゃ、それでは骨折り損のくたびれもうけではないですか」
「まぁ、そういった事ですとはいえ良い物は多いです賊がやって来るのは仕方が無いんですよ。随分前に当時調べていた金貨を少し盗まれてしまってその事もあり防犯システムは万全ですがね」
扉を開ける。中には先の言葉道理に少ないがしっかりと保存されている様々な古代の遺物が置いてあった。
(・・・ふむ、呪術的な物はほとんど無いか。まぁ当たり前かSan値が減りそうだからな)
そう思い回りを見渡すと一つの物に興味を持った。
「すみません、あれは何ですか」
「ああ、それかい。少し前に手に入れたものでね。今鑑定品として保管しているんだよ」
気になったものは石仮面。もっとも血で吸血鬼になるような代物じゃないのが残念だった。
これにはそれなりの呪力が蓄えられているもっともそれが溢れたりするような物ではないのが幸いだ。
「・・・見たところ儀式などに使う祭具と見ましたが」
「だろうねぇ、おそらく祭祀や族長が儀式のために使ったのだろう」
「でしょうね」
ツンツン
(ん?どうした東屋?)
(これ、急いで保管した方が良いのでないですか?)
(やっぱりか)
(見たところ安全ですから急がずに回収した方が良いでしょうそれに、)
(それに?)
(これには何かいやな気配がします。また辛い何か・・・)
・・・確かに本来人間には手が出せない存在がこういった物だ。昔から触らぬ神に祟り無し。関わらないのが一番だろう。
古来ファンタジーでこういった物に必要以上に踏み込んで死んだ愚か者は測りしれない。
「相川さん、少しよろしいですか」
そう言った矢先だった。
「あらあら、良いものが揃っていると思ったら神殺しがこんな所に居るなんて」
「「「「ッ!」」」」
振り返るとそこには女が立っていた。
「なっ、君は何時の間に!」
女は良く似ていた。
そう、報告書に書いてあった泥棒犯に。
「テメェか!」
俺達は戦闘態勢に取ろうとしたその時。
ドガッ
「ガハッ」
「「司郎!」」「高橋さん!」
俺は何かに吹き飛ばされた。
艦コレやってみたいと思ってもいっつも満杯で出来ない。