遊戯王ARCーV アイズの名を持つ龍の主   作:青眼

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すいませんやっぱり少し強引です。本当に申し訳ない……。


7話 スタンダードへ

「行け!ギャラクシーアイズ!!破滅のフォトン・ストリーム!!」

「うわぁぁぁぁ!!」

 

ギャラクシーアイズが放った光線がアカデミアの屑ーーー『オベリスク・フォース』だったか?ーーーを飲み込んだ。

デュエルが終わり、すぐに使ったカードをデッキに戻す。そして倒した屑が逃げ出す前に、ユート達がデュエルディスクに搭載したシステムを使い、相手をカード化させる。このシステムを知った時、科学の力ってスゲェーー!!と思ったのは記憶に新しい。だがーーー

 

「ったく。どんだけいるんだよ。」

 

ペッと唾を吐きながら悪態をつく。なぜならーー

 

「次は俺だ!!行くぞ!!」

「ハン!かかって来いよ三下ァ!!」

 

ーー今日だけでもう13人、目の前の屑共を退治しているのだから。

 

 

 

「アーーーやっと終わったぞコンチクショウ!!」

 

屑共を殲滅し、漸くカード化させ終わった俺は、カードをディスクから取り出してケースに、仕舞う。

俺が『レジスタンス』に入ってから数ヶ月が過ぎた。だが、入った次の日には隼(呼び捨てでいいと言われた。)に体を作れと言われ、地獄の特訓が始まった。

いや、これは比喩なんかじゃないからな!!時にバニシング・レイニアス3体に襲われ、時にライズ・ファルコンにダイレクトアタックされたり、最終的にはユートも混ざって、ブレイクソードとライズ・ファルコンに襲われた。いや、今考えればよく生き残れたなと自分でも思う程だ。そんな事があり、俺の体はこの世界にくる前よりはるかに丈夫になった。これが俺が『レジスタンス』に入ってからの出来事だ。特訓が終わってからは、俺も実際にアカデミアの連中の討伐に参加した。どれだけ強いのかと思ったが、正直強いのは隊長格クラスの奴らだけで、他は雑魚の集まりだった。だが、ザコはザコなりに頭が働き、数の暴力という物量作戦に出る事もあった。ハッキリいってこれが1番しんどい。なんていったってもう、敵がワラワラ出て来るんだよこれが。まぁ、今で漸く数が減ってきた所で、俺が経験したところ15回ぐらいは戦い続けた気がする。…まぁ、8回を超えたあたりでもう数えるのをやめたから正しい数ではないかもしれないが。

 

「さてと、あらかた片付いたしそろそろ帰るか」

 

俺は疲労した体を根性で動かしながらアジトに戻った。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「うぃーす、ただいま〜そして疲れた〜」

 

ぐだーと帰ってきて早々ホールのテーブルの上に体を突っ伏す。

 

「よっ秋人、どうした元気なさそうだが」

「ん〜〜襲雷か?」

 

突っ伏した顔を上げると金髪のツンツンヘアーの少年が俺の前に立っている。少年の名前は木原襲雷。融合を使わないサイバー流を使うデュエリストだ。最初こそ出番があれだったが、デュエルの腕はユート達と勝るとも劣らない。

 

「いやな。さっきまでアカデミアの連中を駆逐してたんだが、如何せん数が多くてなぁ。疲れたんだよ」

 

それにハハッと笑う襲雷。笑い事じゃねぇってのったく。

 

「あ〜そういやまたデッキ弄ったんだけど相手してくれねぇか?」

「……お前は仕事をして疲れた友人にデュエルを申し込むのか?酷い奴だなァお前」

「別にいいじゃねぇか。デュエルディスクは使わないしさ」

 

はぁ、とため息をつきながらカードを取り出そうとしたその時。ユートが俺たちの前に現れた。

 

「秋人、襲雷。ちょっと来てくれ」

 

開口一番にそう言うユート。その表情は少し焦っているように見える。

 

「どうしたユート。結構焦ってるみたいだけど」

「ああちょっとな。それも説明したいからついて来てくれ」

 

どうやら本当に焦っているようで、俺たちは不満を飲み込んでユートについて行く。付いたのは扉の前に【研究室】と書き殴られている怪しい部屋だ。ユートがドアノブを引いて中に入る。中には隼や春菜もいた。春菜は目の前のパソコンと睨めっこしていて、隼はソファの上で寝ていた。

 

「ユート。こいつは一体…?」

 

部屋の中に広がる景色は、レジスタンスのアジトの古臭い雰囲気ではなく、機械で溢れかえっていた。中でも1番存在感が大きいのは部屋の奥にある大きい機械だ。

 

「あ、秋人さんよく来てくれました〜。も〜疲れました〜」

 

パソコンから目を離し背を伸ばす。その姿はどこか小動物を思わせ、とても可愛らしい。

 

