それと今回の話のアンケートに答えてくれたのは、前回同様、坂本さんと、その作品。【遊戯王ARC-V -エンタメデュエリストと紅白の巫女-】の主人公
の博麗霊夢さんです!本当にありがとうございました!
それでは、本編スタートです!!
デュエルが終わり、俺は皆の下に帰った。だが、そこで見たものは俺が想像しているものではなかった。
「どういう……ことだ……!?」
そう。今俺の目の前に広がっているもの。それは―――――
隼←目を閉じて集中している。
襲雷&春菜←秋人の体を思いっきり揺らしている。
秋人←揺らされすぎて白目
………本当に、何がどうなっているんだ?そう思いながらも、俺は襲雷と春菜を止めに入るのであった。あと隼。黙って見てないで手伝ってくれ。
「あ~~酷い目にあった………。まだ酔いが収まらないぞ?」
目をパチクリしながら俺はそう言った。いや、今回ほどユートがいて助かったと思う日は無いわ。本当、ユートさんパネェっすよ。
「それにしても、何で2人共秋人を揺らしていたんだ?止める前には【ズルイ】だの、【贔屓】だのと言っていたが」
「あ~それな。それを説明するなら、少し話が遡るぜ?」
そう。なんで俺が襲雷と春菜に揺らされていたのか。それはユートがシンクロ召喚を決めた時にまで遡る。
――――ユートがシンクロ召喚を決めた時の控え室――――
ふっ。ユートの奴、シンクロ召喚を会得したか。まぁそういう風に俺が仕込んだんだけどな。それにしても『ギガンテック・ファイター』は凄いよな。戦闘だけならほぼ無敵だもんな。そう思っていると、俺の座っている席の隣に春菜と襲雷が座ってくる。
「なぁ秋人?少し聞きたいことがあるんだけどよ。少しいいか?」
「うん?何だ襲雷?別にいいが……」
「じゃ聞くよ?なんでユートさんが【シンクロ召喚】を使っているのかな?」
俺に顔を近づけながら春菜がそう言う。それはすごく綺麗な笑顔なんだが、何故だろう。なんか背筋がひやっとするんだが。
「ねぇ?なんでかな?」
「い、いやぁこの間デッキを作っている時に、ユートのデッキと相性のいいカードを見つけてさ!この間ユートに借りを作ったからさ!そのお礼にと思いまして!」
何故か敬語になってしまう。それだけの凄み今の春菜と襲雷にはある。
「へぇ~~。そうなのか~。いいよな~ユートだけ~。俺も欲しいな~そういうの~~」
「そうだよね~~。ユートさんだけいいよね~。私も欲しいな~~」
「い、いや、あくまでユートと相性のいいカードだったから渡しただけで別にそこに他意があったではなくてですね――――」
「「いいから……私(俺)にもそういのが欲しいの(んだよ)!!」
そう言うのと同時に、2人は俺の肩を思いっきり揺らしてきた。それを何とか宥めようと声をかけるが、次第に勢いが増していき、俺の意識はだんだん遠のいていった―――
―――回想終了―――
「と、いうことがあったのさ。いやぁ贔屓にしたわけじゃないんだけどなぁ」
「「本当にゴメンナサイ」」
俺がユートに説明すると、すぐさま2人は土下座をする。恥なんてものは知らない。なぜならこの後に飛んでくるのは―――
「なぁ。なんでお前たちはそんな風にすぐ怒るんだ別にいいじゃないか。それにもう少し丁寧に秋人に言ってやればすぐにとはいかなくても、多分次の日くらいには渡してくれると思うぞ?それなのにお前たちときたら―――」
ガミガミとユートの説教が始まる。あ――やっぱりこうなるよな。ユートの奴。何かあったらすぐに説教だもんな。それが嫌ですぐに謝ったんだろうけど、徒労に終わったみたいだな。というかユートって料理もできるしオカンだよな、風格が。ユート達から少し離れながらそう思っていると、隼が立ち上がってデュエル場に向かおうとしてた。
「おいおい、1人で勝手に行こうとするなよ?寂しい奴だな」
「ふん。ユートが説教しているのを余り聞きたくないからな」
「いや、お前も大概だと思うぞ隼。この間も独断行動のしすぎで、ユートの奴、胃が痛くなってたらしいからな」
「……本当か?」
「マジだよ、マジ。だからさ、あんまり俺たちに心配かけさせないでくれよ?副リーダー?」
俺がそう言うと、バツが悪そうな顔をして隼がすまないと謝った。
「……それじゃ行ってくる」
