ラブライブ! ~閃く鬼と九人の歌姫~   作:ブレイアッ

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どうも、お久しぶりです
何故かSRよりURの数が多いブレイアッです。映画はいかがでしたか?私はまだ観てません。時間が無いんですよ………

それはさておき

本ッッ当に!お待たせしました!


三之巻 閃く鬼

○センキの視点●

 

目が覚める

 

携帯充電器に繋いでいるスマホの画面をチェックすると時刻は朝の五時半。まだ日が昇っていない朝か夜かの区別が難しい時間帯だ

寝袋から出ると一瞬で冬の寒さが全身を襲う

隣には空になった寝袋が一つ。どうやら明日夢さんは既に起きているみたいだ

俺はスマホのホーム画面からライトアプリを起動させてその明かりを頼りにテントの外に出る

 

「さっぶ」

 

思わず声が出た。そりゃ真冬の山でそれも日が出てない時間帯だし寒いのは当たり前か

 

「おはよう。センキくん」

 

やはりというかテーブルの上に置いたガスコンロでお湯を沸かしている最中の明日夢さんがいた

 

「おはようございます」

「ディスクたち、帰ってるよ」

 

明日夢さんが指差した方を見ると、昨夜のうちに放ったディスクアニマルたちが一ヶ所に集まってひょこひょこ跳び跳ねてた

 

「了解、じゃあ今から皆の集めた音を片っ端から聴いていきます」

 

テーブルの下に置いていたディスク用のケースをテーブルの上に並べてからパチンと指をならすとディスクアニマルたちは一斉に跳び跳ねてディスク型に変形、そのままケースの中に納まった

 

「はい、地図」

「ありがとうございます」

 

明日夢さんから赤、青、緑の数字が書いてあるピンがあちこちに刺さった地図を受け取る。このピンはディスクアニマルのことで赤はアカネタカ、青はルリオオカミ、緑はリョクオオザルを表していて数字は個体を表していている。このピンが刺さっている場所にディスクアニマルを放っておいて帰ってきた時に対象の音が無ければハズレ、そこにターゲットはいない。逆に対象の音があればアタリ、そこにターゲットはいるって感じだ

 

「じゃあタカから」

 

俺は左手首につけているリストバンドの裏側にある突起にアカネタカのディスクを付けて回転させる。一晩かけてこのディスクたちが集めた音を数秒で一気に再生して聞き取る

普通の人からすればキュルキュル鳴ってるだけだけど鍛えれば誰でも聞き取れるようになる鬼の基本技術だ

 

「タカの一番、ハズレです」

「赤の一番ハズレっと」

 

明日夢さんが地図から1とかかれた赤いピンをとる

 

「次、タカの二番」

 

キュルキュルキュル………

 

「タカの二番ハズレ、次三番」

 

キュルキュルキュル………

 

「タカの三番ハズレ、次四番」

 

こんな地道な作業も仕事の内、地道な作業が結果に繋がるんだ。これ、元警察官だった俺の師匠の教え

 

数分後

 

キュルキュルキュル…ギィ………

 

「オオカミの三番、アタリです!」

「青の三番………場所は神流川の上流、三波石峡の少し上辺りか」

「車で行くより山を突っ切った方が早いですね。明日夢さん、風斬(かざきり)鳴風(なるかぜ)の用意は?」

「既に出来てるよ」

 

いつの間にかテーブルの上に置かれていたギターケースの中から明日夢さんがギター型の大剣と布にくるまれた針を大きくしたようなものを取り出す

 

風斬(かざきり)はメンテ済み、鳴風(なるかぜ)は壱型が二本、弐型が三本使える状態。残り少ないから無駄遣いしないでね」

「了解です」

 

俺はギター型の大剣、音撃弦・風斬をギターでいうボディ部分を覆う専用のストラップのついた革製カバーに移しかえて、大型の鳴風壱型を腰に巻いたベルト、装備帯の背中側に付け、小型の鳴風弐型を右腰側に付ける

 

「はい、零号ディスクといつものチョコ」

「ありがとうございます」

 

明日夢さんから戦闘用のディスクアニマル、零号ディスクといつも仕事前に食べるチョコレート菓子を受け取ってテントの中から着替え一式の入ったリュックサックを背負う

 

「それじゃあ、行ってきます」

「気を付けて」

 

カカッ

 

明日夢さんがポケットから取り出した火打ち石で切り火を打つ

 

さあ、覚悟しろよ魔化魍。俺からは逃げられないぜ

 

 

○花陽視点●

 

 

誰かが走る音で目が覚めた

外はまだ暗くて、すごく寒い。二度寝をしようかなと思って布団を頭から被ろうとして、それが寝袋だということに気付いた。思い出したように左足がズキズキと痛みだして、昨日のことを思い出した

 

「夢じゃ………無かったんだ」

 

凜ちゃんに勉強の息抜きにって山登りに誘われて、一緒に来たこの山でセンキっていう不思議な人と出会って、足を滑らせて山を落ちて、センキさんの所でお泊まりすることになって…………あれれ?

