問題児たちが異世界から来るそうですよ?箱庭超コラボ〜Chaos〜   作:エステバリス

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はーい!テストのおかげでろくに執筆できない上にゴッドイーターできないおかげで飢え死にしそうな作者です!

一応カタチとしては全キャラ出ましたので、コラボ企画としては次回からが本番になります!




三限目 みらうみ水族館

夜、ある者は眠りに更け、またある者は夜の街に駆り出しひと暴れ。そんな今も昔も馴染み深い、夜。

 

さて……今回は暴れる者達を見てみよう。

 

◆◇◆

 

(チュン)……つまり新ドラは(ハク)だ」

 

「あれ……?おかしいね、今の流れならてっきり(ペイ)がドラになると思ってた」

 

「な、なにをデタラメ言って……!」

 

「まぁでも……関係ないね。同じことだ」

 

とある雀荘、影山 健太は世界でも指折と有名な米軍の打ち手と麻雀していた。状況は……この一手で健太の勝ちが確定する。

 

「……ふっ」

 

健太はゆっくりと手元の2つの牌を人差し指と中指で倒す。その光景をまさかと信じる者は歓喜の顔を、あり得ないとホラを吹く者には絶望の顔をしていた。

 

「まっ、まさかっ……!?」

 

そして、その牌は姿を現した。

 

「は、白!?ドラの頭!」

 

「リンシャンツモ!三色ドラドラ!!満貫だ!決着がついたぞ!」

 

「なっ……バカな……!?」

 

健太とメインで打ち合っていたのであろう、壮年の老人は身を乗り出して健太の出した2つの白の牌を信じられないように撫でる。

 

「そんなバカなことがありえるかっ……!どうして白が頭なんだ!?」

 

「どうでもいいよねそういうのは……いやいやそれより、そっちから仕掛けて来た勝負なんだしさ、払うモン払ってね?」

 

「ッ……!上等だ!鉛玉で払ってやらぁ!」

 

「……えー……」

 

健太がゲスい顔して右手を前に出すと、打ち合っていた壮年の老人の雇い主と思われる中年は容赦なく銃を引き抜いた。

 

「たかだかガキに大金なんてくれてやるもんか……テメェにゃ鉛玉がお似合いだ!」

 

「あちゃー……典型的な小悪党だね。役者としても三流もいいとこだ……やられ役なら100点満点あげるけどね」

 

「ふざけやがってぇ!」

 

健太が男に向かって挑発すると激昂した男は容赦なく引き金を引いた。その銃弾が健太に当たる寸前───普通に、ガシッと銃弾が第三者の手によって掴まれた。

 

「はいはぁい、そこまで。いくら米軍ヤクザでも約束の反故は軍人としてダメだと思いますよぉ、私は」

 

余裕綽々に、その声の持ち主が喋る。わざとらしく、間延びをした喋り方は不思議と一輝に通じる悪ふざけ感がある。

 

「サンキュ葵サン。いやー、銃取り出した時はビビっちゃったなぁ」

 

「またまたぁ、ケンちゃんは白々しいですねぇ。後ろに私がいるってわかってたからあんな人をおちょくるような態度してたんでしょう?」

 

「いやいや、それよりもやめらんないね賭け事は。意気揚々と挑んで来たヤツらがこうして破産する時……うん、米軍サン、倍プッシュで」

 

健太が清々しいほどの笑みを浮かべている。明らかに破産後も臓器売ってでも払わせるような顔だ。

 

「さぁ……契約(ギアス)だよね……ほらほら、僕ら互いにお金っていうギフトを賭けたゲームしてるんだよね……?敗者は勝者に従わないと」

 

「っ……sit!Fuck you bitch!」

 

「ケンちゃ〜ん。今この人『くたばれビッチ』って言ったけどヌッコロしていいかな?」

 

「死なない程度にね〜。竜胆クンと呉羽クンにバれると絶対お説教されちゃうから」

 

「おk把握ー!」

 

「Sorry girl!Help boy!」

 

「うっは、謝ってますよこの人!謝るんだったら言わなきゃいいのに!」

 

