小説を描くのは初の試みなので、誤字脱字や文章的におかしな表現が多々出てくるかもしれませんが少しでも多くの人に読んでいただける様に切磋琢磨しますので宜しくお願い致します。
初開戦
神聖歴二千二十年。第一次ヴァリアブル大戦後の日本は、他国から受けた甚大なダメージによって崩壊寸前まで追い込まれていた。
和服、食事、住居日本の生活を構成していくうえで必要な衣食住でさえ、まともに得ることのできない最悪の状況に陥り、十八歳以上の青年は戦服を着用し、常に自国の防衛もしくは人型兵器『
すべての日本国人は、毎夜こんな戦争に意味があるのか?と布団の中で縮こまりながら考えているであろう。
戦争相手それは世界の全て。日本を除く国や地域、より具体的化するならば地球の九十九パーセント以上が日本の敵という事になる。
無論、誰かが行為に起こそうとしたわけではない、日本で発見された鉱石に原因があった。
『ヴァリアブル鉱石』すべての金属の中で最高の強固さ、丈夫さを誇り、それでいて取扱いがとても簡単であるであることから別名、『神の鉄鉱石』とも呼ばれた。
日本の人型兵器『清姫』にも使われ、漫画やアニメーション映画に登場するロボットと同等かそれ以上のモノを創る事にも成功している。機体性能は、次世代兵器を圧倒に凌駕する性能として考えられており日本に負けはなし、とまでも言われるまでに至った。
しかしこの奇跡の鉱石を境に、世界は揺れ動く。
『合衆国』という国は、広大な国土の半分を提供する代わりに『ヴァリアブル鉱石』全ての所有権をを交換条件として提示、一方で新聖国家『
日本にとっては前者の条件より、後者の条件の方が明らかな利益が期待できるうえ、第二次世界大戦では合衆国に無条件降伏という苦渋をなめさせられているため合衆国との交渉は破棄、その後日本はプライマリーフォーティーンと同盟を結ぶ。
それにより合衆国の怒気に触れ、第三次世界大戦の開戦となった……
* * *
日本列島上空、太陽見えぬ暗黒が日本の空を埋め尽くすように永遠と続いている。
視界に映るは日本が誇る最新鋭戦闘機『
六波羅を操縦しているパイロットの男性は、その写真に一旦は目を向けるもののすぐに目線を逸らし暗黒運河を見つめた。
すると何か分かったのか、六波羅に内蔵される無線に向けて。
「こちら第一六波羅機あと三十秒程で敵空内に接近する。各機は戦闘準備に入られたし、繰り返す、あと三十秒で敵空内に接近する。各機は戦闘準備に入られたし」
とすぐそばを飛行中の他六波羅機に準備を促す。
少しの間待っていると無線機から別の男たちの声が聞こえ始めた。
「第二六波羅機…了解」「第三六波羅機、
二つの言葉を耳にした第一六波羅機のパイロットは、慣れた手つきでパソコンのキーボードのように配置されているスイッチを左から順に三つ上げる。その後両手で握りしめている操縦桿を手前に力強く引き上げる。
第一、第二、第三の順で高度を上げていき、やがて横に一直線上に並飛するのを黙視するとさっきとは逆の手順に急降下していく。
雲を裂き、先ほどまで見つめていた世界とは決別するかの如く現れたのは一面スカイブルーの広大な大海原で、海上には僅小だが戦艦とも思しき艦影が確認するだけで五十以上浮動しているのが見て取れる。
「第一六波羅機隊、撃ち方用意、照準固定………発射!!」
第一六波羅機に搭乗するパイロットの指示の下、掛け声と共に急旋回し、機体下方部からミサイルを出現させ、発射の合図とともに速射する。
これで任務達成やっと帰れる…待ってろよ
横一線に並飛していた陣形を三方に崩し、自国の陣地に帰還するため再度操縦桿を引き上げ帰路につく。
その刹那、一本の悲報が戦慄を生み耳に入る。
「
「チッ!合衆国の奴ら何しやがった!?
「さっきからやってるが全然ダメなんだ!フォーティーンからの援軍も来ない。陣形を再度構成し、もう一度奴らを叩く!玄武行けるか?」
「当たり前だろうが!アイツ等ここで食い止めなねぇと
「よし、もう一度行くぞ!!」
三方に散開していた機体が再び一点に集合する。
でも、どうしてだ?旋回中で見えなかったとはいえ、ミサイルが当たらないなんて……清姫の絶対障壁ぐらいでしか防げないミサイルなのに…まさか、な……
* * *
合衆国軍艦隊アドバンスド、司令室内部。
「こちらは合衆国軍、第一艦隊ガレオス・ユーフィリアである。これより本艦は我々合衆国に反旗を翻した日本国を片付ける。総員、戦闘に備えよ、オラシオン隊もだ」
老年男性の野太い声が艦内に響き渡り、日本の殲滅を命に受けた合衆国の軍人や、民間人から無理矢理軍人に転身させられた人間達に戦争開戦の緊張感を与える。
ガレオスは正面に存在する大型のスクリーンを確認しながら、先ほどまで腰かけていた椅子に座り肘を付いた。
日本の奴らがどのくらいやるのか知らんが、見せてもらおうではないか。合衆国を敵に回してどの程度足掻く事が出来るのかをなぁ。
直後、真新しい戦服に袖に通した十八歳らしき青年が耳のマイクに手を当てながら声を荒げる。
「ガ、ガレオスマスター!十一時の方向から何か接近してきます。これは……恐らく日本のウォーバードです。インディケイションを!!」
「うむ、ならば機関部に伝達せよ。九時の方向から十二時に方向にかけてヴァレリアシールドを展開、その後オラシオンで敵影を確認し次第殲滅せよ、と」
「イ、イエスユアーマイロード!」
若干、声を裏返しながら合衆国独特の返事をすると、軽快に体を反転しガレオスの言うとおりにマイクを通して指示を出す。
司令室に居た他の青年たちも見様見真似で同じ様に行動する。見掛け上同じ様だが様々でこの青年のような索敵し、レーダーに反応が生じる場合艦長に指示を仰いだり、他の艦からの連絡を受け合衆国本土への伝達用通信使など多種存在する。
すると、
「はい、はい……了解です。オラシオン隊戦闘準備整いました!!」
と開戦の準備完了の報告が入る。
ガレオスは小さく頷き、
「オラシオン隊、発進せよ!続けて空型戦闘機。日本に合衆国の恐ろしさを教えてこいっ!!」
と怒号と共に戦争の火ぶたを切った。
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