戦闘描写は読んでて楽しいですが、書き手は地獄だと思い知りました。
ではどうぞ!
彼、織斑一夏は上空で被害状況を見て、自分なりに分析してみた。
(たぶん真ん中の紫色のやつが敵になるんだよな・・・)
一夏は破壊活動を行っている紫色の機体を敵と判断した。
そして白式にその機体のデータを映し出させる。
(ニロケラス・・・か。うわっ!この特殊なバリアなんてどう攻略するんだよ!?)
そのバリアというのは触れるものをすべて吸収するものだった。
つまりは弾丸や物理攻撃も通さないということだ。
下ではそれを証明するように、おそらく味方である機体の銃弾をすべて吸収していた。
(あんなバカでかくて、無茶苦茶なバリア張ってるなんて、どうすれば・・・
いや、考えるのは後でいい、今はあの戦っているロボットの中にいる人を助けないと!)
そう自分に言い聞かせて、一夏は急降下した。
ドドドドドドッ
ガガガッ
ひたすらに銃撃音が響く市街地。
彼らは今、そこに身を置いている。
大切なものを守るために。
(ナオ君・・・)
彼女もその中にいた。
貝塚ユキ
大切な家族、弟を守るために、このアレイオンで戦場を駆る一人だ。
目の前の敵を倒し、生還しなければならない。
ただし彼女は今回、生きて帰ることができないと直感した。
目の前で次々と建造物や味方の機体がやられているところを見ると、
もはや恐ろしさを通り越して、現実感のない映画を見ている感覚にさえなっていた。
(せめてここで足止めだけでも・・・)
そんな中、指示がだされる。
「民間人の保護をしろっ!!」
その声を聞き、前のディスプレイに目を向けるとそこには敵に襲われている少女がいた。
「り、了解!」
指示に従いすぐさま走り寄り保護するも、敵が追ってくる。
まるで少女を逃がさんとするかのように。
(どうすれば・・・
このままじゃ追いつかれる・・・!!)
その時、事態が急変した。
何かが敵の機体に向かっていく。
それも超高速で。
真っ白いそれは戦っている地球側の人間には、天使のように映った。
一夏は敵の機体、ニロケラスに向かっていく。
敵に当たったら恐らく消滅してしまうと考え距離は考えながらだが・・・
(とりあえず味方の機体と通信できるか試さないと・・・・
・・・・っと、できた!)
一夏はオープンチャネルで地球軍の機体に指示を送った。
「みなさん、聞こえますか!?聞こえたらそのまま指示を聞いてください!!
今俺がこの紫色の機体の周りでおとりになるんで、皆さんは急いで退避してください!!
速くっ!!」
そう指示を送ると、味方の機体がどんどん退避していく。
彼らは指示を聞いたみたいだ。
(ふぅ、とりあえず安全は確保っと。
でもやっぱりこのままじゃこいつを倒せない・・・何か方法を考えないと・・・!)
一夏はそんなことを考えながら、敵の周りを衛星のように回っている。
データを見る限り武器はないようだったので、食らうことはないと考えての判断ではあるのだが、
こちらも攻撃できていないので半硬直状態である。
もちろん自分以外の味方は全員退避してるので、援護はないものと判断する。
(あのバリアの攻略方法がどうしても思いつかない・・・・・・
ん?バリアか・・・)
「あ!そうか!!あれならいけるぞ!!」
一夏は何を思い立ったのか自身の武器である刀《雪片弐型》を手にし、
敵に真正面から突っ込む。
「うぉおおおおおおおおおおおおおお!!!」
敵は一夏を脅威とみなさず、立っているだけだった。
バリアが発動すれば全然問題ないからだ。
そう、バリアが発動すれば。
「ぶっとばしてやるッ!!!」
彼はニロケラスの顔面を雪片で串刺しにしていた。
バリアを無効化させて。
そう、零落白夜を発動させてエネルギーフィールドを貫通したのだ。
・・・いわゆる脳筋な戦い方ではあるが・・・
しかし敵もただでは落ちない。
顔面を刺されてなお、動いて一夏を消し飛ばそうとしたのだ。
(まずい!このままだと!!)
雪片を引き抜いて切り裂けばいいが、その雪片が敵の装甲に引っかかって引き抜けない
絶体絶命である。
(こんなに早くもう一回死ぬとは・・・・)
(いや、俺は・・・あきらめないッ!!)
「ここで負けたら男じゃねぇッ!!終わりにしてやるッ!!」
イグニッションブーストで雪片をつかみながら一気に後退、
そして・・・
「今度は・・・逃がさねぇええええええ!!!」
一瞬だった。
零落白夜のレーザー刃でニロケラスを真っ二つに割った。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
(正直だめかと思った・・・)
一夏が命のやり取りをするのはこれで三回目だったが、
いまだに慣れない・・・というか慣れてほしくないようだ。
(さて、さっきの人達をあんまり待たせたら危ないな。すぐに向かおう)
一夏は先ほどの少女の場所まで戻るために白式で全速力で駆けた。
「戻ってきましたよ、この通り、無事です」
一夏は少女の無事を確認し、一息ついた。
とりあえず何とかなったと安心する。
「はい、こちらも問題ないです!」
少女も一夏の無事を確認して満足そうにしている。
「えーっと・・」
「セラムです。セラムって呼んでください」
「あぁ・・・えっとセラムさん」
「はい、なんでしょう?」
(えーっと何から話せば
ってそうだ!!)
「出撃前の話なんですけど・・・」
「はい?」
「輸送車両の場所がわからないから、俺のISに乗っていきましょうっていう話ですけど・・・」
「ぜひ、乗らせてください!!」
「あ、はい!わかりました。では失礼します・・・」
そういいながら一夏は、
「わわっ!」
彼女をお姫様抱っこした。
「ちょ!お前姫さ・・・セラムさんに何をしている!?」
「いや何って・・・お姫様抱っこ?」
「『お姫様抱っこ?』じゃない!!どこまで無礼を働けば・・・・」
「あ、でもこれじゃあエデルリッゾさんが運べないな・・・」
一夏はしばらく考える。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「よし、これで行こう」
結果、二人をそれぞれの腋に抱え込んで飛行することになった。
「お前!!何のつもりでこんなこと!」
「いちいち文句言うなよ・・・これでも考えたんだぜ?」
「まぁまぁ、それしか方法がないのなら仕方がありません。お願いできますか?」
「はい、わかりました!落ちるといけないのでしっかりつかまっててください」
「はい!それではお願いします。」
一夏はハイパーセンサーで人が多いと認識した、フェリー埠頭へと向かった。
同刻 某所にて
「あーー!!いっくん発見!!
いや~コアネットワークさまさまだねっ!」
彼女の名は篠ノ之束。インフィニット・ストラトスの開発者である。
「まさか別世界に飛ばされるなんて、いっくんもたいへんだな~」
(まっててねいっくん、これから助けてあげるから・・・!)
さまざまな思いが交差する。
グダったところがあったらぜひ教えてもらえるとたすかります!
以上!ありがとうございました!