遊戯王ARCーV アイズの名を持つ龍の主   作:青眼

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投稿が遅れてすいません………



15話 究極の竜、降臨

秋人 LP400

場:青眼の白龍(ATK0)

銀河眼の光子竜(ATK3000)

No.107銀河眼の時空竜(ATK3000) ORU×2

伏:1

手札:1

 

ユート LP2900

場:ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン(ATK4150)

伏:1

手札:0

 

場に君臨する4体の龍。そしてそれを従える2人のデュエリスト。先に動いたのは当然俺だ。

 

「行くぞユート!!まずはバトルフェイズ時にタキオンドラゴンの効果を発動!!ORUを1つ使い、このカード以外の表側表示のカード全ての効果を無効にし、モンスターのステータスを元に戻す!!叫べ!!タキオン・トランスミグレイション!!」

 

No.107銀河眼の時空竜 

ORU2→1

 

タキオンのORUが砕け散り、天に轟くような雄叫びがリアルソリッドヴィジョンシステムでできた木々を揺らす。するとダーク・リベリオンの纏っていた紫電が消え、その攻撃力が下がる。

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK4150→2500

 

一方、ブルーアイズは聖刻龍の効果で呼ばれたためその力が制限されていたが、タキオンの効果によりその『枷』が外れ、元の力を取り戻した。

 

青眼の白龍

ATK0→3000 

DEF0→2500

 

「さぁやられた分はやり返させてもらおうか!行け銀河眼の光子竜!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを攻撃!破滅のフォトン・ストリーム!」

 

フォトン・ドラゴンの口から銀河の様な美しい光線が放たれ、ダーク・リベリオンの元に殺到する。このまま攻撃が通ればそのまま2体のドラゴンの攻撃でユートのライフを削りとれる。……そんな簡単に通るとは思ってもいないが。

 

「フォトン・ドラゴンの攻撃宣言時にカウンター・トラップ『攻撃の無力化』を発動!その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる!」

 

だが残念なことに、フォトン・ドラゴンの攻撃は、ダーク・リベリオンに触れる前に現れた渦に飲まれて届かなかった。その事に悔しいとは思ったが、ユートなら当然かと納得する。

 

「俺はカード1枚伏せてターンエンドだ」

秋人 手札1→0

 

秋人 LP400

場:青眼の白龍(ATK3000)

  銀河眼の光子竜(ATK3000)

  №107銀河眼の時空竜(ATK3000)

伏:2

手札:0

 

「俺のターン!俺はクリバンデッドを召喚!」

ユート 手札1→2→1

 

ユートがディスクに今ドローしたカードをすかさず置く。すると海賊のような衣装を纏ったクリボーが現れる。

 

クリバンデッド/闇属性/☆3/悪魔族/ATK1000 DEF700

 

おいおいここでクリバンデッドかよ。ユートのデッキは墓地から発動するトラップがあるから使われたらまずいな。

 

「クリバンデッドの召喚成功時に速攻魔法『禁じられた聖杯』を発動!効果は説明する必要はないよな?クリバンデッドの攻撃力を400上げる代わりに効果を無効にする!」

「させない!カウンター・トラップ『マジック・ジャマー』を発動!手札1枚をコストに相手が発動したマジックの発動を無効にする!」

ユート 手札1→0

 

聖杯の発動が、カードの下に現れた不気味な魔法陣に飲みこまれて発動が無効になる。くそ!止めれなかったか!!

 

「俺はダーク・リベリオンを守備表示に変更してターンを終了する。そしてこの瞬間、召喚に成功したクリバンデッドのモンスター効果を発動!自身をリリースする事でデッキの上から5枚のカードを捲り、その中にある魔法・トラップカードを1枚手札に加える!」

 

クリバンデッドの姿が消え、ソリッドヴィジョンにより5枚のカードが出現する。

 

捲られたカード↓

聖なるバリアーミラー・フォース

ライジング・エナジー

スキル・サクセサー

ブレイクスルー・スキル

絶対王バック・ジャック

 