……この二人は明らかにヤバいことしてるので視点変更。

 

◆◇◆

 

「はぁっ……はぁっ……い、一体僕に、何曲歌わせる気なのキミ達……」

 

「取り敢えず夜が明けるまでかなー?さぁ頑張れ"奇跡の歌い手"ー!」

 

「ガンバレー」

 

「いくら僕が一応有名歌手で体力にもその都合で自信あるとはいえ、40曲も連続で歌わせるって気が狂ってるよねぇ!?総時間にして3時間くらいも!」

 

一方、沖縄の大きめなカラオケ。ここはさっきの二人みたいなざわ……ざわ……とした空気はなかったが、かわりに色々とぶっとんだ空気が流れている。

 

それもそのはず、現在桃水原学園1の有名人と言っても過言ではない、伝説級の歌い手の天歌 奏をドナドナして3時間ぶっ通しで歌わせているのだから。

 

因みに奏をドナドナしたのは上月 琉璃と堤 光。まぁこの二人に人畜無害の塊である奏がロクな抵抗などできるはずもなく……現在に至る。

 

「はい次ー!」

 

「っていうか!キミ達二人とも誘ってきた(誘拐してきた)のなら歌いなさいよ!いい加減僕の喉が潰れる!」

 

「……どうする?光ちゃん」

 

「うーん、確かにこのまま奏クンを弄っててもいいけど、流石にあの"奇跡の歌い手"の喉潰したら大ブーイングは必至だろうねぇ」

 

「そ、それじゃあ……」

 

奏はようやくこの地獄から解放されると思って顔を輝かせる。

 

「だから喉潰れるギリギリまで歌ってもらおう」

 

「それだ!」

 

ホロリ、奏の瞳にはもうどうにでもなれと言わんばかりの涙が流れていた。

 

◆◇◆

 

揺れるバス。優雅に読書を決め込む数名。鮮やかにリバースする鈴蘭。

 

「おrrrrrrrrr」

 

「竜胆……あの子海を汚染しかねないくらい吐いてるけど放っといていいの?」

 

「いいの華蓮。車どころかウォータースライダーのボートに乗るだけで吐くようなお姉が1日目の乗り物分しか母さん特製吐かなくなる吐きどめを持ってかなかったのが悪い」

 

「いや……ていうかこれだけ吐いてるのに1日目全く吐かなかったってどんな効力してるのその吐きどめ!?」

 

「母さんがお姉専用に作った特別製だから、多分無駄に丈夫なお姉にしか使えないんじゃないかな。まぁどうせこうなると思って前日に母さんに送ってもらったけどさ」

 

「おrrrrrサンキュリンやっぱりリンは私の天srrrrrrrrrrrrrrrr」

 

「鈴蘭こっち見ないでリバースが私の服に当たる!」

 

「うえええええええ」

 

「……まあ呑む前に乗ったら絶対こうなるから渡すに渡せないんだけど」

 

「うわぁ、これはひどい」

 

まあそれ以外にバスで目立った出来事もなく……

 

「水族館!とーちゃく!みらうみ水族館だってー!」

 

美ら海(ちゅらうみ)ね。相変わらず日本語はバカだなお前」

 

「なんだよメスヨル!私はエリートだぞ!りゅーがくせーだったんだぞぅ!」

 

「メスヨル……それなんだ?蔑称か?」

 

「ヨルコだからメスヨル!」

 

「おう、副会長。そこのアホ二年を殴り倒したくなった」

 

「程々にね〜」

 

とまぁ、現在地は夜子が言った通り美ら海水族館。沖縄の有名なあの水族館だ。

 

因みに後ろで聞こえる鈴蘭の悲鳴は阿鼻叫喚。語感が似てるね。

 

「……片腹大激痛だぞコラボ企画者」

 

やはりツッコミおったか寺西一輝!その地の文干渉だけはこんな時でもできるんだな!

