一ヶ月ぶりですねごめんなさい……(土下座)
夏休みにも関わらずこちらの執筆モチベが一ミリも上がらなかったもので……僕の別作であるやんでれびよりが赤評価になったりしたせいで舞い上がってあっちばかり書いてました。今度こそこちらの更新ペースを上げる所存ですので、これからもどうかよろしくお願いしますm(_ _)m
「境符『八雲式二重結界』!!」
「きゃああああ!?」
ピチューン、と盛大な被弾音が響いた。勝てた。思わず紫様の方を見てみると、満足げに微笑んでいる。まあほとんど僕しか動いてないんですけどね。
「中々やるじゃないか……見直したぞ」
「えへへへー」
「で、お前らは何処に向かおうとしてるんだ?」
「……あっち?」
「こっちね」
僕と紫様は同時に真逆の方向を指さした。慧音先生は何が面白いのかクスリと笑って、その間の方角――竹林を見た。
「昨今の異常な月の原因を作った奴なら、そっちだよ」
「ありがとうございますー、珍しく紫様の勘が外れましたね」
「玲亞だって間違えてるじゃない」
「でも僕の指さした方角は怪しげな山で、紫様の方だと紅魔館ですよ」
「月関連なら吸血鬼って相場が決まってるのよ」
偏見に基づく考えで紅魔館に襲撃をかけようとしてたのかこの主。安楽椅子探偵じゃなかったのか。
「竹林……竹林ねえ」
言われた方角に飛びながら、紫様は何やら悩ましそうに呟く。竹林なんかの奥に本当に異変の首謀者がいるのだろうか。竹越しに見える月を眺めながら思う。
「こんなところに住む人もなし、いるとすれば人外のみ……ね」
「まあそもそも幻想郷は人外の巣窟ですけどね」
「あら、早速第一人外発見みたいよ」
「日本列島ダーツの旅ですかこれ」
コアなツッコミをしつつ、現れた人外――妖精に弾幕を放つ。あたかも進行方向を遮るように現れた辺り、どうやら情報は間違っていないようだ。や、慧音先生を信用してなかった訳じゃないけど。
「はてさて、この先には何が……?ってうおっ!?」
見覚えのあるレーザーを間一髪で交わす。若干掠って鳥肌が立つ。飛んできた方向を見ると、こちらに八卦炉を向ける魔法使いの姿が。
「動くと撃つ!間違えた、撃つと動くだ。私が動く」
「なんか色々違う!?」
まさか魔理沙が現れるとは……というか、何故僕達に弾幕を撃ってきたんだ。そう思い首を傾げると、傾げた首元を御札が掠めた。
「……今のってギャグチックでしたけど一歩間違えば死んでましたよね……?」
「その時は多分紫が骨を埋めてくれるから大丈夫だぜ」
「肉は食べられてそうだけどね」
御札を放った元凶……霊夢も現れた。しかし、二人が何故ここに?月がおかしいのは妖怪にしか分からないんじゃ……
「あら酷い。大切な式を殺されて、その肉を食べるなんてそんな仕打ち出来ないわ……想像するだけで泣けてきちゃう」
「涙じゃなくて涎が垂れてるんですけど!?」
しかしながら、好きな人に食べられて終わるというのは案外幸せな最期なのかもしれない――なんて病んだ思考をしつつ、閑話休題。
「二人はこんなところでどうしたの?」
「さあな。私は迷惑な妖怪を退治してるだけだぜ」
「奇遇なことに、私も迷惑な妖怪退治をしてるの」
「なるほどなるほど。じゃあ迷惑じゃない僕達は先に進ませてもらいますね!」
「待て。今日の月なんてもう見飽きた、そろそろ明日にしてもらうぜ」
「はっはっは、日付を変える権利があるってなんか凄い便利じゃないですか?宿題が終わらなくてもずーっと八月三十一日の夜を味わえるんですよ?」
「……まあ、夜を泊めているのは私達よ。でもあの歪な月は危険なの」
軽く流されてしまったのが悲しいようなそうでもないような。
「あー?何だかわからないけど、夜が終わらない方が害だらけよ。お天道様が拝めないし。朝飯が食えないし」
「どちらにせよ霊夢は朝ご飯なんて食べられないでしょう?」
「誰が貧乏巫女よ!」
ぷんぷん、というオノマトペが似合う様子の霊夢。喜怒哀楽がはっきりしてる。
「さて、私達の朝を返してもらうぜスキマ妖怪!」
「ついでに朝ご飯を作ってもらうわスキマの式!」
「じゃあ、朝飯前の軽い運動ってことで……」
「軽くで済めば重畳よね」
fateの二次を書き始める予定なんでまた更新が遅れそうです(