「俺は『ライジング・エナジー』を手札に加える。そして墓地に送られたバック・ジャックの効果発動!このカードが墓地に送られた時、デッキの上から3枚カードを確認して好きな順番に入れ替える事ができる!」

 

ユートのディスクからカードが飛び出し、それを入れ替えて元に戻した。

 

「これで俺はターンエンドだ」

 

ユート LP2900

場:ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン(DEF2000)

伏:0

手札:1(ライジング・エナジー)

 

「俺のターン!このままバトルフェイズに入り、タキオンドラゴンの効果を発動!」

秋人 手札0→1

 

№107 銀河眼の時空竜

ORU1→0

 

「そしてバトル!タキオンドラゴンでダーク・リベリオンにこうげk」

「その前に墓地のバック・ジャックの効果を発動!このカードを除外してデッキからカードを1枚ドロー!それがトラップカードならそのままセットし、違った場合はそのまま墓地に送る。そしてそのトラップカードはこのターンから発動できる!ドロー!」

 

カードを引きそれを俺に見せつける。

 

「俺が引いたのは『マジカルシルクハット』!トラップカードのためこのカードをセットする!」

 

ユートが見せつけるカードに俺は苦虫を噛む。バック・ジャックのデッキトップ操作能力に何かがあるとは思ったが、まさかそんな効果だとは思ってもみなかった。しかも引かれたのが『マジカルシルクハット』というのも厄介なものだ。

 

「くっ、だがタキオンの更なる効果が発動!このカードの効果が発動されている時に相手がカードの効果を発動した時、このカードの攻撃力を1000ポイントアップさせて2回の攻撃を可能にする!」

 

№107銀河眼の時空竜

ATK3000→4000

 

「改めてバトルだ!タキオンドラゴンでダーク・リベリオンを攻撃!殲滅のタキオンスパイラル!」

「攻撃宣言時に『マジカルシルクハット』を発動!デッキから魔法カードまたはトラップカードを2枚選択し、裏側守備表示で特殊召喚!更に自分の場のモンスターを全て裏側守備表示にする!俺は『幻影騎士団シャドーベイル』と『ブレイクスルー・スキル』をセット!」

 

ユートが伏せたカードから2枚のカードが出現し、ダーク・リベリオンをシルクハットで覆い隠すと、それが3つに増える。一応タキオンドラゴンの攻撃力が上がるが、あまり意味を為さない。

 

№107銀河眼の時空竜

ATK4000→5000

 

「だが全てのモンスターの守備力は俺のモンスターの攻撃力より低い!バトル続行だ!タキオンドラゴンとフォトンドラゴンで全シルクハットを攻撃!」

 

タキオンとフォトンが宙に舞い、口から放たれたブレスがすべてのシルクハットを破壊した。

 

「次だ!ブルーアイズでダイレクトアタック!」

「墓地の幻影騎士団シャドーベイルの効果を発動!相手のダイレクトアタック宣言時に墓地のこのカードを通常モンスター扱いで特殊召喚する!」

 

ブルーアイズの攻撃が放たれる直前、体が蒼い炎でできた不気味な騎士が1体(・・)だけ現れる。

 

幻影騎士団シャドーベイル/闇属性/☆4/戦士族/ATK0 DEF300

 

「構うものか!その攻撃だ!」

 

ブルーアイズの攻撃が放たれ、シャドーベイルを1撃で粉砕する。

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

秋人1→0

 

秋人 LP400

場:青眼の白龍(ATK3000)

  銀河眼の光子竜(ATK3000)

  №107銀河眼の時空竜(ATK3000) 

伏:2

手札:3

 

「俺のターン!」

ユート 手札1→2

 

ユートのターンに入り、カードをドローする。そこで俺は今さらだが違和感を感じた。何故前のターンのブルーアイズの攻撃の時にシャドーベイルを複数召喚しなかったのか。温存したかったからかもしれない。だがユートの墓地にはさっきのマイジカルシルクハットでの1枚と、自分で使った1枚で合計2枚のシャドーベイルがある。それにユートのことだ。既に3枚目シャドーベイルも墓地にあるはず。さらにバック・ジャックの効果で次に何を引くのかもわかっている。俺ならシャドーベイルを3体召喚して、エクシーズ召喚に繋げる。なのに何故?そんな俺の疑問はユートが引いたカードによって解消された。