「おう。そうそう隼。お前LDSのデュエリストは薄っぺらだの弱いだの言ってたけどよ―――」
背を向けながら歩き出す隼に俺は一言だけ言う。
「―――ここの首席達は、別格だぞ?」
「…どうやらそのようだ。仕方ない。そこだけは
そう言うと隼はまた歩き出す。その先にいる
「……ふん。分かっているさ。それぐらい」
秋人たちから離れ、デュエル場に向かうまでの間に、俺はそう呟いていた。俺たちは、赤馬零児との計画、対アカデミアとのための実戦部隊、【ランサーズ】選抜の依頼を受けた。俺以外の【レジスタンス】のメンバーは、赤馬のことを受け入れていたが、俺はどうも腑に落ちなかった。今まで標的―――それも赤馬零王の息子―――だった男の言葉を何故そこまで受け入れれるのか。そこが疑問だった。その謎はだんだん俺のストレスへと変わり、いつの間にか
「単独行動のしすぎ。皆に心配をかけるな、か。全く、いつの間にそんなことを言う暇ができるようになったんだか」
そう言いながら、自嘲するように俺は笑う。理由は2つ。1つは仲間への申し訳のなさに。もう1つは、こんな面倒な俺を仲間だと思ってくれていることのありがたさに。
「その思いに報いるためにも、今回のデュエル。負けるわけにはいかないな…!」
原因を作ったのは俺だ。ならば、その責任を果たさなければならない。そう思いながら、俺はデュエル場に立つ。目の前にはすでに対戦相手の融合使いの女がいた。
「ようやく…ようやくこの時が来たわね!!決着を着けるわよ……黒咲隼!!」
相手は既にデュエルディスクを展開済みで、俺を親の仇のように睨みつけてくる。まぁ仇に近いかもしれないな。
「そうだな。俺も待っていた。貴様ら融合使いを打ち倒すこの時をな!!」
そう言いながら、俺もデュエルディスクを展開する。最早俺たちに言葉は不要。自分の伝えるべきことは、デュエルで示す!!
〈それではこれより、第三回戦、【レジスタンス】黒咲隼対、【LDS融合コース主席】光津真澄のデュエルを開始する!アクションフィールドオン!フィールド魔法『クリスタルワールド』発動!!〉
プロジェクターが作動し、俺たちのいたデュエル場が、辺りに岩や鉄柱が立っているフィールドに変わる。
赤〈それでは行くとしよう!戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが!!〉
光「モンスター達と共に地を蹴り宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!!」
秋「見よ!これぞ!」
春「デュエルの最強進化系!!」
刃&北「「アクショ~~~ン!!!」」
黒&光「「
黒咲隼 LP4000
光津真澄 LP4000
俺たちの頭上にあったカードがフィールド中にばら撒かれる。先行は俺のようだ。
「俺のターン!俺は『
黒咲 手札5→4
RR―バニシング・レイニアス/闇属性/☆4/鳥獣族/ATK1300 DEF1600
「召喚に成功した『バニシング・レイニアス』の効果発動!このカードの召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズ!手札の『RR』モンスターを1体、特殊召喚できる!俺は『RRートリビュート・レイニアス』を特殊召喚!」
黒咲 手札4→3
RRートリビュート・レイニアス/闇属性/☆4/鳥獣族/ATK1800 DEF400
「……そんな姿なのに鳥獣族なの?変なモンスターね」
「言っていろ。俺は『トリビュート・レイニアス』の効果発動!デッキから『RR』カードを1枚墓地に送る。俺は『RR―ミミクリー・レイニアス』を墓地に送る!そして墓地に送られた『ミミクリー・レイイアス』を除外して効果発動!このカードが墓地に送られたターンのメインフェイズ、このカードを除外し、デッキから『RR』カードを手札に加える!俺は『RR―ネスト』を手札に加え、発動!このカードは自分の場に『RR』モンスターが2体以上存在する時、デッキから『RR』モンスターを1枚手札に加える!俺は『RR―ファジー・レイニアス』を手札に!」
黒咲 手札3→4
一気に展開し、準備を整える。それが俺たち【レジスタンス】のデュエル。全てを失い、そこから再び立ち上がると決意した、俺たちのデュエル!
