問題児たちが異世界から来るそうですよ?箱庭超コラボ〜Chaos〜   作:エステバリス

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待たせてしまったな……!

私にも色々事情があるゆえ致し方のないこと……そう、あの黒龍討伐の旅に出ていたのだよ。

あ、イタい、これイタい。

今回のその他諸々注意!
作者が作品のChaosに磨きをかけるために各キャラに勝手ながら当作品限定で追加、あるいは強調、もしくは誇張表現された"属性"が割と顕著になってます!

そして今回から特定のキャラにスポットライトを当てる都合、登場するキャラがひじょーに少ないです!出てこなかったキャラクターの作者様、本当にごめんなさい!孤独の狐本編の竜胆くんと副会長の竜胆くんがなんでもしますから!




四限目 そのデート相手はロリですか?

というわけで(詳しくは省略)夏凛とデートっぽいなにかをするのことになった呉羽。が、悲しいかな、呉羽は今まで夏凛と長い事こうした付き合いはしていたが、いざはっきりと『デート』と叩きつけられたことをしたことはない。

 

故に、呉羽は打開策として最近流行のチャットを使うことにした。

 

 

 

ヤマトウィング:

 

誰か助けてください

 

 

 

〜ドラゴンフラワーさんが入室されました〜

〜ウィンドさんが入室されました〜

〜ヘタレヴァンプさんが入室されました〜

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

え?どういうこと?

 

 

 

ヤマトウィング:

 

友達に催促されて前から好きだった幼馴染とデートすることになったんです

 

 

 

ウィンド:

 

リア充かよ( ゚д゚)、ペッ

 

 

 

ヤマトウィング:

 

それでもその人と何度か二人で出かけたことはあってもはっきりデートって意識したのは今回初めてで……

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

なるほど……で、緊張してどうすることもできない、と?

 

 

 

ヤマトウィング:

 

恥ずかしながら……できれば色々とアドバイスが欲しいです(;ω;)

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

参考になるかはともかくとして、私の姉は昔こう言ってましたよ

「女は金」って

 

 

 

ヤマトウィング:

 

どんな姉ですか!?流石にお金で釣るのは違うと思うんですけど……

 

 

 

ウィンド:

 

待て、それより大事なことを聞いていない

 

 

 

ヤマトウィング:

 

え?なんでしょうか。その人の性格とかでしょうか?

 

 

 

ウィンド:

 

そんなことはどうだっていい、大事なことじゃない

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

じゃあなによ?ルックス?ってかなんで霧が出てんの……

 

 

 

ウィンド:

 

まあある意味ルックスではあるな

俺が聞きたいことはただ一つ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのデート相手はロリですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

ウィンドさんは無視しましょうか、ヤマトウィングさん、ヘタレヴァンプさん

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

そうですね、その方がヤマトウィングさんのためだし

 

 

 

ヤマトウィング:

 

え?あ、はい。まあ取り敢えずその相手は言っちゃえばロリ体形です。一応私は18で彼女の一つ上なんですが……

 

 

 

〜五月はキミの雨さんが入室されました〜

 

 

 

五月はキミの雨:

 

どうも、少し困ってそうなので参加させてもらいます

 

 

 

ヤマトウィング:

 

五月はキミの雨さんいらっしゃいませ。いえいえ、むしろ案を沢山くださるということではありがたいことです

 

 

 

ウィンド:

 

無視しないでください(´;д;`)

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

自業自得だと思われ

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

マトモな質問をモトム

 

 

 

ウィンド:

 

わかりましたよー(・ω・)

 

 

 

五月はキミの雨:

 

まず僕の解釈に間違いはないかヤマトウィングさんに聞くけど、ヤマトウィングさんはそのデート相手の子とどうデートすればいいかを聞きたいんだよね?

 

 

 

ヤマトウィング:

 

はい、恥ずかしながら

 

 

 

五月はキミの雨:

 

質問するってことはもうヤマトウィングさん自身の中で答えは出てるんじゃないかな?

一応僕もそんなことやってた頃あって色んな人に聞いたけど、結局は自己解決して万事解決万々歳だったし

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

お、おお……

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

おいどうすんだ一番最後に来て考えた時間が3人中最短の五月はキミの雨さんが一番いい答え出したぞ

 

 

 

ウィンド:

 

ってかヘタレヴァンプさん質問答えてなくね?

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

確かに

ヘタレヴァンプさん、なにか案はありませんか?