 

「気になるか秋人?何故俺がシャドーベイルを複数出さなかったのか」

「……まぁな。いままでのお前のデュエルでは見たことのない行動だったから余計にな」

 

そうだろうなと引いたカードを見て笑みを浮かべながらそう言うユート。その余裕を思わせる表情にイラッとくる。

 

「先に言っておくぞ。俺はこのターンでギャラクシーアイズを倒す!」

「……はっ、たった1枚のドローカードでこの状況を覆せるものか!!」

「それが覆せれるのさ!俺が引いたカードは『ピースの輪』のカード!」

 

ピースの輪、だと?聞いたことのないカードだな。それにあのイラスト。あれは確か『武藤遊戯』が主人公だった時にあった場面によく似ているような……?

 

「このカードは相手の場にモンスターが3体以上存在し、自分の場にカードが存在しないときのドローフェイズの通常ドローでこのカードを引いたとき。このカードを公開しメインフェイズ開始直後に発動できる!」

ユート 手札2→1

 

その発動条件を聞いて俺はギョッとする。なんて使いづらいカードなんだ。

 

「発動後デッキからカードを1枚選択し、それを手札に加える。俺は『貪欲な壺』を手札に加える!」

 

発動されたカードの効果を聞いて俺は再び驚く。なるほど非常に難しい発動条件の代わり、その効果も強力というわけか。

 

「俺は手札に加えた『貪欲な壺』を発動!墓地のモンスター5体をデッキに戻し、カードを2枚ドロー!」

ユート 手札1→3

 

戻したカード↓

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

幻影騎士団ブレイクソード

幻影騎士団サイレントブーツ

幻影騎士団ラキッドグローブ

キラー・トマト

 

「さらにマジックカード『逆境の宝札』を発動!その効果によりさらにカードを2枚ドロー!」

ユート 手札3→2→4

 

あれよあれよと手札が増えていき、一気に4枚にまで手札が肥える。それを見て俺はユートの変わらない引きの強さに呆れる。

 

「準備は整った。俺は幻影騎士団ラキッドグローブを召喚し、自分の場にレベル3のファントムナイツがいるためサイレントブーツを特殊召喚!!」

ユート 手札4→2

 

再び2体のモンスターが並ぶ。そしてこれからの行動が目に浮かぶ。

 

幻影騎士団ラキッドグローブ/闇属性/☆3/戦士族/ATK1000 DEF500

 

幻影騎士団サイレントブーツ/闇属性/☆3/戦士族/ATK200 DEF1200

(アニメオリジナル)

①:自分フィールドにレベル3の「幻影騎士団」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

 

 

「俺はレベル3のラキッドグローブとサイレントブーツでオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!再び現れろ!!ランク3、幻影騎士団ブレイクソード!!」

 

幻影騎士団ブレイク・ソード/闇属性/★3/戦士族/ATK2000 DEF1000

 

「そしてラキッドグローブの効果で攻撃力が1000ポイントアップするが、俺はブレイクソードをリリースしてマジックカード『セブンストア』を発動!エクシーズモンスターをリリースし、カードを1枚ドロー!!さらにリリースしたエクシーズモンスターがORUを持っていた時、その数だけドローする!!」

ユート 手札2→1→4

 

セブンストア (アニメオリジナル)

通常魔法

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターエクシーズ1体をリリースして、自分のデッキからカードを1枚ドローする。さらに、この効果でリリースしたモンスターエクシーズのエクシーズ素材の数だけ、自分のデッキからカードをドローする。

 

 

これで手札はブレイクソードを召喚する前と同じ4枚。さらにブレイクソードが場を離れたという事は………‼

 

「ブレイクソードの効果により素材となったモンスターのレベルを4にして特殊召喚‼」

 

幻影騎士団サイレントブーツ

☆3→4

幻影騎士団ラキッドグローブ

☆3→4

 

レベル4が2体……来るか‼

 

