パズドラがバーチャル化?   作:ぷーすけ

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ダンジョン攻略!

「…きてくださいマスター! 朝ですよ!」

 

「んが? んあ、もう朝? もうちょっと寝かせてよ…」

 

朝の7時、窓から朝日が差し込んでくる時間に俺はワルキューレに起こされた。

 

「不規則な生活は体に悪いです。だから起きましょう!」

 

ワルキューレの高い声がキンキンと響いてくる。

二日酔いだっつーのに耳元で騒ぐのはやめて欲しいものだ。

 

「うるさいなあ、俺だけじゃなくエキドナも起こせよ」

 

「私は起きてるわよ、てゆーか早く新しいパーティーでダンジョン行くわよ。」

 

エキドナはダンジョンへ行く支度をしていた。昨日あんだけ飲んだというのにピンピンしてるとは末恐ろしいやつだ。

 

「はいはいわかりましたよ、起きればいいんでしょ。あー頭痛てー」

 

そういって俺も支度をし始める。

 

「偉いですよマスター! 以前は私が何度言っても起きなかったのに。成長しましたね!」

 

ワルキューレは俺がすぐに起きたことに喜ぶ。

いや違うんだワルキューレ。成長したんじゃなくてエキドナさんには極力逆らわないようにしてるだけだ。昨日の一件もあるしな。

 

 

「じゃあ、行きますか」

 

支度のできた俺は2人に声をかける。向こうもバッチリみたいだ。

 

「よし、最初に行くのはこのダンジョンだ!」

 

 

 

…………………………………

〜ダンジョン内

 

「マスター!、そこ揃えて!!」

 

「は、はい!」カラカラカラ…

 

1.2.3combo!

 

「……………あっ」

 

「…マスターってもしかして…下手くそ?」

 

「うるさいなー、わかってますそんなこと〜」………

 

……………………………………

 

 

 

「ふぅふぅ……」

 

俺はダンジョン外の道端に生えている木の下で休んでいた。

見ての通り疲れているわけだが、今までの疲れとはレベルが違った。

 

結果をいうと、今までと比べものにならないくらいダンジョンが進んだ。

今まではゲームオーバーばかりでクリアーしたらラッキーぐらいの頻度だったのでスタミナがすぐに尽きてしまい、「今日はもう無理だな。明日頑張ろう!」とか言って諦めて小屋に戻っていたのだが、今日はクリアばかりしていたのでランクがガンガン上がり、そのたびにスタミナが全回復するので今までの10倍は入った気がする。 (それは盛り過ぎかもしれんが)

 

なんでそんなにクリアできるようになったかというと、やはりエキドナが入ってきたことだろう。 まず1人から2人に変わったというのもあるが、彼女の場合ワルキューレと同じ回復タイプなのでワルキューレのリーダースキルの効果で攻撃が2倍になることが大きかったし、ピンチになった時もエキドナのスキルである【威嚇】で敵の攻撃を封じたりと完璧だった。

 

俺も最初はランクが上がることやダンジョンが進むことの喜びがあり楽しんでやっていたわけだが、疲れが出てくると「今日はここらでやめておこうか、明日に響くし」とか言って2人を帰らせようとしたわけだ。

 

まあでも疲れを知らない2人にはそんな言葉も意味をなさず、「私は平気です!」、「まだいけるわよ」とか言われて続行ってわけ。いや疲れるのは俺の方! お前らが疲れないことは知っとるわ!

 

それでも帰ろーよーとか言ってたら、「私達ではご不満でしょうか…」とワルキューレが上目遣いになりこちらをみてきたので「いやいやそうじゃないそうじゃないよ!」と慌てて弁明した。 その上目遣いは反則だろー!

 

あ、もちろんエキドナさんにもお世話になりましたよ。

さっきなんかマスターである俺を引きずりながらダンジョンに入りましたからね。 俺の立場マジどうなってんの!?

 

「マスター、戻るんじゃないのー?」

 

「ん、ああ」

 

ぼーっとしていた俺にエキドナが話しかけてくる。

 

「なんだったら何処かはいる?」

 

帰るそぶりをみせていない俺を見たエキドナは余ったスタミナでダンジョンに入ろうとしていた。

 

「いやいやいや、帰りましょう帰りますとも!」

 

俺は立ち上がり彼女を阻止する。流石にもうこれ以上は勘弁だ。

 

「まったくしょうがないわねー、今日はここら辺で勘弁してあげるわ」

 

「あ、ありがとうございます…」

 

いやいやもうなんか立場が逆転してるような気がするんですけど!!、と心の中でつっこみながらも俺はやっと帰れると安心したのだった。

 

 

〜帰り道

 

「私達なかなかいいコンビね」

 

「そうですね、まあでもエキドナさんがリードしてくれるおかげですよ」

 

「そんなことないわよ、あなたも結構強いわ。私びっくりしちゃったもん」

 

「いえ、私はそんな…」

 

「またそんな遠慮しちゃってー。 マスターから愛情をもって育てられてるくせにー」

 

「あ、愛情って//// なにいってるんですか!!」

 

「あ、照れた」

 

顔を赤くするワルキューレをみてエキドナはニヤニヤする。

 

「もうエキドナさんったら」クスッ

 

「まあまあ」フフフ

 

そう言って2人は笑った。

 

そんな2人の姿を後ろから見ていた俺は やっぱ仲間はいいなあ、と前に聞こえないくらいの声で西に沈む太陽を見ながら呟いた。




最近思ったんですけど主人公の名前って決めてなかったですね。

あれっ、これって意外とやばい?

まあ大丈夫でしょう汗
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