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

……恥ずかしながら、自分自身ヤマトウィングさんと同じような人間だから回答のしようがないです

 

ウィンド:

 

ダメダメじゃねーか!

 

 

 

ヘタレヴァンプ:

 

デートの相手がロリか否かをまず質問するウィンドさんにだけは言われたくないね!

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

まぁま、結局どっちもダメダメってことでどうです?

 

 

 

五月はキミの雨:

 

ドラゴンフラワーさん酷いね。かなり酷いよそれ

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

ああ、いえ、すみません

少し焦っていたもので……理由は言えませんが

 

 

 

ヤマトウィング:

 

そ、そうですか……ともかく、皆さんアイデアありがとうございます!これを参考に頑張ってみたいと思います!それではオツカレー

 

 

 

〜ヤマトウィングさんが退出いたしました〜

 

 

 

ドラゴンフラワー:

 

オツカレー……死ぬ気なのはーく……あの人?

 

 

 

五月はキミの雨:

 

華麗にフラグ回収してオツカレー、てならなければいいですけどね……

 

 

 

◆◇◆

 

そうしてチャットを終えた時、ヤマトウィングこと呉羽は重大なことに気づいた。

 

「……あれ?そういえばボク、マトモなアドバイス貰わずに五月はキミの雨さんに上手いこと言いくるめられたような気が……」

 

事態はなにも変わっていなかったのである。いや、悩みを誰かにぶちまけた分少しは楽になったが。

 

「は、早く夏凛が来ないうちに解決策を」

 

「はーちゃんお待たせー!」

 

「ふぁっ!?」

 

そしてこの超高速フラグ回収。これは酷い。なにが酷いって、夏凛が呉羽に考えさせるヒマすら与えずに現れたことが問題なのだ。

 

無自覚にも夏凛は呉羽の首を絞めつけ、呉羽は思いっきりorzる。

 

「もうダメだ……おしまいだぁ……そもそもボクにこんなことできるだけの能力なんてないんだ。身体だって弱いし多少頭が回るからってそれを活用できる場面もそうそうないし、活用しようとするとこんな風になるし……」

 

完全に自己嫌悪に陥っている。ヤバい。早くも彼の生徒会一の苦労人ポジションとして鍛えられた鉄の意志と鋼の強さが瞬殺された。

 

そしてそんな呉羽と夏凛を見守る影一つ……

 

 

壁|/H\

壁|竜M胆)ジー……

壁|⊂/

壁|/

 

 

リンドウザァン!ナズェミテルンディス!?

 

まあ、ネタバレとかそういう次元ではないのだが、先程のチャットでドラゴンフラワーと名乗っていたのは他でもない彼である。

 

当然、彼もヤマトウィングこと呉羽が退出してからそもそも根本的な解決になってないことを悟った彼は尾行と生徒会の仕事を同時に行うという強行策に出た。これで呉羽のデートの死亡率と共に彼の物理的死亡率も跳ね上がった。さあどうする不幸の権化。幸せになってほしい親友が自分の不幸の巻き添えになった感があるがどうする?

 

(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!変に意識しすぎてるせいでマトモな考えができない!?で、でもせっかく質問に答えてくれた名前も知らない4人のためにもボクはこれをやらなきゃいけない!あの4人のため、なによりボク自身のためにも今回は引き下がれないっ!)

 

「いやー、でも意外だったな。はーちゃんこういうのって大体私が誘わないとリンちゃんと一緒にかたくるしーお仕事に専念するでしょ?」

 

呉羽が話題に苦しみ心の中でローリングしていると、唐突に夏凛が話題を振ってくれた。これは呉羽にとっても嬉しい。

 

「あ……うん。本当はそうするつもりだったんだけど、リンくんがなんか『俺の背に立つな』みたいなオーラ出してて……」

 

「リンちゃんのそういうとこって滅多に見ないなー。なんだろ、本気出したって感じ?」

 

「もしかしたらそうかも」

 

その当人は後ろをガラ空きにして目の前の2人に意識を向けているのだが。

 

呉羽も夏凛も竜胆の本気を明らかに勘違いしている。きっと2人は可愛いもの好きの竜胆は全力で楽しんでるという意味合いでの本気と捉えているのだろう。

 

それは悲しいのか優しいのか、2人の予想を180度離れている竜胆は2人の話題が続いていることにホッとしている。

 

「そ、それじゃ、行こうか」

 

「オッケー!はーちゃんのエスコート、楽しみにしてるよ♪」

 

「え、エスコート……!?」

 

◆◇◆

 

