《世界で唯一》だった男のアルドノア・ゼロ   作:匿田 名作

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とある事情で時間稼ぎを強いられた作者が送る本作品初の番外編です
※スレインがキャラ崩壊

ではどうぞ!


番外話 互いの執着

僕、スレイン・トロイヤードは窮地に立たされていた。

 

「絶対にこっちのほうがいいだろ!?」

 

「いいや、ここは君でも譲れない」

 

互いに意見を主張してどっちも聞く耳を持たない一夏と伊奈帆。

どうしてこうなったんだ?

僕はどこで間違えた・・・!?

 

 

 

 

事の発端は数分前にさかのぼる―――

 

 

 

 

僕はふと何かを思い立ったか二人に質問を投げかけた。

 

「一夏と伊奈帆って兄弟や姉妹っているんですか?」

 

兄弟がいない僕にとっては興味がわいても不思議ではないことだ。

親族は数年前に他界し、今は肉親一人いない僕は家族の温かさを知らない。

そんなことからの些細な疑問だった。

 

「あぁ。俺は姉が一人だな」

 

「僕も姉一人ですね」

 

「へぇ、二人ともお姉さんが・・・」

 

これは驚いた。二人とも家族構成が似ていたのか。

しかもよくよく話を聞くと二人とも家で姉と暮らしていて、姉は学校でも生徒を教えたりしているようだ。

偶然というのはあるものだなぁと、ちょっと遠い目をしながら・・・。

 

―――そんなときだった。

 

 

「いつもは千冬姉がいて言えないけど、クールでお姉さまみたいな千冬姉っていいんだよなぁ・・・」

 

 

一夏が爆弾を投下した。

まさかのシスコン発言!

まともな奴とは初めから思ってなかったけどここまでとは・・・

つっこっみ役は伊奈帆と僕とエデルリッゾさんで固定な気がしてきた。

 

「・・・ッ!・・・・それは聞き捨てならないな・・・」

 

お、さっそく突っ込みを入れるのか、伊奈帆も負けじと―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――姉はちょっとドジっ子で可愛くあるべきだ」

 

 

追加爆撃を行った。

 

 

 

やめて!もう僕のライフはもうゼロです!

マイライフ・ゼロです!かんべんしてください!

 

 

・・・だが事態は思ったより悪化していた。

なぜか二人とも険悪なオーラを纏いはじめた。

 

 

 

「なんで伊奈帆にはわからないんだ!あのきつい目線で射抜かれる悦びを!

 なぜ分かち合うことができないんだッ!」

 

「なぜ一夏はわからない・・・あの癒されるような笑顔を・・・!

 なぜ・・・・ッ!!」

 

 

えー・・・・。

僕からしてみればずいぶんとくだらない言い争いだけど・・・

 

 

「あの出席簿に叩かれた時の痛みと同時に感じる快楽をなぜッ!!?」

 

「あのむくれ顔でこっちを見てくる小動物のようなかわいさをなぜ・・・!?」

 

 

 

「あのー・・・ふたr「「スレインは黙ってて」」アッ、ハイ」

 

 

 

 

だめだこの人達・・・

 

 

 

――――――現在

 

 

思い返してみてもばかばかしい話に思えるのだけど、

いまだ険悪なムードを放っている二人を見ると実は案外大切な話をしてるのかもしれない。

姉というものはそこまで弟を狂わせるものなのか?

あとでグーグルで検索でもかけてみよう・・・

あ、火星の爆撃でそれどころじゃないのか・・・

 

おのれ火星!!(錯乱)

 

 

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