パズドラがバーチャル化?   作:ぷーすけ

4 / 26
追加 魔法石一つでガチャがまわせるようになってますがご勘弁を

新キャラ登場です!


新たな仲間

「はあ…はあ…はあ……」

 

「っ、あと一息ですマスター!」

 

「ああっ!」

 

ダンジョンの最深部、俺たちはボスであるダークゴーレムを前に一時間もの激闘をくりひろげていた。

 

プレイ開始から二週間が経ち、ワルキューレさんのご指導のおかげで (まああまり真面目には聞いていないのだが) わずかながらだけれどパズル力をあげた俺はいくつかのダンジョンをこなしていくことができたが、この前からずっとこのダークゴーレムに道を塞がれているのだ。

 

「くそっ、もう回復がねぇ………よし勝負にでる!!」

 

「はい、お願いしますマスター!」

 

俺はパズルを回す指に力をこめる。ワルキューレも相当気合が入っているようだ。

 

「これでどうだ!」

 

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10combo!!!!!!

 

「うおっまじか」

 

今までに見たことがないすごい数のコンボだったので思わず声がでる。

 

「いきます!!! はあああー!!!!!」

 

 

コンボのおかげで凄まじくなったワルキューレの攻撃が、ゴーレムを襲う。

 

「ぐわぁーー、こんな小娘ごときにぃぃぃー」

 

そんな攻撃にさすがのゴーレムも耐えることができずに消滅していき、ゴーレムがいた場所に宝箱が現れた。

 

「や、やりました………やりましたよ!マスター!!」

 

ワルキューレが喜びに満ちた表情で俺に歩み寄ってきた。

 

「ああ、やっとクリアできたな、お前のおかげだよ」

 

そういって俺は頭を撫でてあげるとワルキューレは小声でそんなことないですと頬を赤らめた。

 

「でもマスターもすごかったじゃないですか!最後のコンボ!」

 

「ああ、あれね……ま、まあ頑張ったから…ね…」

 

「あれには驚きでした。やっぱりマスターはすごいです!」

 

「お、おう当然だ!」

 

目を輝かせながら褒めてくる彼女に、本当は10コンボ中7コンボが落ちコンだったなんてさらさら言えない俺であった。

まあ結局勝てばいいんだし結果が良ければすべてよしっ!ってことで!

 

「よし、じゃあ戻って祝勝会とでもいくかー!」

 

「はい! でもその前にあれを開けましょうよ」

 

ワルキューレはそういってゴーレムのいた場所を指差す。

そうだった、宝箱を開けるのをすっかり忘れていた。

 

「そういえばこんなものがモンスターから落ちるのは初めてだな、何が入ってるんだろう」

 

「私も初めてです。なんかワクワクしますね」

 

「よし、じゃあ開けるぞ! それ!」

 

ガコッといって宝箱が開かれる。そこに入っていたのは…

 

「いらっしゃいお宝ちゃーん!!……ってあれなんだこりゃ」

 

そこに入っていたのは沢山の宝石やお金ではなく手のひらサイズの虹色の石がたった一つポツンとおいてあるだけだった。確かに綺麗だがそんなに価値があるものとは思えず、自分の想像していた宝箱の中身と違って俺は肩を落としたが、それとは逆にワルキューレは嬉しそうな表情をしている。

 

 

「すごい! おめでとうございますマスター! やりましたね!」

 

「えっ、そうなの?」

 

「そうですよ! この石の価値を知らないのですか?」

 

「うん」

 

「わかりました、じゃあ私が説明しますね」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「というわけです、わかっていただけましたか?」

 

「はーい」

 

またワルキューレさんのくそ長い講義が始まるのかと身構えていた俺だったが、案外シンプルだった。

 

ワルキューレが言うにはこの石は魔法石といって、このゲーム内で一番価値があり、自分の小屋を拡張することや新しい仲間を手に入れることができるガチャを引けるなど、他にもさまざまな用途があるらしい。

しかしこの魔法石は通常はモンスターから出るのだが、その確率が極めて低いためすごいレアで、そうそうお目にかかれないそうだ。そう考えると俺たちはなかなかラッキーだな。

 

「それでマスターはその魔法石を何に使うのですか?」

 

「そうだな…特に考えてないんだけど、ワルキューレは何かあるか?」

 

「私ですか!? … ありますけど…これはマスターが決めることであって、モンスターが口を出せるようなことでは…」

 

「いいよ別に あるなら言ってよ」

 

「そうですか、じゃあ無理だと思いますけど言いますね」

 

「おう」

 

では、といって彼女は一息おく。何をそんなに溜める必要があるのだろう。

 

「私は仲間がほしいです」

 

「OK、じゃあそれでいこうか」

 

「はや! 少しは考えたりしないのですか?」

 

俺が即答したため、ワルキューレのほうがとまどった。

 

「いや、確かに言われてみればそうかなーって思ってさ。あと仲間が増えると楽しいだろうし」

 

「ありがとうございます、マスター」

 

「おう、じゃあガチャ引くか」

 

俺は手元にあるスマホで ガチャを引く と書いてある画面をタッチすると、目の前に大きな金色のドラゴンが現れた。

さきほど手に入れた魔法石をそのドラゴンの口にいれると、ドラゴンが起動した。

 

「よし、このドラゴンの腕を引けばいいんだな」

 

「いいモンスターが出るといいですね!」

 

ガチャ ガラガラガラ ポンッ

 

 

出てきたのはワルキューレがでた卵と同じ銀色の卵だった。

そしてその卵が割れてモンスターが姿を現した。

 

「はーい初めまして、私はエキドナ! あなたが私のマスターね? どうぞよろしくね!」だきっ

 

「おわっ!?」

 

自己紹介が終わるやいなやその陽気な女性は俺に抱きついてきた。俺の胸に彼女の大きな胸が遠慮なくあたってきていい気分になる。うん、悪くないな。

 

「ちょ、ちょっと! いきなり2人とも何やってるんですか!」

 

ハグを目の当たりにしたワルキューレは慌てた声でいう。

 

「あら、ワルキューレさんじゃないの。あなたも一緒にどう?」

 

「は、はあ!? 何を言ってるんですかあなたは!」

 

「エキドナさん…ちょっと苦しいです…」

 

「あら、ごめんなさいね」

 

エキドナがだきつくのをやめる。胸を押しつけられるのは最高だが、モンスターの力で抱きつかれると苦しいものがある。

 

「全く…マスターもなににやけてるんですか」

 

「べ、別ににやけてなんかねーし!!」

 

「いいえ、抱きつかれてた時にやけてました」

 

(しまった表情にでていたのか、これから気をつけよう)

 

「と、とりあえず新しいメンバーの加入とダンジョンのクリアを記念して戻ってパーティだ!」

 

「嬉しいわ!」

 

「まったくマスターは……ブツブツ ええ、そうしましょう」

 

 

「よし帰るか!!」

 

新しいメンバー、エキドナが加わってますますこれからが楽しくなりそうだ。

 

 




他にも候補はありましたが新キャラはエキドナにしました。

イメージですがエキドナは大人なお姉さんみたいな感じがします。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。