「お、おう春菜。こいつはどういう状況だ?」

「……それは俺が説明しよう」

 

ソファから立ち上がり、頭を掻きながら隼が起き上がる。

 

「大丈夫か隼?まだ寝ていた方が」

「問題ない。十分休んだからな」

 

そう言いながら立ち上がる。なんだか眠そうだな。というか髪崩れないんだな。

 

「それでは、何故秋人達を呼んだか説明する」

 

そう言うと黒咲はすぐに真剣な顔つきに戻る。

 

「俺たちは今まで考えてきた。どうすれば奴ら…アカデミアとの戦いに決着をつける事ができるのか。だが…奴らは次元を越えてやって来る。それで俺たちは常に奴らが何時やって来てもいいよう、準備を整えてきた」

 

だが、と隼は言葉を紡ぐ。

 

「ここの所続く連戦で仲間も疲労しきっている。しかし、ようやく完成した。この『次元移動装置』がな!!」

 

奥のやけに存在感がでかい装置を指差しながら言う隼。

 

「この装置はかの《英雄》、『天城カイト』や『アークライト一家』が、ナンバーズと同時平行で研究していたものだ。以前はこれを使って『アストラル世界』という場所に行っていたようだが、昨日ようやく調整が終わり、アカデミアの言っていた『スタンダード次元』に行けるようになった。俺たちははそこで奴らのボス、『赤馬零王』の息子である『赤馬零児』との接触する。奴の息子を叩き潰し、奴をその場に引きずり出す!!そして必ず奴を倒す!!この長い戦争に終止符を打つために!!」

 

壁を思いっきり殴りつけながら目的を発表する隼。その目、そして発せられた言葉から決意のほどがひしひしと伝わってくる。しかし、そこで隼がだが、と言いながら続ける。

 

「……言いづらい事だがこの装置は使いっきりだ。つまり一度次元を渡ってしまったらここ、ハートランドに何時帰って来れるかはわからない。もしかしたら二度と帰ってこれないかもしれない。その覚悟がある奴はついて来て欲しい」

 

申し訳なさそうに言う隼。ハッ、今更何言ってんだか。

 

「俺はついて行くぜ隼」

「秋人…」

「…俺は数ヶ月前まではここがどこなのかも、何が起こってさも何も分からなかったし、足手まといだったかもしれねぇ。……でも、今は違う」

 

そう言いながら自分の胸を思いっきり叩く。

 

「隼やユートたちに鍛えてもらったし、春菜や襲雷、それにレジスタンスの皆っていう大事な仲間もできた。だから、その大事な仲間のためにも、俺は戦おうと思う」

 

それから一呼吸を入れて改めて自分から頭を下げて頼む。

 

「頼む。俺もその『スタンダード次元』に連れていってくれ」

「俺もだ隼。あいつらとの決着が少しでも早まるなら俺も連れていってくれ」

 

ほぼ同時に頭を下げて頼む俺と襲雷。それを見てああ、と黒咲は了承した。

 

「それじゃ行きますよ。準備はいいですね?」

 

全員が一斉に頷くと、春菜は勢いよくパソコンのエンターキーを押す。すると装置から光が溢れ出す。それが俺たちの体を包み込むと、研究室の中にはもう誰もいなかった。

 

 

 

〜〜〜融合次元 『アカデミア』〜〜〜

 

「ーーそれで例のデュエリストは本当にあのドラゴンを使っていたのだな?」

 

玉座にどっしり構えて座っている男が、報告にきた男にそう尋ねた。

 

「はい、間違いありません。検知器や逃げ帰った者からの報告から確かかと」

「そうかフフフ」

 

それを聞いた男が不敵に笑う。それを見て報告した者が解せない様に首を傾げる。

 

(そうか、ついにあのドラゴンが。ククク。これは計画(・・) を進ませなくてはな)

 

報告にきた者に下がれと命じ、男は玉座から立ち上がる。そして通信機器のようなものを取り出す。

 

「……私だ。ユーリか?そうだ、計画を1段階進ませる。そこでお前にはあるカードを奪ってきてもらいたい。そうだ。奪うだけでいい(・・・・・・・) 持ち主の安否までは考えなくていい。そのカードの名は……」

 

 

銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン) だ」

 

そう男、アカデミアのボス、『赤馬零王』は顔に笑みを浮かべながらそう言った。

 




と、いうわけで次回からようやくスタンダードへ突入です。

そういえば皆さんは新しいリミットレギュレーション見ましたか?私は見て『征竜全滅さまァww』と思いましたすいません。

それから最近、レッドアイズが急に強化されて驚きが止まらない日々。いいぞKONAMIもっとやれ(^O^)/

そして、お気に入り登録してくださった540人近い読者の皆様!!感想・評価してくださった読者の皆様!!本当にありがとうございます!!これからも『遊戯王ARCーⅤ アイズ名を持つ龍の主』をよろしくお願いします!!
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