一方所変わって明と修也。つい先ほど合流した2人は見るもの見たからフラフラ歩くかー、的なことになった。

 

「今の世の中便利だよなー。さっきチャットやってたんだけどさ、俺それ見てスゴイいい事言う人見つけたんだよ」

 

「あ、俺もさっきまでチャットしてたよ。人生相談のチャットやってて、途中から来た人に凄い感銘受けたな」

 

「ははは!偶然だな!俺も途中から来た人がスゲー解答してな!みんな納得、その人聖人として思わず崇めちまったよ!」

 

「いやいや、俺が見てたチャットの人の方が聖人君子だったって!」

 

「「ははははは!!全く、いい世の中になったよなぁ!」」

 

◆◇◆

 

「はっくしゅ!うう……ここ最近働き詰めだったから疲れが溜まったのかな……」

 

「五月雨ちゃ〜ん、そろそろお昼休憩ですよー」

 

「あー、わかりました真琴先生」

 

◆◇◆

 

「……ん?あれ竜胆か?」

 

「なにやってんだ?アイツ……態とらしく隠れて」

 

暫く物陰からなにかを見ている竜胆を見ていた2人は同時に目を合わせ、凄い爽やかな顔をした。

 

そう、2人は問題児特有のチャチな悪戯を思いついたのだ。

 

◆◇◆

 

「うん、いいぞ……その調子、少しずつでいいから距離を詰めればいい……ってああ、そうじゃないでしょ!はーくんは女心を理解してない……ってなんで夏凛は夏凛ではーくんをカエルの場所に連れてくの!?」

 

背中が疎かになりまくっている竜胆は静かに。かつ激情的に2人の行動を実況していた。

 

まあ幸い2人にはバレてないが、そのあからさますぎる隠れ方は結構周囲の目を引いていた。

 

「ってあーもう、散った散った。見世物じゃないんだから……」

 

竜胆は周りの人にシッ、シッ、とやると改めて2人の方に目を向ける。

 

 

壁|明w明) ジー……

壁|竜M胆) ジー……

壁|修H也)ジー……

 

 

「ってなにやってんの明と修也!?」

 

「いやなに、竜胆が面白そうなカッコしてるからマネしてみたんだよ」

 

「主にツッコミ待ちでな」

 

「……今日は忙しいからツッコミ少ないよ」

 

「へえ……忙しいっていうのはアレか?」

 

竜胆がマイペースな2人にツッコミ少ないと言いつつツッコミをすると、修也が目を使って夏凛と呉羽を指差す。

 

「へぇ〜、デートかよ」

 

「くっ、あんなロリの夏凛とデートするとは……呉羽もなかなかやるな」

 

「無条件に欲情しないだけ明より断然マシだと思うけど」

 

「ちがぁぁあう!ロリとは欲情するものじゃない!愛でて反応に悶絶するものだ!」

 

「変わんねーよロリコン!ウチのお姉に手ぇだしたらゴッド目潰しフィンガーだぞ!」

 

「はん!外見ロリのお前にやられるなら本望だね!」

 

「「………」」

 

超、ドン引き。愛でるものと言った直後のコレである。根本的に竜胆や修也とは頭の中が違ってるのかもしれない。優先順位とか本能とか。

 

「まあ兎角、竜胆は呉羽のデートのセッティングをしたはいいけど逆に心配になったってわけだ。だからこうしてアスキーアートでも作れそうな格好で2人を見ている」

 

実はもなにも、もうアスキーアートできてます。しかも2つ。

 

「暫くはこうして監視だな。異変があったりその兆候があったりしたら排除すればいい」

 

「……手伝ってくれるの?修也」

 

「おう。流石にここまで首突っ込んで手伝わないのも野暮だろ」

 

「……ありがと」

 

「どういたしまして」

 

「俺もいるぞ!」

 

こうして、デートは3人に見守られながら続くのであった。

 

◆◇◆

 

「……変だね」

 

「え?変て、なんのこと?」

 

「んにゃ、なーんか誰かに見られてる気が……はーちゃんは?」

 

「そんなこと言われても……ボク動くのからきしだから夏凛みたいに不思議な人体構造してないよ」

 

「不思議とは失礼な!それならウチの学園は不思議な人でいっぱいだよ!はーちゃんの見た目とかリンちゃんの見た目とかかいちょーの神社ネットワークとかetcetc!」

 

「うーん、それは比較対象がおかしい気が……あれ?なんでボク入ってるの?」

 

