《世界で唯一》だった男のアルドノア・ゼロ   作:匿田 名作

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どうも初めまして、戦場のMoCHiです。
グダグダになる可能性大だとは思いますけども
どうぞ、よろしくお願いします。


第零話 出会い

「箒ぃいいっ!!」

 

彼は刀を捨てて一直線箒へと向かう。最後のエネルギーをすべて使っての瞬時加速。

 

(頼む!間に合ってくれ!!)

 

視線の先では福音《シルバリオ・ゴスペル》が一斉射撃モードに入っていた。

標的はエネルギー切れ寸前の箒だった。

 

(頼む!頼む、白式!頼むっ!!)

 

スローモーションの世界で、彼は、光弾が放たれるのを確実に視界で捉え、そして次の瞬間に・・・

 

福音と箒の間に割って入った。

 

「ぐああああっ!!」

 

箒をかばうように抱きしめた瞬間、

福音の爆発光弾が一斉に背中に降り注いだ。

エネルギーシールドで相殺し切れないほどの衝撃が何十発と続く。

 

「かはっ!!?」

 

光弾の数発が、装甲のない喉と顔に命中する。

ぐらりと、彼の上体が傾く。

そして追い打ちをかけるようにさらに多くの光弾が彼に降り注ぐ。

もはや絶対防御は機能しておらず、ISの装甲は鉄屑と化していた。

 

「ッ!!!」

 

声にならない悲鳴。

自分の身体が焼き払われる感覚。

 

(あぁ、俺は死ぬのか・・・)

 

直感で彼はそう感じた。

 

「い、一夏・・・?」

 

彼が箒の顔を見るとその顔は悔しさと悲しさであふれていた。

手を伸ばしても、箒の手は彼には届かなかった。

 

「箒、最後までいれなくて・・・ごめんな・・・・・・」

 

「一夏ぁあああああああああああ!!!」

 

(もっと俺が強ければ・・・―――)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Damage Level ・・・・E.

Mind Condition ・・・・Uplift.

Certification ・・・・Clear.

 

《ALDNOAH DRIVE》・・・・Active.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――・・・・・・

 

 

(俺は何をしているんだろう?)

 

彼、織斑一夏は茫然としていた。

誰もいない空間で、

ただただ、茫然と意識の海を漂っていた。

 

(さっきまでみんなと一緒に福音と戦っていたのに・・・

 俺は死んだのか?

 何もできずに?

 みんなを守りたいなんて言っておきながら?)

 

(箒たちや千冬姉に顔向けできないな・・・)

 

もう一度、

もう一度だけでも守りたい。

大切な仲間を、

誰かの意思を・・・

そう、彼は心から願った。

 

(ごめんな、白式。こんな頼りないやつが操縦者で、)

 

もう彼には明確な意識は残っていない。

わずかな願い、意思が、彼という人間を保っていた。

 

―――そんな生死の境で、澄んだ声が聞こえた。

 

「力を欲しますか・・・・・・?」

 

「え・・・?」

 

「あなたは力を欲しますか・・・・・・?」

 

彼にとっては願ってもないことだった。

この騎士のような風格をした女性は、自分に力をくれるというのだ。

いつもの彼なら、もっと迷っていただろう。

ただし、今彼を突き動かすものは仲間を守るための力を得るための意思。

刹那も迷うことはなかった。

 

「あぁ、あるものなら。それでみんなが守れるなら・・・な」

 

そして彼は純白の騎士と契約を結ぶ。

 

 




いかがだったでしょうか?
不定期な短文投稿になるかもですけど、ぜひよろしくお願いします。
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