すいません、少し話が短いし強引かもしれません。
非力な私を許してくれ←サ灯墓
デュエルが終わり、ギャラクシーアイズが咆哮と共に消えて行く。その様を見ながら俺はありがとなと口パクで言う。その後デュエルディスクからデッキを取り出してユートに渡す。
「デュエルディスク、借してくれてありがとなユート」
「別に構わない。今隼が余ったディスクを探している。だからすぐに秋人にも自分のが……」
ユートが最後まで言い切ろうしたその時、目の前に黒い何かが飛んで来る。
「うォォッ?!」
それを反射的にキャッチする。危ねえな、当たったらヤバイだろこれ?投げられた物、デュエルディスクを見て、そう思いながら投げてきた人物を探す。
「ふん、すんでの所で受け止めたか」
カツカツと足音を立てながら、暗闇の中から黒咲が現れる。
「おい隼。今のは…」
「いや、いいんだユート。ありがとな黒咲。デュエルディスク探してくれて」
「別に貴様のためではない。ユートに頼まれたから仕方なくだ」
「またまたぁ。全く黒咲さんはツンデrタタタタタ!!痛い!痛いです黒咲さん!!」
ディスクを仕舞い、こっちに近づいて余計な事を言おうとした星野に、
「そういえば隼はいつから見てたんだ?」
ふと気になったのかユートが黒咲に尋ねる。アイアンクローをしながら黒咲は答える。てかあのアイアンクロー痛そうだなぁ……絶対にやられたくねぇ。
「春菜がロンゴミアントを召喚した辺りだ。ロンゴミアントといえばだ」
思い出したようにアイアンクローをやめる黒咲。黒咲の攻撃が終わりう〜と頭に手を当てながら唸る星野に声をかける。
「春菜、お前何故あの時、ロンゴミアントを召喚したターン攻撃しなかった?」
「え?アルタイルの効果を使ったから、ロンゴミアントは攻撃できないんじゃ……」
黒咲のいう事に反論しようとする春菜に、ユートが諭すように説明する。
「確かにアルタイルの効果で『テラナイト』モンスター以外は攻撃できない。だがアルタイルの効果はモンスターに対して発動されているんだ。だからロンゴミアントの3つ目の効果であの時は攻撃できたんだ。」
「まぁ、余り意味はないがな」
黒咲がどうでもいいようにそう言った。そこで一度話が途切れたので、俺は思い切って春菜が使ったカード、ナンバーズについて聞いてみる事にした。
「なぁ、ユート。ナンバーズってここでは普通にあるのか?」
それを聞いた時、ユートは少し難しい顔をした。黒咲もだ。だが、そうだなと2人は話を切り出した。
「別に減る物でもないし、話すか。本来ナンバーズはこの世界には存在しないカード達だ。だが、俺達の先祖、ハートランドの《英雄》『天城カイト』、『アークライト一家』等の伝説のデュエリスト達がこのカード達、ナンバーズシリーズの解析、複製に成功したらしい」
「だが、本来のナンバーズにあったという効果などが一部消失したりいろいろあったらしい。本人達に言わせれば劣化コピーだそうだが、それでも十分すぎる位に強力だと思うがな」
「その口ぶりだと黒咲達もナンバーズを?」
まぁな、と肯定するユート達。よかった。あ、そうだついでに…
「オーバーハンドレッドナンバーズもあるのか?」
それを聞いた直後、黒咲達は驚いたように目を丸くした。そのすぐ後、3人とも無言で俺に詰め寄ってくる。あ、あれ?なんか変な事言ったかな?
「あ、秋人」
「もしかして…」
「オーバーハンドレッドナンバーズを持っているのか?」
3人が俺を取り囲みながら尋ねてくる。
「…持ってる。と言ったら?」
「「「頼む!!俺(私)に見せてくれ(ください)!!!」」」
全員が口を開いて一斉にそう言った。……あれぇ?皆こんなキャラだっけぇ?そう思ったのは俺だけじゃないはずだ。…きっと。
「こ、これがオーバーハンドレッドナンバーズか……!!」
「このラグナ・ゼロというカード、中々の性能だな」
「あ!このグローリアス・ヘイローってカード『テラナイト』と相性いいな〜」
三人がそれぞれが手に持ったカードを見ながら、三者三様の感想を述べる。
今気づいたのだが、ここに来る前までは持っていた2枚持っていたタキオンや、Ark Kightといったオーバーハンドレッドナンバーズは1枚しかなかった。更にいうならオーバーハンドレッド以外のナンバーズが全て消滅していた。更に言うなら『RUM』やカオスナンバーズもだ、だが、その代わりなのか、エクストラ用のデッキケースの中に白紙のカード10枚あった。その内の7枚はカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズなのだろうが、余った3枚だけ心当たりがない。ネオフォトンもあるし。
「すまないな秋人。急にカードを見せてくれだなんて」
そう言いながらユートは俺にカードを返す。別にいいよ。と言って俺もカードを受け取る。なんでもオーバーハンドレッド・ナンバーズは解析ができなくて、複製もできなかったそうだ。まぁ、そこまでできてたらきっとナンバーズが一般で出回っていたんだろう。そこで俺はこう思い、俺は口を開く。
「なぁユート。俺を……『レジスタンス』に入れてくれないか?」
その時、ユートは一瞬目を丸くした。だが、すぐに真剣な顔つきに戻って尋ねてくる。
「……分かってるのか?ここでのデュエルはさっきみたいな楽しいデュエルばかりじゃない。本当に
「だからこそだ。俺はデュエルを……デュエルモンスターズを戦争や、人を傷つける道具として使ってるアイツらを……『アカデミア』の連中が許せないんだ。だって、俺にとって、デュエルモンスターズは……」
目を瞑りながら思い出す。あの時の、初めて俺がデュエルモンスターズをした日の事を。デュエルモンスターズをしていたからこそ出会えた友人達の事を。
「俺にとってデュエルモンスターズは…かけがえのない存在だから」
ハッキリと俺はそう言った。だが、何が可笑しいのか黒咲はクックッと笑う。春菜もだ。
「な、なんだよ。何かおかしいかよ」
ありのままの本心を言ったため少し恥ずかしかったが、それだけにそれを笑われるのはムカついたそれに黒咲はスマン、と謝った。
「いやなんだ。お前がユートと似たような事をいう物だからついな」
そう言いながら黒咲はユートを見る。ユートは恥ずかしいのかプイッとそっぽを向く。
「だがいいだろう。ユート、俺は秋人の『レジスタンス』の加入に賛成する。まだまだ謎の多い奴だが、少なくとも春菜よりは頼りになるはずだからな」
その言われように春菜は少し顔に青筋をたてながら言う。
「ちょっと黒咲さん?それはあれですか?私は頼りにならないって事ですか?」
「事実だろう。未だに自分のカードを把握し切れていない時点で」
ハッキリそう言われてズーンと沈む春菜。それを見てハハッと笑うユート。その表情は晴れやかだ。
それを見て決心したのかユートは俺の目を見据えて言う。
「ーー分かった。これからよろしく頼む。秋人。」
そう言って自分の右手を差し出す。俺はその手をしっかりと握りながら言う。
「ああ!!こっちこそよろしく!!」
こうして俺、桐原秋人はエクシーズ次元の『レジスタンス』に所属する事になった。
次回は主人公を含むオリジナルキャラクターと、エクシーズ次元の世界観の設定を書こうと思います。