2人が他愛のない話をしていると、2人がいる場所の少し後ろ、いかにもDQNっぽい、世紀末もほどほどにしろと言いたいレベルのモヒカングラサンノースリーブの革ジャンという経絡秘孔を突かれたら奇声を上げて爆死しそうな輩がいた。

 

「おいアニキ、見ろよアイツら、アツアツだぜ」

 

「ちょーしくれちゃってさぁ……2人仲良くナニさせてやろうかぁ!」

 

「よしきた任せろ、カッコイイとこ見せてやりましょ!」

 

そんな者共は不意に、肩をトントン、と叩かれる。

 

「あ?なんだ?」

 

「……ふ、ふふふ?人の恋路の邪魔をするヤツらは馬に蹴られて死んじゃえばいいんだよ」

 

「誇張表現だが、まー諦めたと思って死んでくれい」

 

「ヤダ竜胆怖い」

 

上からロリショタ、ヘタレ、ロリコン。この台詞を皮切りに3秒間だけ騒ぎがあり、いかにもDQNなヤツらはゴミ箱に頭から突っ込んでたとかなんとか……

 

結論、恋路に絡んだ竜胆くんは暴走しすぎて怖い。

 

 




というわけで四限目でした!

今回は今回登場したキャラクターの属性と今作における小ネタ、チャットの名前の考察……加えてbiwanoshinさんからパク……biwanoshinさんの神様当てクイズを参考に僕からも『妖精当てクイズ』をしたいと思います!


キャラクター属性

縁巳 呉羽 男の娘病弱属性

破従 夏凛 愛され系重依存属性

高町 竜胆 巨乳ショタツッコミ属性

月三奈・クルーエ・修也 ヘタレ系白肌属性

竜堂 明 超ロリコン属性


小ネタ

桃水原学園の由来
世界に退屈、あるいは絶望していた問題児たちにとっての『桃源郷』の箱庭のもじり。桃源→桃、さんずい、原→桃、水、原→桃水原

生徒会の活動
本編で説明した通り学園長に楽しいこと、面白いことを提案する以外は至って普通な生徒会。因みに仕事の9割は竜胆と呉羽がやっているが、竜胆と一輝が喧嘩すると高確率で書類が水の泡になるので実質ほとんど全て呉羽がこなしている。

郷土の寮
桃水原学園の学生寮。一応県外からも無駄にデカい学園として有名なのでそれなりに人があつまるため、学生寮も勿論ある。名前の由来は桃水原でおいてけぼりにされた郷の部分と桃源郷という土地を示すものとして土を利用、郷土の寮と名付けられた。

桃水原学園の場所
とりあえず成田空港から沖縄に行ったので関東地方なのは確か。首都圏ではなく、実は駅から割と離れていて小さな山の中腹に存在している。


チャットのハンドルネーム

ヤマトウィング(呉羽)
呉は戦艦大和の呉鎮守府で有名、ウィングは羽をそのまま英語読みしたもの。

ドラゴンフラワー(竜胆)
竜胆の名前の由来の竜胆の花から、竜という字が使われているのでドラゴンフラワー。

ヘタレヴァンプ(修也)
ご存知の通り、ヘタレで吸血鬼だから。

ウィンド(明)
作品タイトルより、加えて天気に関する能力から風との関連性を強めてみた。

五月はキミの雨(五月雨)
漫画、『四月は君の嘘』を名前でもじった。


妖精当てクイズ

第1問(難易度中級)
アイルランドの伝承に登場する、死を泣いて予言する女性の妖精。彼女の予言の対象となった家は近いうちにどれだけ離れていても親族が誰か死んでしまう。また、彼女の予言はある種英雄を見極めるようなものもあり、ケルト神話のクー・フーリンの死を予言したとも言われる。

第2問(難易度上級)
イングランドの民間伝承に現れる不吉な妖精。鎖をひきずる角と鉤爪、赤い目の黒い犬の姿を好んでとり、この妖精が現れるということは不吉の先触れであり、この妖精を見ると親しい者の死が訪れ、その時は荒野で吠える。シェイクスピアのマクベスに登場するヘカテーの猟犬がモチーフという説がある。

第3問(難易度……多分低め〜中級辺り)
イングランドの民間伝承に登場。貧しい人達のために仕事をし、お礼にボウル一杯の生クリームと一個のリンゴを貰っていく。また、怠け者にポルターガイストを起こして懲らしめたり、人の子供を盗んだり取り替え子を行うとも言われている。


クイズは今回はこの三問です!わーっかるかなーわっかるっかなー?

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