 

「にゃ~ん………かよちーん…むにゃ……」

 

隣から凜ちゃんの寝言が聞こえた。すごい、熟睡し

てる

寒さで目が覚めちゃった私はテントの外に出る

 

「おはようございます……」

「おはよう、早いね。まだ六時前だよ」

 

外に出たら明日夢さんが何かを片付けている最中だった

 

「寒いでしょ、温かいコーヒーかココア、どっちがいい?」

「じゃあ………ココアで」

 

紙コップにココアの粉末を入れてヤカンからお湯を注ぐ、あっという間にホットココアが出来上がった

 

「はい、熱いから気を付けて」

「ありがとうございます」

 

温かいココアが喉を通り抜けて体を暖める。ほっと口から白い息が出て消えていった

 

「昨日は大変だったね」

「昨日………? あっ」

 

明日夢さんに言われて、昨日のことをはっきりと思い出した。化け物に襲われたこと、化け物から鬼さんに助けてもらったこと、鬼さんがセンキさんだったこと

 

「あの………」

「どうしたの?」

「明日夢さんは………鬼って見たことあります?」

 

自分で言ってておかしな質問だけど、明日夢さんは真剣な表情で

 

「あるよ。何度も」

 

そう、答えた

 

「そう言う花陽ちゃんは鬼を見たことがあるのかな?」

「実は…………」

 

 

○三波石峡●

 

センキはアタリが出た三波石峡に数分前に到着、行くときに渡されたチョコレート菓子を食べていた

 

(三波石峡……たしか六年前に魔化魍が出て、それを倒したのが師匠だったよな)

 

食べ終えたチョコレート菓子の袋をジャケットのポケットに突っ込み、辺りを見渡す。日の出前の薄明かるい光に浮かび上がる景色は古くから景勝地として人々に愛されてきた歴史を物語っている

 

(こんな所にバケモンは似合わないな)

 

センキは左腰からぶら下がっているディスクを一枚外し、それを高く放り投げる

 

「さ、案内頼むよ」

 

センキは左手首につけている鬼の顔がついたリストバンドに取り付けられている鎖を下に引き、カバーが現れた青色の小さな弦を爪弾いた。するとディスクに色がつき、ルリオオカミへと変形した

 

ガゥゥゥン

 

見事に着地したルリオオカミは一鳴きしてからセンキを案内するように走り出した

 

 

/〇\●/〇\

 

 

「なるほどね………」

 

花陽から一通りの話を聞いた明日夢は昔を懐かしむように目を細めた

 

「鬼は怖かった?」

「えっと………食べられちゃうって思いました」

「そっかそっか、食べられちゃうかぁ………たぶん、それが普通の反応だよ。実は僕も初めて鬼に出会った時は助けてもらったのに逃げちゃったんだよね。まあ、鬼に憧れる人もいるみたいだけど」

 

明日夢の脳裏に二人の男が浮かび上がる。一人は年の離れた兄のようで、父のようで、師匠のような自分が心の底から尊敬する人。もう一人は昔から根は素直なくせして口を開けば皮肉のような言葉しか出てこない高校時代からの悪友。今思えばこの二人との出会いが無ければ、今の自分はなかったなと思う

 

「そ、そうなんですか?」

「まあね、僕を助けてくれた鬼は響鬼っていう鬼だったんだけど、目の前の化け物を倒すのに口から火を吐いたんだもの。びっくりしたなぁ……」

「口から火を…………」

 

昨日助けてくれた鬼が口から火を吐くところを想像する。まずどこに口があるのかがわからず、イメージの中で顔が爆発した

 

「あ、センキくんは出せないからね」

「え!? あ、そうなんですか」

「ココア、おかわりいる?」

「あ、えと……いただきます」

「ほい、了解」

 

 

/〇\●/〇\

 

 

ガゥゥゥン

 

「コイツか………」

 

ルリオオカミに案内されてきた川の真ん中には本来は無いはずの3メートルほどの大きな岩があった。センキはリュックサックを川岸近くに置いて岩の前まで進む

 

「確かにこの辺には断崖絶壁も結構あるし、落石とかもあるけど………これは不自然すぎるよな」

 

センキは肩にかけていた音撃弦・風斬からカバーを外し、露出した切っ先を地面に突き刺す

 

ギ…ギィィ………

 

不気味な鳴き声と共に目の前の大きな岩が動き出し、岩の下から1メートルはありそうな大きなハサミや足がでてくる。岩はただの岩ではなく大きなカニ……否、大きすぎるカニだったのだ

 

「予想通り、バケガニだったか」

 