「行くぞ!俺はレベル4の『バニシング・レイニアス』と『トリビュート・レイニアス』の2体でオーバーレイ!!」
2体のモンスター姿が黒い光となり、黒い穴に飛び込んでいく。
「冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実を暴き、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!!エクシーズ召喚!飛来せよ!!」
黒い穴の中から1匹の梟が飛び立つ。
「ランク4!『RR―フォース・ストリクス』!!」
RR―フォース・ストリクス/闇属性/★4/鳥獣族/ATK100 DEF2000
「『フォース・ストリクス』の効果発動!ORUを1つ使い、デッキから闇属性・レベル4・鳥獣族モンスターを1体をデッキから手札に加える!俺はデッキから『RR―シンキング・レイニアス』を手札に加える!」
黒咲 手札4→5
「これだけ展開して手札が減ってない……」
「まだまだ行くぞ。自分の場に『RR』モンスターが存在するため、手札から『RR―ファジー・レイニアス』が、エクシーズモンスターがいるため『RR―シンキング・レイニアス』は特殊召喚できる!俺はこの2体を守備表示で特殊召喚!」
黒咲 手札5→3
RR―ファジー・レイニアス/闇属性/☆4/鳥獣族/ATK500 DEF1500
RR―シンキング・レイニアス/闇属性/☆4/鳥獣族/ATK100 DEF100
「そして俺はこの2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!再び飛来せよ!ランク4!『RR―フォース・ストリクス』!」
RR―フォース・ストリクス/闇属性/★4/鳥獣族/ATK100 DEF2000
「そしてその効果を発動!ORUを1つ使い、今度は『バニシング・レイニアス』を手札に加える。そしてコストとして墓地に送られた『ファジー・レイニアス』の効果発動!その効果により、『ファジー・レイニアス』を手札に加える!」
黒咲 手札3→5
「これだけ展開してまだ手札5枚ですって!?インチキ効果も大概にしなさい!!」
「貴様に指図される筋合いではない。さらに手札から魔法カード『死者蘇生』を発動し、墓地の『バニシング・レイニアス』を特殊召喚!そしてその効果により手札の『ファジー・レイニアス』を特殊召喚!」
黒咲 手札5→3
RR―ファジー・レイニアス/闇属性/☆4/鳥獣族/ATK500 DEF1500
RR―バニシング・レイニアス/闇属性/☆4/鳥獣族/ATK1300 DEF1600
再び俺の場に2体のモンスターが姿を現す。そして俺はいつものように指示を飛ばす。
「俺は『バニシング・レイニアス』と『ファジー・レイニアス』でオーバーレイ!三度飛来せよ!ランク4!『RRーフォース・ストリクス』!」
RR―フォース・ストリクス/闇属性/★4/鳥獣族/ATK100 DEF2000
誰かの「ワンターンスリーストリクスゥ」という声が聞こえたが、気のせいだろう。
「そして効果を発動!デッキから3枚目の『バニシング・レイニアス』を手札に加え、カードを1枚セット!これでターンエンドだ!それと、言い忘れていたが、『フォース・ストリクス』は、自身以外の鳥獣族モンスター1体につき、攻撃力と守備力が500ポイントアップする。よって、3体の『フォース・ストリクス』の攻撃力と守備力は、それぞれ1000ポイントアップする」
黒咲 手札3→4→3
黒咲 LP4000
場:RR―フォース・ストリクス×3(DEF2000→3000)ORU×1
魔法・罠:1
手札:2(2枚とも『RR―バニシング・レイニアス』)
Pゾーン:なし
「一気に3体のエクシーズモンスター……私も負けられない!私のターン!私は『レスキューラビット』を召喚!」
真澄 手札5→6→5
レスキューラビット/地属性/☆4/獣族/ATK300 DEF100
姿を現したのは、可愛らしい姿をした兎だった。だが、それを見て俺は苦虫を噛む。あのカードによって、様々なエクシーズモンスターを召喚されたことを思い出す。
「へぇ。その顔を見る限り、このカードの効果を知っているようね。北斗から勧められてこのカードを入れたのよ。相性がいいからね!『レスキューラビット』の効果発動!このカードを除外して、レベル4以下の同名通常モンスターを2体特殊召喚する!私は『ジェムナイト・ラピス』を2体特殊召喚!」
ジェムナイト・ラピス/地属性/☆3/岩石族/ATK1200 DEF100
「早速行くわよ!私は手札から魔法カード『ジェムナイト・フュージョン』を発動!このカードの効果により、『ジェムナイト』融合モンスターを融合召喚する!私が融合するのはフィールドの『ジェムナイト・ラピス』と、手札の『ジェムナイト・オブシディア』!」
真澄 手札5→3
発動したカードを見て、俺は心の中で殺意が芽生える。…秋人やユートがどう言おうと、俺の中に宿る、【融合使い】への復讐心は、消えることは……ない!!