「俺はレベル4の幻影騎士団ラキッドグローブとサイレントブーツでオーバーレイ‼漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙‼今降臨せよ‼エクシーズ召喚‼現れろ、ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン‼」

 

再び現れる反逆の竜。その瞳はしっかりと俺の竜達を捉えている。

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン/闇属性/★4/ドラゴン族/ATK2500 DEF2000

 

「エクシーズ素材となったラキッドグローブの効果によりダーク・リベリオンの攻撃力を1000ポイントアップ‼」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK2500→3500

 

「そしてORUを2つ使い、相手モンスター1体の攻撃力を半分にし、その攻撃力をダーク・リベリオンに加える‼」

 

ダーク・リベリオンから再び紫電が放たれる。その向かう先はフォトン・ドラゴンだ。

 

「(確か墓地には『ブレイクスルー・スキル』があった筈。ならば……‼)ダーク・リベリオンの効果チェーンし、速攻魔法『神秘の中華鍋』を発動‼ダーク・リベリオンの対象になったフォトン・ドラゴンをリリースし、その攻撃力3000を俺のライフに加える‼」

 

フォトン・ドラゴンの姿が光の粉に変わり、それが俺に降りかかってライフを回復する。

 

秋人LP400→3400

 

 

「躱されたか。ならバトルだ‼ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンでNo.107銀河眼の時空竜を攻撃‼反逆のライトニング・ディスオベイ‼」

 

ダーク・リベリオンがタキオンに向かって飛び立ち、紫電を纏った牙が突き刺さり爆発四散する。

 

「くっ!タキオン・ドラゴン!」

秋人 LP3400→2900

 

 

「俺はメインフェイズ2でカードを3枚伏せてターンエンドだ。この瞬間ラキッドグローブの効果が終了しダーク・リベリオンの攻撃力は元に戻る」

ユート 手札4→1

 

ユート LP2900

場:ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン(ATK3500→2500)

伏:3

手札:1

 

「……くそったれ!」

 

ユートの宣言通りにギャラクシーアイズが全滅したのを見て呆れるようにそう呟く。俺の場は、手札0で伏せカードはたったの1枚とブルーアイズが1体。ユートの場にはダーク・リベリオンと伏せが3枚。この状況は正直、というか絶望的な状況だ。だけど何故だろうか。こんな状況でも全く負ける気がしない。ふと顔を見上げてみる。そこにはブルーアイズがいて元気づけるように一鳴きした。それを聞いて元気づけられる。勇気が持てる………!!

 

「俺の、タァァァァァァァァァン!!」

秋人 手札0→1

 

引いたカードを見て俺は一瞬申し訳ないと思った。だが意を決して行動する。

 

「俺は手札から魔法カード『馬の骨の対価』を発動!!!」

秋人 手札1→0→2

 

ブルーアイズの姿が消え、新たにカードをドローする。そして引いたカードをすかさず発動する。

 

「魔法カード『貪欲な壺』を発動!モンスターを5体戻してカードを2枚ドロー!!まだまだぁ!魔法カード『流転の宝札』を発動してカードを2枚ドロー!!」

秋人 手札2→1→3→2→4

 

戻したカード↓ 

№103神葬零嬢ラグナ・ゼロ

№107銀河眼の時空竜

青眼の白龍

聖刻龍シユウドラゴン

聖刻龍トフェニドラゴン

 

流転の宝札(アニメオリジナル)

通常魔法

通常魔法

デッキからカードを2枚ドローする。ターン終了時にカードを1枚墓地へ送る。送らない場合3000ポイントのダメージを受ける。

 

 

「手札0から一気に手札を4枚にまで回復しただと!?」

「まだまだ行くぜ!手札から『ドラゴン目覚めの旋律』を発動!手札1枚をコストにデッキからから攻撃力3000以上で、守備力2500以下のドラゴン族モンスターを2枚手札に加える!俺はブルーアイズを2枚手札に加え、コストで墓地に送った伝説の白石(ホワイトオブ・レジェンド)の効果により、デッキから3枚目のブルーアイズを手札に加える!