センキはジャケットを脱ぎ捨て、左手首につけている鬼の顔がついたリストバンド、変身音弦・音振に取り付けられている鎖を下に引き、現れた青い小さな弦を爪弾く

 

ジャィィィィン

 

ディスクアニマルを起動させるのとは僅かに違う音色は夜明け前の山に静かに響き渡る。鬼面から清めの音が波打つ音振を静かに額の前にかざすと音振と同じ鬼面がセンキの額に顕れる

 

風が木々を揺らし、川の水面を震わせる

自然の気を己の身の内に取り込み、その身を変化(へんげ)させる

 

「ふっ」

 

左手を真横に振り払うとセンキの身体を風の渦が包む

 

「ツアァッ!」

 

気合いと共に右手を力強く振り、風の渦を切り裂く

そこには、異形の戦士がいた。その名は……

 

「閃鬼……見参ッ!」

 

地面に突き刺した風斬を抜き取り、両手に持ち変えて構える

 

「さあ、やろうか」

 

ギィ……ギィ……

 

威嚇するように大きな二本のハサミを振り上げるバケガニを相手にセンキは高く跳躍した

 

 

/〇\●/〇\

 

 

「魔化魍?」

「そう、この世には不思議なことがたくさんあってね。自然の歪みから生まれるのが魔化魍っていう化け物なんだ、花陽ちゃんを襲ったのは童子と姫っていう魔化魍を育てる親みたいなものだね」

「知らなかったです……そんなに怖いのがいるなんて」

「でも、魔化魍を倒すためにセンキくんみたいな鬼がいて、僕みたいな鬼をサポートする猛士がいる」

 

だからそんなに怖がらなくてもいいと明日夢は言う

 

「そう言えばセンキさんは………?」

「ああ、センキくんなら魔化魍退治に……あっ」

 

急に明日夢が立ち上がる

 

「ど、どうしたんですか?」

「朝御飯、作っとかないと。センキくん絶対に腹空かして帰ってくる」

「あ、手伝います」

「そう? じゃあそこのクーラーボックスから米と水を出してくれるかな」

「はい」

 

 

/〇\●/〇\

 

 

「ふっ!」

 

降り下ろされたバケガニの左のハサミによる一撃を避け、地面に叩き付けられたそれを風斬で切断する

 

キギィ……キギィ……

 

バケガニは悲鳴のような声を出しながら後退する

 

「逃がさねぇって言っただろう!」

 

目にも止まらぬ速さで駆け、バケガニの懐に入ったと同時に今度は右のハサミを斬り落とした!

 

「うおぉぉぉらぁっ!」

 

その場からバケガニの胴体を蹴り上げ、ひっくり返す

 

「よっと」

 

閃鬼はひっくり返ったバケガニの上に乗り、風斬を突き刺す

 

キギィ……

 

装備帯の正面、ベルトでいうバックルの部分から取り外したのは枕型の板に青い弦が張られた黒いボディに、深緑の縁取りがなされている音撃震・旋風(せんぷう)、これを風斬のピックアップ部分に装着すると風斬の先端部が展開しエレキギターのような形に変形する

 

「音撃斬『烈風激震』! はっ!」

 

親指から生えたピックのような爪で風斬をかき鳴らす。轟風のような清めの音色は突き刺した部分からバケガニの体内に直接流し込み、その身を浄化させてゆく

 

「せやぁっ!」

 

最後に大きく、長い音を出してから風斬を引き抜き、バケガニの上から飛び降りる。着地と同時にバケガニの体は爆発し、バケガニは木の葉と土塊に還った

 

「ふぅ………よし」

 

顔の変身を解除し、息をつく。バケガニと遭遇した時からずっと録画をしているルリオオカミの方を向き、ギター形態の風斬を持ち直す

 

「バケガニ撃破! 今年のお仕事終了です!」

 

そのまま風斬をギターのように鳴らし、一曲演奏する

場の清め、彼が閃鬼となってからずっと続けている師匠直伝の行為である

 

 

/〇\●/〇\

 

 

「んー、もう少し味噌を足した方がいいかな?  花陽ちゃんはどう思う?」

「えっと……味噌よりお出汁を足した方がいいと思います」

「なるほど、ダシか」

 

テーブルの上にコンロを二つ並べ、一つで米を炊き、一つで味噌汁を作っている。それなりに火力も高く、風にも強いらしく真冬の寒さや風にも負けずに火が消えて作業中断などということもなく調理は進んでいた

 

「苦戦してなかったらそろそろ帰ってくる頃かな………」

「え?」

 

「ただいまー」

 

噂をすれば何とやら、ジャージの上からジャケットを着て肩から風斬を掛けたセンキが手を振りながら帰ってきた

 