「神秘の力秘めし碧き魔石よ、鋭利な漆黒の魔石と一つとなりて、その姿を現しなさい!融合召喚!『ジェムナイトレディ・ラピスラズリ』!」
ジェムナイトレディ・ラピスラズリ/地属性/☆5/岩石族/ATK2400 DEF1000
「融合素材として墓地に送られた『ジェムナイト・オブシディア』の効果発動!このカードが墓地に送られた時、墓地のレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚する!蘇りなさい!『ジェムナイト・ラピス』!
ジェムナイト・ラピス/地属性/☆3/岩石族/ATK1200 DEF100
「『ジェムナイトレディ・ラピスラズリ』のモンスター効果発動!1ターン1度、デッキ、又はエクストラデッキの『ジェムナイト』モンスターを墓地に送り、フィールドに存在する特殊召喚されたモンスター1体につき、500ポイントのダメージを与える!私はエクストラデッキの『ジェムナイト・パーズ』を墓地に送って効果を発動!」
デッキから墓地にカードが送られるのと同時に、俺は『フォース・ストリクス』の背に乗り、フィールド内を飛び回る。俺が飛び立って少しした後に、奴の融合モンスターから光線が放たれる。それを目の端で捉えながら、近くにある鉄柱にカードが張り付いているのを見つける。俺は、それを手を伸ばしてカードの回収に成功した。
「アクションマジック『クリスタルシールド』を発動!このターン、俺が受けるダメージを1度だけ半分にする!」
クリスタルシールド (オリジナルAマジック)
発動ターン、自分が受けるダメージを1度だけ半分にできる。
光線が直撃する前に、半透明な盾が出現し、それを防いだ。
黒咲 LP4000→2500
「くっ、なら墓地の『ジェムナイト・フュージョン』の効果発動!墓地の『ジェムナイト』モンスターを除外して、墓地のこのカードを手札に戻す!私は墓地の『ジェムナイト・オブシディア』を除外して、このカードを手札に戻し、発動!今度融合するのは、フィールドの手札の『ジェムナイト・ガネット』と、フィールドの『ジェムナイト・ラピス』!」
真澄 手札3→2
赤と碧い石の体を持つ2体のモンスターが、現れた渦に飲み込まれ、中から巨大な何かが姿があ現す。
「赤の真実の魔石よ。神秘の力秘めし碧き石の魔石と一つとなりて、その姿を現せ!融合召喚!打ち砕きなさい!『ジェムナイト・ジルコニア』!」
ジェムナイト・ジルコニア/地属性/☆8/岩石族/ATK2900 DEF2500
「行くわよ!『ジェムナイト・ジルコニア』で、あんたの『フォース・ストリクス』を攻撃!」
「血迷ったか?貴様のモンスターの攻撃力では俺の『フォース・ストリクス』に届いていない!」
巨大な体を持った岩石の戦士が、俺の『フォース・ストリクス』の向かって襲ってくる。だが、光津はその直後に走り出し、近くにあったカードを拾って発動させる。
「誰が血迷ったですって?甘いのよ!アクションマジック『フレアスター』を発動!自分の場のモンスターの攻撃力を600アップさせ、そのモンスターに貫通効果を与える!」
「何!?」
ジェムナイト・ジルコニア
ATK2900→3500
フレアスター (オリジナルAマジック)
自分の場のモンスター1体を対象に発動する。選択したモンスターの攻撃力を600アップし、そのモンスターが相手の守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
『ジルコニア』の拳が紅く光り、俺の『フォース・ストリクス』を1体殴り飛ばした。
「くッ!?小癪な真似を!!だが、この瞬間、リバースカードオープン!トラップカード『RR-リターン』発動!自分の『RR』モンスターが戦闘破壊された時、自分の墓地の『RR』モンスターを手札に加える!俺は『シンキング・レイニアス』を手札に加える!」
黒咲 LP2500→2000
手札3→4
トラップカードを発動し、次の一手の布石を打つ。そして『フォース・ストリクス』が1体やられたことで、残った2体の守備力が低下する。
RR-フォース・ストリクス×2
DEF3000→2500
「私はこれでバトルフェイズを終了!私は魔法カード『馬の骨の対価』を発動!場の『ジェムナイト・ラピス』を墓地に送り、カードを2枚ドロー!そしてカードを1枚伏せてターンエンド!」
真澄 手札2→1→3→2
真澄 LP4000
場:ジェムナイト・ラピスラズリ(ATK2400)
ジェムナイト・ジルコニア(ATK2900)
魔法・罠:1
手札:2
Pゾーン:なし
「俺のターン!2体の『フォース・ストリクス』の効果発動!それぞれのORU1を1つ使い、デッキから『RR-インペイル・レイニアス』と、『RR-ミミクリー・レイニアス』を手札に加える!更に『RR-ネスト』の効果で墓地の『バニシング・レイニアス』を手札に加える!」
黒咲 手札4→8
「一気に手札が8枚ですって!?インチキ効果も大概にしなさい!!」
「貴様の仲間の『セイクリッド』使いも似たようなことをするだろう!そして、俺は『バニシング・レイニアス』を召喚!そして効果を発動し、手札から2体目の『バニシング・レイニアス』を特殊召喚!さらにもう一度効果を発動し、3体目の『バニシング・レイニアス』を特殊召喚!」
黒咲 手札8→5
一気に3体の『バニシング・レイニアス』が姿を現す。そして、俺は自分のエースを召喚する!