秋人手札4→2→5

 

一気に3枚のブルーアイズを手札に引き込み手札にあるもう1枚のカードを発動させる。

 

「これで打ち止めだ。魔法カード『埋葬呪文の宝札』を発動ッ!!墓地の魔法カードを3枚除外して2枚ドロー!」

秋人 手札5→4→6

 

埋葬呪文の宝札 (アニメオリジナル)

自分の墓地に存在する魔法カードを3枚除外して発動できる。カードを2枚ドローする。

 

除外したカード↓

流転の宝札

ドラゴン目覚めの旋律

銀龍の轟咆

 

俺のデッキに入ってある最後のドローソースを使いデッキからカードを引き込む。引いたカードは……『融合』に『融合解除』!!

 

「行くぞユート!魔法カード発動!『融合』!!!」

「何!?融合だと!?」

 

俺が発動したカードに驚くユート。だが仕方ないだろう?俺の本気は……

 

「こいつらが融合した姿だからな!俺は手札の3体のブルーアイズで融合!」

秋人 手札6→2

 

3体のブルーアイズのブルーアイズが姿を現し、神秘の渦に飲み込まれて1つになる。

 

「数多の伝説を刻みし白き龍たちよ!!今こそその身を1つに束ね、その究極の姿を現せ!融合召喚!!!」

 

3体のブルーアイズを飲み込んだ渦はやがて三3つの首を持つ竜へと姿を変える。

 

「現れろォ!強靭にして無敵!!そして最強の力を秘めし龍!青眼の(ブルーアイズ)究極竜(アルティメット・ドラゴン)!!!」

 

青眼の究極竜/光属性/☆12/ドラゴン族/ATK4500 DEF3800

 

「青眼の究極竜……これが、秋人の全力……!」

「さぁ、ラストバトルだ!青眼の究極竜でダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを攻撃!!そして攻撃宣言時に『虚栄巨影』発動ッ!アルティメットの攻撃力を1000ポイントアップ‼」

 

青眼の究極竜

ATK4500→5500

 

俺が指示を飛ばすと、アルテェメットの口に1つ1つでは想像もできないほどのエネルギーが充填されていく。

 

「喰らェェェ‼アルティメット・バーストォォォォ!!!」

 

膨大なまでのエネルギーがダーク・リベリオンに向かって放たれる。

 

「ライフを半分支払い、トラップカード『魂の一撃』を発動!発動した時のライフから4000を引いた数値分、ダーク・リベリオンの攻撃力をアップさせる!!」

ユート LP2900→1450

 

「させるかァ!カウンタートラップ『神の宣告』!ライフを半分払ってその発動を無効にする!」

秋人 LP2900→1450

 

開かれたトラップをすかさず無効にする。これで攻撃力をの差は3000!こいつで、終わりだ!

 

「全ての処理が終わったバトルステップ終了時にライフを1000支払い、トラップカード『闇よりの罠』を発動!墓地の通常トラップカードを除外する事でその効果を発動できる!俺はコピーするのは魂の一撃だ!!」

ユート LP1450→450

 

「な、なんだと!?」

「魂の一撃の効果により、今の俺のライフ450から4000を引いた3550をダーク・リベリオンに加える!!」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK2500→6050

 

「更に!!トラップ発動!!『ライジング・エナジー』!!モンスター1体の攻撃力を1500アップさせる!!

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ATK6050→7550

 

「攻撃力7550………だと……!?」

 

俺のライフは残り1450。アルティメットの攻撃力は5500。ダーク・リベリオンの攻撃力7550との差は1950。つまり、俺の……

 

「負け、かぁ。全くユートには敵わないなぁ」

「そんなことはない。今回は俺の運が良かっただけだ。次は分からないさ」

 

そうかよといい笑顔で俺はユートの言葉に答える。さて、と。

 

「行くぞユート!ラストバトルだ!!」

「ああ!来い!」

 

俺たちの声が引き金となり、2体の龍が翼をはためかせて宙を舞う。その姿はとても美しかった。

 

「行けブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン!!アルティメット・バーストォォォォ!!」

「迎え撃て!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

 

