カンピオーネ! 縁結びの魔王   作:黑米田んぼ

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25話

狼の群れを潰した後襲われた少女アリサ・アウッテオという名前らしい。

で、どうしてこうなったのか理由を聞くと案の定ヴォバンの爺が関わっていた。

どうやら俺たちは原作のジークフリート招来のイベントに関わってしまったようだorz。

そして案の定、この子は儀式に巻き込まれた仲間を助けに行こうとし途中で見つかり途中同じ目的で一緒にいた術師たちとはぐれて現在に至るらしい。

「その勇気や良し・・・と言いたいところだが良くもまぁ塩の柱にならんで良かったと思うよ、お嬢さん」

「・・・」

「こうやって神様ばっかり相手しているとアイツ等はどんなに巫山戯ているのか分かるんだよで、それを相手してしかも倒してその力を簒奪している馬鹿が俺達なんだよ・・・まぁ、そんな事を今更言っても仕方ないけどさ「・・・貴方は」ん?」

「貴方だったらどうするのですか高橋司郎!神殺しの名を持つ貴方ならあのヴォバン公爵を相手に容易く相手を出来るのでしょう。けれど私だって自分を偽るほど大人ではないのですよ!」

少女=アリサは目の前にいる魔王=司郎に吠える。―――理解しているこれは持つものへの嫉妬だ。

「私は『黄昏の十字結社』の大騎士で魔女の位を持っています。総帥候補の一人にだって挙げられる程の実力者です。・・・それでも、それでもこんなに私は弱いのですかええ、そうでしょう。まつろわぬ神を打倒し神殺しとなった貴方なら私なんてちっぽけな一人の女の子でしょう」

 

―――確かに彼女と自分どちらが成功率が上かと聞かれたら誰もが自分を指すだろう。

いつもの自分なら彼女を泣き止めさせ救出作戦を作り実行に移すのだが・・・

 

(こんな行動して原作にどれだけ響くんだろうな)

そう、そこである。

彼がこうやって生きている世界の法則、人物は生前彼が愛用していたラノベ、カンピオーネ!の世界とまるっきり一緒なのだ。

・・・当然ながらもし、このまま原作の道を大きく外れ全く違った世界観に変わって彼自身の生きていく難易度がどれだけ上がるのかは未知数だ。

 

他の作品とは違ってここのラスボス的存在である最後の王は主人公の持つとある権能のようなものがなければ太刀打ち出来ても完全に倒すことが出来ないのだ。下手なオリ主が突っ込んだところで歴代の神殺しの末路を追うだけである。

 

―――その為彼には強くなってもらいたい・・・勿論先にウルスラグナを倒したいのだが。

 

―――しかしだ、此処で本来六人目のカンピオーネであるサルバトーレ・ドニの強化イベントを邪魔してそこから俺自身の死亡フラグを加速させるのだけは何としても阻止したい。

 

「とりあえず落ち着いてくれ俺だって「プロロロ」・・・すまない電話だ」

着信は早苗?何で

「はい、高橋です「高橋さん!私です早苗です!」

お、おう。いきなり声を荒げてどうしたんだ。

「大変です。現地の術師に襲われて今亜衣さんが持ちこたえていますがとりあえず来てください!」

「・・・分かった」

電話を切り周りを見る。

「おい、司郎」

「悪い、言いたい事が色々とあるけど直ぐにいかないとな、四季後頼む」

「え、ちょっと何をキャッ」

「悪い、ごめんけど今急いでいるんでな、風よ我を運べ」

アリサをお姫様だっこの形で抱き抱え権能を発動させ空を飛ぶ。

「・・・おい、空飛んでるぞアイツ」

「・・・まぁ、お前らこれから俺達の裏とも付き合うかどうかは、お前らの自由だけどなとりあえずアイツの呪力を辿って来るからついてくるならついてこい」

 

 

 

「すみません、その緊急事体のようですけど何処へゆくのですか?」

「待て、結べ縁結び」

次に縁結びの禁厭を発動させる。これで繋いだアイツ等の所へ引き寄せるようになる。

「まぁ、恐らく同じ理由なんだろうなと思って一緒に行くんだよ」

「だから何処なんですかぁぁぁ」

 

 

 

・・・どうしてこうなったんだろう?