「俺はレベル4の『バニシング・レイニアス』3体でオーバーレイ!」
『バニシング・レイニアス』が、黒い穴に飛び立ち、その中から光が迸る。
「雌伏の隼よ。逆境の中で研ぎ澄まされし爪を挙げ、反逆の翼翻せェッ!!エクシーズ召喚!!現れろォ!!ランク4ッ!!『RR-ライズ・ファルコン』!!」
RR-ライズ・ファルコン/闇属性/★4/鳥獣族/ATK100 DEF2000
「攻撃力100?そんなモンスターじゃ私のモンスターは倒せないわよ?」
光津が『ライズ・ファルコン』を見上げながらそう言う。ふん。やはり攻撃力にばかり目が行っている。だがら貴様らは薄っぺらだというのだ!!
「『ライズ・ファルコン』の効果発動!ORUを1つ使い、敵の場に存在する特殊召喚されたモンスター1体を対象に発動!対象にしたモンスターの攻撃力を、自らの攻撃力に加える!対象は『ジェムナイト・ジルコニア』だ!」
『ライズ・ファルコン』ORUが、『ジルコニア』の前で砕け散り、その力を自分の物にする。
RR-ライズ・ファルコン
ATK100→3000
「攻撃力3000ですって!?」
「さらに!『ライズ・ファルコン』は特殊召喚されたモンスター全てに1度ずつ攻撃することができる!」
「なんですって!?」
「バトルだァ!『RR-ライズ・ファルコン』!」
『ライズ・ファルコン』の体が炎に包まれ、敵に向かって飛翔する。
「全ての敵を引き裂けェ!ブレイブクロー・レボリューション!!」
『ライズ・ファルコン』が光津の場のモンスター全てを引き裂き、破壊されたことによって発生された爆風が奴を襲う。
「キャァァァァァ!!!」
光津 LP4000→3300
「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
黒咲 手札5→4
黒咲 LP2000
場:RR-ライズ・ファルコン(ATK3000) ORU×2
RR-フォース・ストリクス(DEF2500)
魔法・罠:1
手札:4(3枚は『インペイル・レイニアス』、『ミミクリー・レイニアス』、『シンキング・レイニアス』)
Pゾーン:なし
「どうした。もう終わりか?」
爆風で吹っ飛ばされた光津を見下ろしながら俺は言う。あえて奴がむかつくように。
「俺にLDSの融合の力見せるんじゃなかったのか?情けない。この程度の爆風で倒れる程度のデュエリストに用は―――」
「ま、だよ。まだ、終わってない!」
俺の言葉を遮りながら光津がそう言った。見てみると、足に手を当てながら立ち上がろうとしていた。
「まだデュエルは終わってない!私のライフを0にしてもいないのに、勝手なこと言わないで!!」
「ならば、それを俺に見せてみろ!LDSの実力というのをな!!」
「言われなくたって!!行くわよ!私のターン!ドロー!!」
光津 手札2→3
勢いよくカードを引き込み、それを見る。すると奴の顔が破顔する。
「見せてあげるわ!私の本当の力を!永続魔法『ブリリアント・フュージョン』を発動!このカードは自分のデッキの融合素材モンスターを墓地に送り、それを素材とする『ジェムナイト』融合モンスターを、攻撃力・守備力を0にして融合召喚する!!」
光津 手札3→2
「何ッ!?デッキからの融合召喚を可能にする『融合』カードだと!?」
「私が融合するのはデッキに眠る『ジェムナイト・サフィア』、『ジェムナイト・ラズリー』2体!堅牢なる蒼き魔石よ、神秘の力を宿せし碧き魔石達よ!光渦巻きて新たな輝きと共に一つとならん!」
3つの魔石が、融合の渦に飲み込まれ、その中から一際輝きを放つ物が姿を現した。
「融合召喚!これが、私の全力全開!!『ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ』!!
ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ/地属性/☆10/岩石族/ATK3400→0 DEF2000→0
「そして融合素材となった『ラズリー』の効果発動!『ラズリー』の効果で墓地の『ガネット』と『サフィア』を手札に!そして『ジェムナイト・フュージョン』の効果も発動して、『ラズリー』を除外してこのカードを手札に加える!」
光津 手札2→5
手札に『ジェムナイト・フュージョン』を戻し、すかさず次の手を打つ。
「ここで『ブリリアント・フュージョン』の効果発動!手札の魔法カードを墓地に送ることで、このカードで融合召喚したモンスターのステータスを元に戻す!」
そこまで言った後、光津は足元に落ちてあったカードを拾った。
「私は今拾ったアクションマジックを墓地に送り、『ブリリアントダイヤ』のステータスを元に戻す!『ブリリアントダイヤ』!今こそ真の輝きを取り戻しなさい!!」
ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ
ATK0→3400 DEF0→2000
「攻撃力3400……!!」
「驚くのはまだ早いわよ!『ブリリアントダイヤ』の効果発動!自分の場の『ジェムナイト』モンスターを墓地に送ることで、エクストラデッキの『ジェムナイト』融合モンスターを、召喚条件を無視して特殊召喚する!!」
その効果を説明され、俺は驚愕する。奴のデッキと相性が良すぎる。というか余りにも優遇されすぎな効果だと思うのだが。
「『ジェムナイト・サフィア』を墓地に送り、このモンスターを特殊召喚!来なさい!全てを照らす至上の輝き!『ジェムナイトマスター・ダイヤ』!!
ジェムナイトマスター・ダイヤ/地属性/☆9/岩石族/ATK2900 DEF2500
「『マスター・ダイヤ』の攻撃力は、墓地の『ジェムナイト』モンスター1体につき100アップする!墓地には7体の『ジェムナイト』モンスターがいる!よって攻撃力は700アップ!」
ジェムナイトマスター・ダイヤ
ATK2900→3600
「今度は攻撃力3600のモンスターだと!?」
「まだよ!手札から『ジェムナイト・フュージョン』を発動!手札の『ジェムナイト・ガネット』と『ジェムナイト・サフィア』で融合!融合召喚!『ジェムナイト・ルビーズ』!」
光津 手札4→1
ジェムナイト・ルビーズ/地属性/☆6/炎族/ATK2500 DEF1300
ジェムナイトマスター・ダイヤ
ATK3600→3800
「ここで私は『マスター・ダイヤ』の効果発動!墓地のレベル7以下の『ジェムナイト』モンスターを除外することで、エンドフェイズまで除外したモンスターと同じ名前と、同じ効果を得る!私は墓地の『ジェムナイト・パーズ』を除外!これにより、『マスター・ダイヤ』は1度のバトルフェイズで2回攻撃でき、モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える効果を得る!!」
ジェムナイトマスター・ダイヤ
ATK3800→3700
「さ・ら・に!!リバースカードオープン!『
「今度は墓地のモンスターを使っての融合召喚だと!?」
墓地の2つの魔石が次元の渦に飲み込まれる。
「蒼き堅牢なる魔石よ。神秘の力秘めし碧き魔石と一つとなりて、その姿を現しなさい!融合召喚!貫け!『ジェムナイト・アクアマリナ』!」
ジェムナイト・アクアマリナ/地属性/☆6/水族/ATK1400 DEF2600
ジェムナイトマスター・ダイヤ
ATK3700→3500
「『ジェムナイト・ルビーズ』の効果発動!自分の場の『ジェムナイト』モンスターをリリースすることで、リリースしたモンスターの攻撃力をこのカードに加える!私は『ジェムナイト・アクアマリナ』をリリース!」
『ジルコニア』の姿が消え、その力が『ルビーズ』に宿る。
ジェムナイト・ルビーズ
ATK2500→3900
ジェムナイトマスター・ダイヤ
ATK3500→3600
「リリースされた『アクアマリナ』の効果発動!このカードがフィールドから墓地に送られた時、相手の場のカードを1枚手札に戻す!『ライズ・ファルコン』には退場してもらうわ!
