第五話目です!
「ふう、とりあえずつきました。」
織斑一行はフェリー埠頭まで到着した。
白式の性能のおかげで結構予定より早く着いたようだ。
「ひとまずは安心できそうですね」
思えば一日のうちにいろんなことがあったなと思い返す一夏。
臨界学校を楽しんでたこと思えば任務に駆り出され、
駆り出された任務先で死んだかと思えば生き返り、
もとに戻るかと思えばそこは全然知らない場所。
一夏は内心かなり疲れていた。
―――本当に帰れるのか?
その思いがひっきりなしに頭の中を回り続ける。
が、スレインの一言で現実に帰る。
「それより一夏、着いたはいいけど、これからどうするんだ?」
「・・・・・・あ」
「「「」」」
一夏の先を見ずに行動してしまう癖はいまだ治っていない。
「ちょ、ちょっとそこの人に聞いてくるな!!」
「逃げましたか?」
「逃げましたね・・・」
「逃げたな・・・っ!」
三者三様の反応を、一夏は振り切って近くにいる少年に声をかける。
「おーい、そこの人!!
・・・・って今朝の人じゃん!さっきはありがとな!」
「あ、どうも・・・
ここまでこれたんですね」
一夏が声をかけたのは今朝道を教えてくれた、伊奈帆だった。
「あぁ、なんとかな。で、またあなたに道を聞きたいんだけど・・・」
「・・・伊奈帆です」
「・・・あ、名前か。そういえば紹介まだだったな。
俺は織斑一夏。伊奈帆でいいんだな。よろしく!」
一夏と伊奈帆が自己紹介を済ませると、
「おーい一夏!どうした?何かあったか?」
スレインらがちょうどいいタイミングで一夏に合流した。
「あ、ちょうどいいところに―――
一夏説明中・・・
「伊奈帆さん、ですか。こちらもよろしく」
「私もよろしくお願いします!」
三人の紹介が終わったところで、スレインが本題に入る。
「で。一夏、道のほうは聞けたのか?」
「あ、忘れてた・・・」
「「はぁ・・・」」
いつぞやと同じようにエデルリッゾと一緒にため息をつく。
すると、
「民間人を乗せたフェリーはすでに出航しているので、
恐らく軍用の艦に乗ることになると思います。
場所がわからないと思うので、僕についてきてください」
伊奈帆が親切にも道案内をしてくれることになった。
一夏にとっても大助かりなわけだが・・・
だが、ここでふと疑問を思い出す。
「そういえば前々から疑問だったんだけど、
この世界に《インフィニット・ストラトス》ってのは
存在しないのか?
さっきでっかなロボットみたいなのが戦ってたけど、
あんなのわざわざ使わなくても、ISだったら―――」
「・・・・・・その話、《IS》を含めて詳しく聞いてもいいですか?」
「・・・え?」
一夏はこの世界の現実を知ることになる・・・。
同刻 ザーツバルム揚陸城にて
「ブラドの奴が地球に余計なちょっかいを出している・・・。
篠ノ之箒、そなたに私より命を下す。
奴を倒してもかまわん、止めてこい」
「わかりました。仰せのままに―――」
ブラドは、装備が近接ビームブレードのみの機体、《アルギュレ》の
操縦者である。
「―――あ、あともう一つ・・・
お前はあのトリルランを倒した、《白い悪魔》の事は知ってはいるか?」
「・・・いえ、その《白い悪魔》とは・・・?」
「お前とよく似た白いカタクラフトを用いる剣士だ。
何か知っているか?」
「(まさか一夏・・・?)・・・いえ、私は存じません」
「・・・そうか。まぁいい。
任務を遂行しろ。それだけだ」
「はっ!!」
彼女は内心疲れていた。
いつまでこの男のいうことを聞いていればいいのか、
しかし裏切るスキを今か今かと待ち望んでいた箒にとってこれは絶好の機会だった。
一夏に会える・・・!
その思いだけが今の彼女を動かす。
たとえどんな苦悩が待ち構えようとも
彼女は姉がくれた翼を捨てない―――。
あぁああああ・・・
収集つくんだろうかこれ・・・?
まぁ一期分は書き上げたいと思ってます!