大まかなストーリーが決まっても、書くの難しいですね(汗
言い訳はここまで! どうぞ!
後、今回は神視点です。
トーカは赫子を出してカネキに攻撃を仕掛けるが、カネキはただ攻撃を避けたり防御するだけで、全く手を出さない。
「トーカちゃん、やめよう。こんなこと……」
「うっさい!」
トーカの赫子の勢いが増していく。
「アンタが私を心配してくれる様に私もアンタが心配なんだって何で気がつかないんだよ!」
「……知ってるよ」
「!」
「四方さんもヒナミちゃんも……皆、僕のことを心配してくれているのは知ってる。でも、皆は…トーカちゃんは巻き込みたくないんだ」
カネキは頭の中で過去の出来事を思い返した。……カネキは誰よりも大切な人が失われる悲しみを知っていた。大切な人をこの手で傷つける事だってあった。
「僕が皆の盾になる。僕が皆の刃になる。僕が……」
「だから、アンタのそういう所が嫌いなんだよっ! クソカネキ!!!!」
射撃された赫子は見事にカネキに被弾し、カネキが怯む。
「がっ! ぐっ!」
「仲間を自分1人で守る、とかそんな甘い事考えてんの? 自分を漫画のヒーローとかに置き換えているわけ?」
「!」
「悲劇を経験したからこそ人の不幸を見たくない、だから自分を犠牲にして皆のために戦う正義の主人公みたいに…………」
「そんなわけないだろっ!!」
「!?」
カネキは叫んだ。
「漫画に出てくる正義の主人公? そんなのなれるならなりたいよ! 皆を守っていきたいよ! でも、僕は……《喰種》だ。……この世界にいる事が罪の存在だ。この世界の悪だ」
「……………………」
「この世界は間違っている。それを変えようとするために頑張ってるんだ。そんな……すべてを解決できる様なヒーローになれるならなりたいさ」
「……出来ないからこそ戦わないといけない時もあるんだ! 私と戦え!!」
トーカはカネキに高速で接近してきた。
「私だって何もしてこなかったわけじゃない。赫子ならアンタの方が上かもしれないけど……」
トーカはカネキの足を払い、思いっきり殴り飛ばした。
「うがっ!」
「色んな人たちに訓練してもらっているんだ。体術なら負けない」
カネキは殴り飛ばされた瞬間をもう一度思い出していた。
(あれは間違いない。今でも思い出す……)
『遅いぞ、童(わっぱ)!! 拿ッッ!!!』
(威力はまるで違うけど、あれは……鯱の!)
「ぐっ……」
(体が痺れる……思う様に動かない)
カネキはゆっくりとふらつきながら立ち上がった。
「強くなったんだね……トーカちゃん」
トーカは何も言わず、カネキをじっと見つめる。
「でも……負けられないな。今回ばかりは…………」
カネキは口から吹き出た血を拭って、赫子を出現させた。
「トーカちゃん、君を巻き込まないためにも」
「やってみな!」
トーカが猛烈な勢いでカネキに突っ込み、カネキは3本の赫子を盾の様に構えた。カネキが見切れないほどの速度で動く相手に最初から『躱してカウンター』という選択肢はカネキには無い。
勝負はトーカのこの一撃で決まるのだ。
「だあああああああああああああ!!!!!」
「っ!」
とてつもない衝撃がカネキを襲う。脳も激しく揺れて意識が混濁する。その状況にカネキは防衛反応が働き、通常の戦闘の時の様にもう1本の赫子でトーカを殴り飛ばした。
「……!!」
「あっ! トーカちゃん!」
カネキが気づいたときにはトーカは建物から落下していた。15階もある建物から手負いの状態でちゃんと着陸できなかったら、喰種といえども大事態だ。慌ててカネキはトーカを追って飛び降りた。そして落下しながらもトーカをなんとか掴んだ。
「よし……後は……………!?」
そのとき、トーカがカネキを思いっきり抱きしめてきた。もちろんこの状況で愛情表現なんてわけは無い。
「この下、実はマンションのプールなんだ」
「!?」
トーカはそこで満面の笑みをカネキに向けた。
「一緒に泳ご?」
「……ああ、騙された」
カネキは観念し、困った様な顔で笑い、そして……
ザッパーーーーン!!!!!
カネキを襲った衝撃はいとも容易くカネキの意識を刈り取った。
はい、微妙な決着ですみません(汗
かといって、トーカちゃんが実力でカネキに勝つのは何だし……
何で鯱の技が出たかは、まだ秘密なのだ〜