私達の修学旅行は通訳を付けて観光の場所に行く感じで私達女子組は次の場所へ向かおうとしたその時だった。

いつの間にか人気が無く次の瞬間早苗ちゃんクラスほどの呪力が私達を襲った。

私も布都御魂を召喚して迎撃しているんだけど・・・・・

 

「ナウマクサマンダボダナンインダラヤソワカ!」

投擲された帝釈天の札が印と真言によって雷撃を飛ばす。

「イヤー!」

その雷撃に怯んだ瞬間清水亜衣が神剣を手に取り突撃する。

「舐めるなぁ小娘ぇ!」

襲撃者の一人が剣を抜き放つ大型の両刀剣だ。

「甘い!」

神剣で受け止めそこから払い流す。

「ハァ!」

すぐさま鋭い突きが襲撃者を襲うが襲撃者もまた実力者だ。

「危ない、小娘だ」

襲撃者は突きを交わし後ろへ下がる。

「この娘何て実力だ。しかし」

「!亜衣さん左」

東屋早苗が声を荒げる。

「ちょっと、ヤバイ!」

蹴るように短い跳躍をし早苗達固まっている所へやって来る槍を持った男が突撃しているのだ。

「クッ、ハァ!」

槍を受け止めそのまま縦へ一線―――

ガキィン―――錬鉄術を使い盾へと鍛え直した槍が神剣を受け止める。

「ナウマクサマンダボダナンインダラヤソワカ!」

続けざまに再び帝釈天の札と印、真言が雷撃を呼び起こす。

 

「もう、嫌、休みたい!」

・・・確かに嫌ですね大騎士クラス?でしょうかかなりの手練が一人二人、後はどうとなるのですがどのように行動すればいいか

「・・・無関係の子も居るのに」

「全くです。でも、時間だけは稼がないとないと」

後数分もすれば高橋さんが駆けつけます。―――だから

「そうね、―――だから」

 

「「やるしかないんだ!!(です!!)」」

 

「一気に焼きます、亜衣さん離れて!ノウマクサラバタタギャテイビャクサラバボッケイビャクサラバタタラタセンダマカロシャダケンギャキギャキサラバビギナンンタラタカンマン!」

不動明王の火天咒を唱える。燃え盛る炎となり敵を滅ぼす。

「これならどうですか!」

元来妖しなどに使う真言なのだが相手が多い。

「やった?」

・・・亜衣さん、確かそれってフラグと言うのでは?

 

「・・・ええい、クソッ!何て餓鬼共だ物見雄山気分の観光客だと思っていたら此処まで厄介とは」

 

「―――まだいるね」

「―――ええ。まだ」

 

「チィ、公爵への貢物と思えば此処までとは腹立たしい」

「そもそもあれは神具ではないか!それを持っているあの女は何だ!」

「あれには魔女や巫女の気配が無いとはずだ」

―――当たり前よ私の場合権能で可能とさせているんだから。

 

「数を増やせ!先ほど6人目がこの街に来ていると通達があった。これで儀式の事を知られて公爵に何かあれば、俺達の首が物理的に飛ぶぞ!」

―――私達、高橋さんの愛人のような者ですからそもそも詰んでいます。

 

「ええい、突撃だ突撃!速い事あの二人を回収して「させないよ」何だうわらば!」

「!!何が起こったのだ」

「分からんいきなりアイツが壁に叩きつけられてガハッ」

「!今度は地面から拳だと・・・まさか」

全員が振り向く視線の先には膨大なプレッシャーが漂っている。

 

「一ぉつ、触るな危険、竜の逆鱗」

呪力のタンクのようなそれが語る。

「2ぁつ、狙うな危険、パラオの財宝」

ゆっくりと風を纒ってそれはやって来る。

「3ぃつ突くな危険俺の日常」

何故か手には左手には古刀を右手には何故か金髪の少女を連れ。

「お前らは触れてはいけない一線を超えた。その罰を今ァ此処でェ味合うがイイワァァ」

 

 

 

―――あえて言わせてもらおう酷いと

逃げる敵を風で吹き飛ばし、逃げる敵を土を固めてぶつけ、やりたい放題だったと

 




*追記主人公の原作への考えを此処で述べました。基本的に原作には程々の介入をしますが大きくどうするとかは基本しません。
・・・もっとも気にしているのはあくまで自分の命だけであり護堂の事は必要最低限しか気にしていない辺りにカンピオーネらしさを出しているんですよねウルスラグナを自分で打倒しようとしていたりしているし
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