陰キャラな俺にもついにモテ期が到来したようです。   作:k-a-i

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プロローグ

高等学校。

 

通常なら誰もが通る道であり、皆が憧れる「青春」という文字に最もふさわしい時期と言える。

当然その「青春」に憧れて幻想を抱き、高校に入学してくる生徒はたくさんいる。

 

沢山どころか、ほとんどだろうが。

 

だが皆が想像しているその「青春」を味わえる人は一握り中の一握り中でしかない。

 

その青春を味わえる人達に共通していること。

 

それは、「顔が整っている事」。

 

大体が「顔」な訳だ。

 

いくら頭がよくて性格が良くても、結局は顔が悪ければ好きという感情には至らない。

 

むしろ陰で、

 

「ねーねー、◯◯ってA子の事好きなんじゃない?」

「えー、マジ??有り得ないんだけど~」

 

と言われているのがほぼ大半。

 

つまり、「私は顔より性格かな~」とかほざいている女子は「私は面食いじゃないですよ!清楚ですよ!」とアピールしているただのビッチである。

さらに、高校生になると中学生の時には存在しなかった新しい制度、「クラス内カースト」というのが生徒内で暗黙の了解として作られる。

 

このクラス内カーストは主に3つに分けられる。

 

 

 

1つ目の階級、「ギャル男、ギャル女」。

 

どの学校にも蔓延る、社会的な悪とも言える存在であろう。

自分がモテたいが為に学校で決められたルールをわざわざ破り、そんな風に生活している自分の事を「かっこいい!俺(私)イケてる!」と勘違いしてしまう人達だ。

 

ここにいる人々は自分の立場を守ることに必死である。

「大衆の不満を抑えるには、共通の敵を作る」なんて言葉があるがまさにその通り、ここの人々はそれを繰り返すことで自分の立場を守りいきている。

 

正直学校のルールを壊し生活することのどこがかっこいいのか分からないが。

 

 

そして、二つ目の階級「普通」

 

ここは説明しなくても分かるだろう。

ギャルではなく、はたまた三つ目の階級にもいかず、いわゆる中途半端と言うわけだ。

しかし、なにもバカにしてるわけではない。

むしろ学校内のルールをしっかり守って生活したりしっかり授業を聞いている姿は褒め称えるべき姿である。

まあ、人によるが。

 

さらに、最後の階級「陰キャラ」

「陰キャラ」と言うのは高校生になってから必ず流行する言葉であり、ギャルの正反対の言葉、といっても過言ではない意味合いを持つ。

彼らは一般的には「アニメ好き」という部類でまとめられてしまうが、誰しもがそういうわけではない。

人によってあまり喋らない理由は違うだろう。

 

 

そんなカースト制度の中で生活をする高校生。

 

そして、埼玉県。

カースト制度3つ目の「陰キャラ」の部類に存在する少年、「時刄拓海」の高校生として2年目の学園生活が始まろうとしていた。

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