『ライズ・ファルコン』の体が、水に包まれ、苦悶の声を上げながら消滅していった。
「さぁバトルよ!行きなさい!『ジェムナイトマスター・ダイヤ』!!黒咲隼のモンスターを蹴散らしなさい!!」
『マスター・ダイヤ』が、自分の持つ剣を携えながら、俺のモンスターたちに襲い掛かる。それを見ながら、俺は冷静にカードを発動させる。
「トラップ発動!『RR-レディネス』!このターンの『RR』モンスターの戦闘破壊を無効にすはる!」
『フォース・ストリクス』達の体が、虹色の障壁に包まれ、『マスター・ダイヤ』の攻撃をはじいた。
「だったら今度は『ジェムナイト・ルビーズ』で攻撃!『ルビーズ』は貫通効果を持っている!これで少しはダメージを……」
「無駄だ。墓地に存在する『RR-レディネス』の更なる効果を発動!墓地に『RR』モンスターが存在する時、墓地にこのカードを除外することで、このターン、俺が受ける全てのダメージを0にする!!」
『ルビーズ』との戦闘で、衝撃波がこちらに飛んでくるが、それは俺の周りに出現した障壁によって弾かれる。それを見た光津はそんなと声を漏らす。
「……ッ!私は、これで、ターンエンド……!!」
光津 LP3300
場:ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ(ATK3400)
ジェムナイトマスター・ダイヤ(ATK3600)
ジェムナイト・ルビーズ(ATK3900→2500)
魔法・罠:なし
手札:1
Pゾーン:なし
「ようやく回ってきたか。俺のターン!」
黒咲 手札4→5
勢いよくカードを引き、それを見て今度は俺が笑う。そして俺は、光津に話しかける。
「貴様、光津真澄といったか」
「ええ。そうよ」
「その名前、覚えておいてやる。そして訂正してやろう。確かに貴様らの融合は強い。それに、先程の攻撃で貴様には俺を倒すという【鉄の意志】が感じられた」
だが、と俺は続ける。
「勝利を手にするための【鋼の強さ】を貴様はまだ持っていないようだな。だから、貴様には見せてやろう。俺たち、【レジスタンス】のデュエルをな!!俺は装備魔法『継承の証』を発動!自分の墓地に同名モンスターが3体存在する時、そのモンスターを1体特殊召喚し、このカードを装備する!蘇れ!『RR-バニシング・レイニアス』!そして『RR-ネスト』で墓地のバニシング・レイニアス』を手札に加え、場の『バニシング・レイニアス』の効果で特殊召喚!そしてもう一度効果を使い、今度は『ミミクリー・レイニアス』を特殊召喚!」
黒咲 手札5→4→5→3
RR-ミミクリー・レイニアス/闇属性/☆4/鳥獣族/ATK1100 DEF1900
ここまで展開し、俺はスカーフに隠してある通信機を使う。数回のコールの後に相手が出る。
[もしもし隼か?どうした。今デュエル中だろ?」
「ユートか。すまん。
通話の先で息を飲んだ音がした。だが、すぐにああとユートは言った。
[【鉄の意志】と【鋼の強さ】を見せるんだろう?なら、やってやれ。全力で相手を倒せ!隼!]
「ああ!礼を言う!」
俺はすぐに通信を切り、俺の前にいるモンスターに指示を飛ばす!
「俺は、レベル4の『バニシング・レイニアス』2体と、『ミミクリー・レイニアス』の3体でオーバーレイ!」
3体の異形の隼が、黒い穴に飛び込み、エクストラデッキから飛び出したカードをディスクに叩きつける。
「暗き深淵に潜みし、最強の牙!深海の淵より姿を現し、眼前の敵を蹴散らせ!!エクシーズ召喚!現れろォ!!」
黒い穴の中から光が奔り、中から1体のモンスターが現れる。
「ランク4!!『№32 海咬龍シャーク・ドレイク』!!
№32 海咬龍シャーク・ドレイク/水属性/★4/海竜族/ATK2800 DEF2100
姿を現したのは巨大な1体の鮫。だが、ただの鮫ではない。俺たちのいた【エクシーズ次元】の英雄の1人、【神代凌牙】が使ったと言われるカードだ。本来、『ナンバーズ』のカードはここ、【スタンダード次元】で使ってはならない、と俺たちが決めたカードだ。いくらオリジナルには劣るとはいえ、『ナンバーズ』は巨大な力を持っているのだ。それを無闇矢鱈に使っては被害が出る。だから、『ナンバーズ』のカードは使わないと俺たちは誓い合った。
だが、俺はその誓いを破った。何故なら、向こうが文字通り【全力】で来ているのだ。ならば、それに応えなければならないだろう?
