また新しい小説らしいです。やれやれ。
「おぉ……やっと出来たぞ!!」
部屋の中から男の声が聞こえる。
その声を聞いて、誰かが部屋のドアを開けた。
―薄暗い部屋の中に入ってきたのは女の子の様だ。
腰まで伸びた長い髪は茶色で、首には何かのペンダントをぶら下げている。
「……何がですか?父さん」
女の子は中にいた男の、娘のようだ。
彼女―名前は傘占 未来という―は首をかしげながら、父親に聞いた。
「壊れかけていたロボットの修理だよ。そうだ!」
「……?」
父親は、人型ロボットを未来に差し出した。
「これ、未来にあげるよ。せめて友達がわりにでも……な」
◆ ◆ ◆
未来は部屋の中でため息をついた。
ここは都会から少し離れた何処かの山の麓。
そこに建っている家に彼女は住んでいた。
「はぁ……父さんは何にも分かってない……」
未来が欲しいのはロボットなどではなく、生きている友達が欲しいのだ。
『……何にも分かってないですよね』
誰もいない筈の部屋に笑い声が響いた。
いや、さっき父親がくれたロボットがいたか。うん……
「って、しゃ、喋ったッ!?」
目の前の人型ロボットは首を左右に動かしながら、
『喋りますよ?何かおかしな事でも?』
と、不思議そうに聞いてきた。
「い、いや、無いけど……」
そう未来が返すと、ロボットは思い出したようにこう言った。
『自己紹介が遅れましたね。私の名前はメートル。貴方の名前は何ですか?』
「あ、私の名前は傘占未来っていうんだ……」
『ふむ。じゃあ未来さんの望みって何ですか?』
「え、私の望み……?それは……」
『友達が……欲しいんですよね』
メートルは聞くまでもなかった、という顔で言った。
「え、何でそんなこと……」
と聞き返す未来を半分無視するように、メートルは続けた。
『でも心配ご無用。私の仕事は人の望みを叶えることなんですから!』
ドーン!!と何処から音が鳴っているのだろう、派手な効果音が後ろについた。
「何それ……世界破壊してって言ったら出来るの?」
『おっと、出来る限り可能な範囲でお願いします』
……完全じゃないじゃん。
『まぁ大丈夫ですよ!この私が来たからには小船に乗ったつもりでおっけーです!』
「それじゃ重さで沈むからね!?」
『コホン。まぁ大分話が逸れてしまいましたが……貴方の望みを叶えることなんて私にとって簡単なことですけど……どうされますか?』
いきなりメートルが聞いてきた。
「でも、どうやって叶えるって言うの?」
『それはあなたの友達が出来そうな場所を探せばいい……って見つかりました!』
「仕事が速いね……」
『スピードは命ですよ。それではワープしますよ』
そういうとメートルの右手が光りはじめた。
……何か急展開過ぎて話が読み込めないけど、行って損はないだろうな……
そんなことを思いながら、未来は光の渦に飲み込まれていった。
次回はいつになるかわかりませんが(オイ)宜しく御願いします!!