 

「……まぁいい。はい、というわけで俺たちの二日目のメインはこの美ら海水族館だ。班行動ではなく自由行動の扱いとする。海の神秘と海の幸を見ていけ」

 

「水族館の魚を食うな!」

 

「冗談だ」

 

「会長が言うと冗談に聞こえないの!あとそこで折檻されてるのに聞かれたら本気にしかねないからやめて!」

 

竜胆が思いっきり夜子に折檻されてる鈴蘭を指差す。彼自身としてはただでさえどこから問題事を持ってくるかわからないこの学園の二、三年に対して潰せる目は確実に潰しておきたいのだろう。

 

「なによりアレだ……水族館と言えばデートスポットの一つ。友達としてははーくんと七夕にはがんばってもらいたいのが本心……とすれば、今回マトモなツッコミ役は俺の他に二人いれば嬉しい程度。更には騒ぎを大きくして事態を生徒会に丸投げされればはーくんには仕事をさせるわけにはいかない現状、生徒会に丸投げされた事態は間違いなく俺一人で背負うことになる!これ以上過労死してたまるものかッ……!」

 

長い独白。この長い独り言の間に竜胆は決心を固め、割と楽しみにしていたこの水族館イベントを全て投げ出し自分の過労死の阻止と友達のために粉骨砕身することを決意した。

 

そしてそれが、彼の目に酷い化粧みたいな隈をつくる原因にもなった。

 

◆◇◆

 

「……あー、リンくん、よかったら二人で水族館周りで……も……」

 

「水族館の予定は正午から大掛かりなショーの開幕が予定されているからそこには人が大勢集まる。人が大勢ということはモラルのなってない人が集まる可能性は否定できないしそんなのに絡まれたらウチの人達はなにをしでかすかわからないからここの見張りを重点的に行う必要性は大。女の子はペンギンみたいなものの方が興味を示すだろうからそこを狙ってナンパヤロウが出てくる可能性もあるしそこは少し多めに時間を割いてマンボウみたいな衝撃に弱い生き物になんらかの衝撃を故意ではなかったとしても与えてしまった時には責任の追及を求められるからそういうところへの見張りを忘れずに行うことも重要視してその後の行動のことも考えるとこの方向から目的地に行く人が比較的多いはずだからその辺の見張りにつくのも重要だし」

 

「……おーい、リンくーん」

 

「ッ!はーくんは黙っていてくれ!今俺は如何に死なないかの計画を立てている!それを邪魔だてするならたとえはーくんといえど許さぬ!」

 

「ゆ、許さぬ!?リンくん口調変わってるけど!?」

 

「うるさい今の俺に構うな!いいからはーくんは夏凛と楽しんで来てくれ!……汚れ仕事は全部俺が請け負うから」

 

「……え、なに言ってるのリンくん!?汚れ仕事って何!?水族館ってそんな危険な場所じゃないよね!?」

 

「……ハッ!?俺は一体何を……ぁで、でも、でもでもはーくん!ホントに心配いらないから!俺はいいから、はーくんは夏凛と水族館楽しんで!」

 

竜胆はいつの間にか手に持っていた紙とペンで凄まじい勢いでゴリゴリと細かく字を書いている。目が若干紅く血走っていて凄く暴走しそうな雰囲気を醸し出している。

 

「え、ぁ、うん……わ、わかったよ」

 

そして呉羽は竜胆の謎の威圧感に圧倒されてその場を去っていった。

 

◆◇◆

 

そして本番。

 

夜子、鈴蘭二人組。

 

「おー……前々から来たいとは思っていたが、やっぱりすげぇな」

 

「えー!夜子っちここ来たかったの!?」

 

「まあな……ほれ、アシカとか、ホッキョクグマとか、ペンギンとかさ……すごい可愛いだろ?」

 

「え〜、アシカもホッキョクグマもペンギンも向こうで見飽きたよ。私北極からシベリアに行く時に3日くらい北極にいたけど、ホッキョクグマが飛行機襲ってねー、キャプテン曰く『嬢ちゃんと別れたくないんだろ』なんて言うもんだからほれ困った!」

 

「……ああ、滅多に人前に姿を現さない上に人を見たらすぐ姿を隠すホッキョクグマをお前が3日で手懐けたことに関してはスルーしておくよ。お前にゃなにを突っ込んでも無駄な気がしてきた」