「俺は魔法カード『一騎加勢』を発動!これにより、シャーク・ドレイクの攻撃力はエンドフェイズまで1500アップする!」
№32 海咬龍シャーク・ドレイク
ATK2800→4300
「攻撃力4300ですって!?」
「まだだ!装備魔法『進化する人類』を、貴様の『ブリリアントダイヤ』に装備する!このカードは自分のライフポイントが、相手より少ない時と多い時によって効果が変化する!現在は俺のライフが貴様のライフより低いため、『ブリリアントダイヤ』の攻撃力は2400となる!」
ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ
ATK3400→2400
「バトルだ!行け!『№32 海咬龍シャーク・ドレイク』!『ジェムナイト・ルビーズ』を攻撃!デプス・バイト!!」
『シャーク・ドレイク』の口から鮫に似た衝撃波が飛び出し、『ジェムナイト・ルビーズ』を無残に噛み千切る。
「くぅぅぅぅぅ!!だけど、これでアンタのモンスターの攻撃は全て終わった!次のターンで逆転してみせ………!?」
光津 LP3300→1800
破壊されて起こった爆風が消え、視界が元に戻る。その時、光津の顔は驚愕に染まっていた。それはそうだろう。何故なら―――破壊されたはずの『ルビーズ』がいたのだから。
「なんで『ルビーズ』が!?さっき戦闘破壊されたはずなのに!!はっ!まさかあんた!」
光津がこっちを見てくる。俺はそれにふっ、と鼻で笑いながら返す。
「そうだ。貴様の『ルビーズ』が蘇っているのは俺の『シャーク・ドレイク』の効果だ!『シャーク・ドレイク』が相手モンスターを戦闘破壊した時、ORUを1つ使うことで、そのモンスターの攻撃力を1000ダウンさせた状態で相手の場に特殊召喚する!そして!この効果を使った時、このカードはもう一度攻撃できる!!」
『シャーク・ドレイク』が咆哮と共に宙を舞う。その瞳は『ブリリアントダイヤ』を睨み付けている。
「そして!俺のライフが相手より多くなったことにより、『進化する人類』のもう一つの効果が起動する!装備モンスターの攻撃力は1000となる!」
ジェムナイトレディ・ブリリアントダイヤ
ATK2400→1000
「そんな……『ブリリアントダイヤ』の攻撃力が……!?」
「これで終わりだ!行け!『シャーク・ドレイク』!目の前の
『シャーク・ドレイク』から再び衝撃波が放たれ、『ブリリアントダイヤ』の体包み込み、そのすぐ後にその体を噛み砕いた。
「キャァァァァァァァ!!!」
光津 LP1800→0
[勝者!黒咲隼!!]
デュエルが終わり、赤馬が勝者である俺の名前を宣言する。それを聞きながら、俺は光津の元に歩いていく。光津はデュエルで起こった衝撃に吹き飛ばされたせいで、跪いていた。それを見ながら俺は言う。
「無様だな」
「………ッ!!」
自分でも辛辣だと思う言葉を、目の前の少女に送る。だが、これは事実だ。俺に必ず勝つと言っておきながら、結局負けた。これが【アカデミア】との戦闘であるならばこいつはもうここにはいない。だが、これはただの、普通のデュエルだ。だから―――
「だが、光津。貴様は―――中々の強敵だったぞ」
えっ。と声を上げる光津を無視し、俺はユートたちがいる控え室に向かう。そして、俺は内心で笑っていた。全く、自分でも馬鹿らしいとは思った。だが、実際に少なからず感じたのだ。
黒咲「今回のキーカードは、俺たち、【エクシーズ次元】の英雄。【神代凌牙】が使っていた『ナンバーズ』の一枚。『№32 海咬龍シャーク・ドレイク』だ」
№32 海咬龍シャーク・ドレイク
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/海竜族/攻2800/守2100
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
破壊したそのモンスターを相手フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1000ポイントダウンする。さらに、このバトルフェイズ中、このカードはもう1度だけ攻撃できる。
「レベル4のモンスターを3体使って召喚できるエクシーズモンスターだ。正直、これより強力なモンスターは確かにいるが、レベル4モンスター3体程度なら、俺の『RR』ですぐに用意できるから採用している。『ライズ・ファルコン』が表のエースなら、俺にとってこのカードは裏のエースだな」
「今回も無事投稿できた。次回がいつになるかは分からんが、また次回で会おう。それと今回は、活動報告のほうでまたアンケートを取るらしい。時間があれば覗いてやってくれ。後、いつものように誤字・脱字等の指摘を頼む。それでは次回予告だ」
―――次回予告―――
地の文は秋人(CV.岡本信彦)
赤馬の依頼が無事終わり、舞網チャンピオンシップまでの間、時間ができた俺は、ユートと共にある人物の元に向かう。
秋人「もう、関係ないってわけじゃないからな。話すよ。俺たちのこと。だが、心して聞いてくれ。今から語ることは全て、紛れもない事実だ」
次回【遊戯王ARC-Ⅴ アイズの名を持つ龍の主】
『今明かされる衝撃の新事実』
さぁ。デュエルを始めよう。
あ、ちなみにサブタイトルは、遊び心ってやつだからな。