巨大な青白いエネルギーと膨大な紫電を纏った反逆の牙がぶつかり合う。やがて紫電が青白いエネルギーを飲み込み、アルティメットの体にその牙を突き立てる。アルティメットが悲哀の声と共に消滅していく。それをみながらごめんなと誰にも聞こえない声で呟く。直後にアルティメットが消える間際に残した爆風が体を襲う。だがそれはいつものように体を吹き飛ばすほど強いものではなく、自分が負けたのだと自覚させる程度の心地よい風だった。

 

秋人 LP1450→0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デュエルが終わり、リアルソリッドヴィジョンでできた木々が消滅し、簡素なデュエル場に姿を戻した。

 

「……ユート」

「なんだ?」

「………今回は俺の負けだ。だが次は必ず俺の龍たちがお前を倒す!!」

 

ビシッ、指をユートに向けて指す。するとユートは破顔しながらそうかと答える。

 

「ふっ、次も俺とダーク・リベリオンが勝つさ」

 

そう言いながらユートはデュエル場を去った。その後ろ姿は少し遠く感じた。だが―――

 

(必ずそこ(・・)に辿り着いてやる!!待ってろよユート!!)

 

そう決心し、俺もデュエル場を去るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ユートとのデュエルから2日が過ぎた日だった。俺は赤馬零児に呼ばれた。なんでも俺個人に話があるらしい。社長室にノックをすると赤馬がどうぞという声が聞こえた。

 

「悪いな朝早くに呼んでしまって」

「全くだ。朝の5時に呼ぶんじゃねぇよ。で?何の用だ」

「まぁ急かすな。コーヒーでもどうだ?」

「……頂く」

 

赤馬が入れたコーヒーを啜る。苦い味が口の中に広がったがそれが思考を覚醒させていくのが分かる。

 

「早速本題に入らせて貰おう。先日君とユートがデュエルしたな?その時君が使っていた『ナンバーズ』というカード。あれを貸してもらえないだろうか?」

「……理由は?」

「あのカードから発せられる召喚エネルギーは常軌を逸していた。それに君がどこで手に入れたかもしれないあの白いドラゴンも貸してもらいたいのだが……」

「ブルーアイズは駄目だ。それにナンバーズを貸してほしいってなら条件がある」

 

ほう。赤馬が面白いものを見るように俺を見る。

 

「私に条件とはな。いいだろう言ってみたまえ」

「じゃ遠慮なく。ナンバーズを貸す代わりに俺たちレジスタンスに相性のいいカードを作れ。お前が【DDD】なんてカテゴリーを作れたんだからできるだろ?」

 

俺がそう言うと一瞬ポカンとしていたが、ふっと小馬鹿にしたように笑った。

 

「全く、無茶な注文をするな。だが頼んだのはこちらだ。了解した。君たちレジスタンスに相性のいいカードを作らせよう。渡すのは一週間後の舞網チャンピオンシップの開会式の前でいいか?」

「ああ。後俺の分のカードはいいからこのカードの解析を頼んでもいいか?」

 

そう言って俺はエクストラデッキからオーバーハンドレッドナンバーズと、外枠が緑で、イラストとテキストが白紙のカードを渡す。赤馬は一瞬眉を寄せたが、了解したと言ってカードを受けとった。それじゃあな。そう言って俺は社長室を去るのであった。次に俺たちが闘う場所は………舞網チャンピオンシップだ。

 




ユート「今回のキーカードは『魂の一撃』だ」

魂の一撃 通常罠
自分のライフポイントが4000以下の場合、自分フィールド上のモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時にライフポイントを半分払い、自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力は相手のエンドフェイズ時まで、自分のライフポイントが4000より下回っている数値分アップする。
「魂の一撃」は1ターンに1枚しか発動できない。

ユート「ライフが4000を切っていないと発動できず、発動コストでそこからさらに半分もライフが減ってしまうが、1度の発動で最低でも2000は攻撃力が上がる。名前に合った強力なカードだ。デュエルの終盤で使えればそのままゲームエンドに持っていけるかもしれない」

ユート「誤字や会話文、デュエルにおかしな点があれば指摘を頼む。それから今回は活動報告で作者に話があるらしい。よければ見て行ってくれ。それではな」
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