 

実際その通りなのだから仕方ない。最早彼女の起こす奇行になにを突っ込んでも無意味。

 

実際竜胆はツッコミを実質放棄している。やり過ぎにはO☆SHI☆O☆KIするのだが、それ以外は好き勝手やってくれと彼でさえ丸投げである。

 

「おーっすアシカくん達!元気してたかな私は元気100割!あれ、100割って1000%だっけ?漢字ってむつかすぃねぇ!」

 

鈴蘭が手を振るとアシカ達が何故か彼女に好意的にオウオウ言い出す。いえーい!と謎のポーズを繰り出す鈴蘭とアシカ達は何故かすっごい楽しそうで……夜子はちょっと妬いてた。

 

◆◇◆

 

沖縄修学旅行2日目、午前ヒトマルマルマル。はーくん、夏凛と同行の誘いに成功。

 

高町 竜胆、ワレ任務ヲ遂行ス。

 

 




というわけで三限目でした!一応全キャラが顔出ししたので次回からは特定のキャラをメインに一つ二つの話を使っていきたいです!



登場人物

朱羽 葵
登場作品 検索失敗の異世界録
作者様 biwanoshin
やっぱりチート、強い。そして箱庭家族の女性主人公としてある意味パーソナルとなりつつあるロリショタを愛でる才能を持つ。一人愛でられる側の巨乳ロリメイドがいるのは秘密。そしてバイ。男も女もイケる両刀使い(刀は持たない)。
……下ネタはここまで。彼女は教会の孤児院育ちで、教会で育ったせいか、ギフトゲームの神話系統への理解も深く、頭の回転も相当。また、そんな環境で育ったせいか、年頃の少女らしい部分はあまり見当たらず髪型へのこだわりは必ず結う以外なく、胸だって貧n(これ以降の文は意図的に消されたような跡と血痕によって見えなくなっている)
ギフトをマイルドにしたものは"すげー身体能力と一度見たことを絶対に忘れられない記憶力"。お気に入りスポットは不明。

天歌 奏
登場作品 箱庭に流れる旋律
作者様 同上
箱庭に来る人の中では珍しい、正真正銘の非問題児で一般人。箱庭に来る以上ある程度の異常性はあるが、それでも普通に一般人である。某自称普通さんとは違って普通に一般人なのがミソ。元の世界では奇跡の歌い手と呼ばれ、異名と同名のギフト"奇跡の歌い手"により元の世界では生歌にギフトを持たない一般人への強力な中毒症状を発症させ、CD活動に徹していた模様。あとはbiwanoshinさん主人公共通のギフト"空間倉庫"を持っているくらいだろうか。ただ、"奇跡の歌い手"は彼の持つもう一つのギフト"共鳴"によって常に一律背反の関係にあり、互いを常に高め合っている。
ギフトをマイルドにしたものは"絶対音感とどんな歌でも歌える"。お気に入りスポットは音楽ホール。

上月 琉璃
登場作品 問題児たちと絶対者も来るそうですよ?
作者様 紅の暁
凍夜の親友で"ノーネーム"とはまた別のコミュニティ"イザヴェル"を結成したコミュニティのリーダー。普通にしてれば美少女&優等生なのに彼女は悪戯好きの天衣無縫者。残念な面がある女性枠は最早箱庭家族の常識。これは完璧な人間などいないことを暗喩しているのかもしれない……
彼女が箱庭に来たのは凍夜達より二年前で、箱庭には四年いることになる。本人曰く凍夜が機関に攫われた翌日、消えた彼に続くように姿を消したらしい。イベントが大好きで企画や立案、実行に定評があるのに生徒会に誘われなかったのは恐らくもなにもボケ枠だから。
ギフトをマイルドにしたものは"手品程度の小物を瞬時に出せる。軽い未来予知ができる"。お気に入りスポットは図書館と屋上。凍夜と同じくお気に入りスポットと書いて生息地と呼ぶ。



次回の主役
縁巳 呉羽(問題児 魔王少女も来るそうですよ?)

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