「おかえり、お疲れ」

「はい、だだいま戻りました」

「どうだった?」

「バッチリです。無事、倒してきましたよ」

「そっか、じゃあ朝御飯食べたら撤収作業だね」

 

「あ、あの………」

「お、花陽ちゃんおはよう。結構元気そうだね」

「はい、おはようございます。えっと、お疲れさまでした」

「ん、ありがと」

 

「にゃー………お味噌汁のいい匂い……」

 

眠たそうに目を細めた凛が朝食の匂いに誘われてテントの中から出てきた

 

「それじゃあ凛ちゃんも起きてきたことだし、朝御飯にしようか」

 

 

○二時間後●

 

 

朝食を食べ終え、テントなどの片付けも完了した凛、花陽、明日夢、センキの四人はそれぞれ荷物を持って山を下っていた。足を怪我して山道を下るのが困難な花陽はセンキがおぶっている

 

「ごめんなさい、重くないですか?」

「大丈夫、鍛えてるから」

「この先の駐車場で凛ちゃんのお父さんが車を止めてるはずだから、そこでさよならだね」

「凛たちを助けてくれただけじゃなくて、かよちんの怪我の治療とかごはんとか寝袋とか………いろいろありがとうだにゃ」

「そんなに気にしなくていいよ。どうせだし一泊二日の入院キャンプみたいに思ってくれていいよ」

 

「また………会えますか?」

 

ふと花陽が小さな声で言った

 

「んー……縁があれば、また会えるんじゃないかな?」

「出ー会ーいーがーあーれーば、別ーれーもーあーるーさ、さ、さ、さ、さ、さささささささささ、さようなら♪ ってね。ほら、着いたよ」

 

「かえるのうた」の替え歌を歌う明日夢、目の前には木々の間からアスファルトが見えた

登山道を下りきった先にある駐車場には二台の車が止まっていた。そのうちの一台の前には花陽と凛が見知った顔があった

 

「お父さん!」

「おじさん!」

 

そう、星空凛の父親である

 

「安達先生、娘がご迷惑をおかけしました」

「いえいえ、僕はただ医者として、人として当然のことをしただけですよ」

 

大人たちの会話をよそに、凛と花陽は凛の父親が乗ってきた車に乗り込む

 

「あ、ここで見たことは誰にも言わないようにね?」

「わかったにゃ」

「はい」

 

明日夢との話が終わったのか凛の父親が車のほうに向かってきた

 

「それじゃ、さようなら」

 

/〇\●/〇\

 

明日夢は荷物をすべて明日夢が乗ってきた車に積み込む

その後ろでセンキはスマホで誰かと通話していた

 

「はい、予想通りバケガニでした」

『そっかー、外れてたらどうしようかと』

「最近のTDBはオロチ現象とかの影響もあって江戸時代以前の記録も反映されてますからね、それに日菜佳さんの予想はここ三年で外れなしって聞きましたよ」

『いや~それほどでも~あ、すみませんセンキくん。今から父上に替わりますね』

「わかりました」

『もしもしセンキくん?お仕事お疲れ様です』

「はい。バケガニは予想より小さかったので結構楽に倒せました」

『そっか、それはよかった。さっき電話があったんだけどね、君のお師匠さまも無事バケガニを撃破したって』

「そうなんですか!よかった~」

『そういえば今年のお仕事は今日で終わりだったよね。お疲れ様』

「はい、ありがとうございます」

『うん、それじゃ、気を付けて帰ってきてね』

「はい」

 

スマホの通話ボタンを押し、電話を切る

 

「それじゃあ、僕たちも帰ろっか」

「はい」




○今回のポイント解説●

・変身音弦『音振』

センキの変身音弦、弦の色は青で鬼面には三本の角がある鬼の顔が描かれている

・音撃弦『風斬』

センキの使う音撃弦、他の弦の鬼が使うものより軽量化がされており、閃鬼のスピードを殺さないように設計されている

・音撃震『旋風(せんぷう)

センキの使う音撃震

・音撃針『鳴風』

正式名称は棒手裏剣型鬼石・音撃針『鳴風』
センキの使う武器の一つ壱型と弐型があり壱型はドラムのスティックを太くしたようなもの、弐型は主に投擲に使うため、八センチほどの長さ
ちなみに一つ一つがお高いため、戦った後にはその場にいる鬼関係者を含めて鳴風探しが行われる。センキ名物
今回は一本無くした

・音撃斬『烈風激震』

センキの音撃
通常の弦の鬼の音撃と同じ

・閃鬼

属性は風の弦の鬼
身の丈 六尺九寸(2.1m
目方37.3貫(140kg)
強力五百人力(5tのものを持ち上げられる)
早駆け一町を2秒(100mを2秒)
遠駆け日に二十里(約80km)
最大飛跳力四一間(75m)
最大打撃力五千三百三十三貫(約20t)
最大蹴力八千貫(約30t)
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