ちょっと書き方を変えてみました。
ではどうぞ!
弟がいなくなってしまって一日が経とうとしている。
大切な弟で唯一の家族である一夏が、
福音の攻撃を受けた後、跡形もなく消え去ってしまったのだ。
篠ノ之箒もほぼ同時刻に失踪してしまった。
(一体どうなっているというのだ・・・)
一夏がいなくなった時には大変だった。
セシリアはものを言わなくなり、
鈴は幼児退行してしまった。
ラウラは自分のせいだとひたすら自分を責め続けた。
シャルロットは特にひどく、海に身を投げようとした。
(本当に、私たちはどうなってしまうのだ・・・?)
私はいい姉とは決して言えないような人物だった。
そして今も、姉としての責務を果たせていない・・・。
本当なら海の中を潜ってでも探し出してやりたいのに、
教師や世界最強の立場が邪魔をする。
行動の枷になってしまっていた。
(こんな時に何もできない私は・・・姉として失格だ・・・ッ!)
海に浮かぶ夕焼けを見ながら一夏との思い出に耽ることしかできなかった・・・。
同刻
私、篠ノ之束は現在失踪しているいっくんと
さらにあとを追うように失踪したほうきちゃんの捜索の最中なのだ!
「地球と火星の戦争ね・・・きょーみないわ」
「・・・でもこのアルドノア・ドライブっていう古代文明には興味あるかなー?」
いっくんの座標はもうつかんだんだけど、ほうきちゃんの座標がつかめない・・・
「東京かなー?大阪かなー?それとも無限に広がる大宇宙かなー?」
ネタのつもりで宇宙にカーソルを合わせてみた。
「って、ほんとに無限に広がる大宇宙にいるの!!?」
冗談で言ったはずの無限に広がる大宇宙にほうきちゃんがいる説が
正しいって証明されてびっくりだよ。
「いっくんはしばらく大丈夫そうだけど、ほうきちゃんがちょっと心配かなぁ・・・」
ま、いっか!
とりあえずは何とかなりそうだし、
でもせっかくだからもうちょっと実験させてもらおうかな・・・?
うふふっ!
ぱらりろぱらりらぺろ~♪
唐突に自分の携帯電話から流れ出すゴッド・ファーザーのテーマ。
親友である織斑千冬からの電話である。
「こ、この着信音はぁ! トゥッ!」
大ジャンプ。もとい、携帯電話にダイブである。
周りのこと?気にしない、気にしない!
「も、もすもす?終日?」
「あぁ・・・・・・」
おや?ちーちゃんがかなりブルーだ。
いつもならコンマ一秒と満たさずに切るのに、
あ、そうか。
「あ、ちーちゃん?いっくんはみつけといたよー」
「あぁ・・・一夏のことなんだg・・・って何?それは本当か!!?」
「うん、座標データから精神状態まで、きっちりモニタリングしてるよ」
「で、一夏はどこにいるんだ!?」
まくしたてるちーちゃん。
別にそんなにあわてなくてもいいのに。
「こことは違う次元。
恐らく干渉は束さんレベルにならないと不可能な領域にいるよー」
「も っ と 簡 潔 に 説 明 し ろ !!」
「うえへぇ、ちーちゃんが怒ったぁ!
・・・・・・で肝心の場所だけど、地球と火星が争う世界、アルドノアがカギとなる世界
・・・ていってもちーちゃんわからないk「アルドノア・・・・・ドライブ・・・」―――!!?」
「ちーちゃん!!?その単語、どこで聞いたの!!?」
ちーちゃんが知らないはずの単語が出てきた。
それも思い出すように、
恐怖に襲われるようにつぶやいていた。
「前に一夏が言っていたんだ『白式に積まれている、《ALDNOA・DRIVE》ってなんだ?』って・・・」
「!?」
「思えば前から疑問に思っていたんだ、白式に妙な排出口が少しついた時から・・・。
それに一夏が福音に殺された時に、その排出口から妙な光があふれ出ていたんだ」
「うそ・・・白式にアルドノア・ドライブが・・・?
私はそんなものは積んでいない!
もし積んでいたとしても、いっくんに起動できるはずがない・・・!あれは・・・!!」
「・・・まあいい。一夏と篠ノ之の生存が確認できただけでもかなりの成果だった。
ありがとう、束。
そして、これから頼むぞ」
「・・・まぁアルドノアのことはともかく、いっくん達と連絡が取れるようにはしておくよ」
「そうしてもらえるとありがたい、それじゃあ頼んだぞ」
ぷつっ、つー、つー・・・
電話が切れる。
ちーちゃんの事だし、かけなおすことはないだろう。
「さーて、作業の再開をしないとだね!」
いっくん、ほうきちゃん、頑張って・・・!